山口雅也のレビュー一覧
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アンソロジーは、初読みの作家さんを手に取るきっかけにもなるのだけど、今回は、お馴染みの作家さんに大軍配な感じ。
「ウシュクダラのエンジェル」
他の国の宗教や慣習を安易に批判・否定するわけではないのだけど、なんとも切ない展開だった。そういうお話に、京介の語り口がやけに似つかわしい。
「禁じられた遊び」
ずっと綸太郎パパの入院話で、どんな事件に関わるのかと思ったら。
あの映画を一ひねり二ひねりした展開はさすが。
でも、名探偵の本領発揮はなかったような(笑)
「詩人の死」
なんていう毒を含んだ作品なんだろう。
いかにも葉村晶、いかにも若竹七海。
「バルーン・タウンの裏窓」
懐かしのバルーン・タ -
Posted by ブクログ
シリーズ第一弾が面白かったので、書店に並んでいた第三弾をゲット〜(OvO)第二弾は在庫がなかったんだぜ!
第一弾はコージー・ミステリーに分類したくなるようなライトな事件ばかり扱っていたんですが、第三弾は一転してゴリゴリの殺人事件がテーマの中編二編を収録しています。
…だいぶ前に読み終わってたのに、ログ残してなかったから感想書きづらいな…(^^)
とりあえず、リビングのソファに置いてあるこの本の帯を見た母親が、「すべての婚活女子に捧げる小説ねえ…」と、思わせぶりに読み上げたのはずっと覚えてるだろうな、うん(笑)。
◉見合い相手は水も滴る◯×△?
…大学院から水族館に出向している将来有望 -
Posted by ブクログ
ネタバレファンタジックな要素もあるが伏線やどんでんもあるので
ミステリーホラーな立ち位置の7編。
同著者の「PLAY」と似た立ち位置だが
1編1編が短い分シャープにまとまっている印象。
以下激短ネタバレ感想。
■I 蒐集家(コレクト・マニア)たち
1 孤独の島の島
→不完全燃焼です
2 モルグ氏の素晴らしきクリスマス・イヴ
→ミルズが全部悪いです
3 《次号につづく》
→ここだけ最後がFADE OUTでないのが心憎い
■II 映画狂(シネ・マニア)たち
4 女優志願
→ファンタジーです
5 エド・ウッドの主題による変奏曲
→完全にエド・ウッドです
■III 再び蒐集家(コレクト・マニア)たち
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Posted by ブクログ
ネタバレファンタジックな要素もあるが伏線やどんでんもあるので
ミステリーホラーな立ち位置の4編。
共通項が「遊び(PLAY)」となっております。
以下少しネタバレ感想。
▼ぬいのファミリー(ぬいぐるみ)
優秀な外科医と気弱な父親という二面性のある主人公。
ぬいぐるみのコレクターである。
ぬいぐるみのことを「ぬいさん」と呼ぶ。きもいです。
結末は中盤で予想できるが描写はされてない。
いつか死ぬでしょう常識的に考えて…
主人公の職業的に防腐処理可能なのか。
▼蛇と梯子(ボード・ゲーム)
インドに家族で住む主人公。
妻は海外赴任に不服。息子は落ち着きがない。
というかある日より猿っぽくなる。なぜ!
地 -
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ネタバレ「遊び」をモチーフにした短編集。ミステリーというよりホラーの要素が強いかも。
1話目の「ぬいのファミリー」、2話目の「蛇と梯子」はそうでもなかったけれど、3話目「黄昏時に鬼たちは」、4話目「ホーム・スウィート・殺人(ホミサイド)」はホラーとして良作。とくに3話目はミステリーとしての要素も入っていてとても楽しめました。
後半2作がおもしろく感じたのは、より身近な題材を扱っているからではないかと。もしかしたら自分の身の回りに起こるかもしれない、でもほぼ起こり得ない出来事だからこそ、作品内の出来事と現実とのギャップが恐怖に繋がるのでしょう。
ちょっとしたところだと3話目で登場した子が4話目 -
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読み始めてから気づいたけれども、以前にこの小説のゲーム版(どっちが先かはわからないけど)を見たことがあった・・・
トリックは忘れていたから普通に楽しめたけれども。
ゲームブックとかいうもので、小説中に出てくる選択肢を自分で選んで、その選択肢に見合ったページに移動して読み進める。
子どものころに児童書でこの仕組みのものを楽しんだことはあるけど、小説の文庫本であるとは思わなんだ。
「ゲームブック」という作りが変わっているし、小説の舞台も独自の設定(探偵制度のあるイギリス)だけど、ストーリーやトリックはイロモノではないので自分で推理も可能。
三人の探偵それぞれが、それぞれ違う解決を