山口雅也のレビュー一覧
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山口作品は一通り読みたいなって位には好きなんですが、ホラー色?パラノイア色??の強い短編が目立つ本作は、ちょっと箸休めなテイストでいただきました。
謎解きらしい謎解きはないですね〜。どっちかっていうとメタ感強いので、メフィストスキー寄りですかね??(ざっくり。特に【次号につづく】と【人形の館の館】のハズし方はね〜色々ギリギリです(笑)。嫌いじゃない(笑)
【だいぶ前に読んだからものすごいざっくりしてる内容紹介】
◎孤独の島の島…漂着物のコレクターという変わった趣味を持つ女性。彼女が隠し続ける恐ろしい過去の秘密とは?
◎モルグ氏の素晴らしきクリスマスイブ…パッとしない人生を送り続けていたモルグ氏は、初めての素晴らしいクリスマスの夜を恋人とともに過ごすーーはずだったのだが。
◎次号につづく…首を切断されるという猟奇殺人が静かな町で発生した。自分が愛読するコミックに出てくる悪役の仕業に違いないと信じ込む少年が、怪しい隣人を見張った夜、その隣人が首を切断されて殺害されてしまう。
◎女優志願…女優を夢見るメイドに、バーテンダーの顔をした悪魔が囁く。「スターの顔をあげよう。ただし、君のその醜い顔と体を代償としていただく」ーー果たして、メイドの数奇な末路とは?
◎エドウッドの主題による変奏曲…うん←
◎割れた卵のような…幼児の連続転落事故と、突然増えだした流浪の人々の因果関係とは。
◎人形の館の館…人形の館で殺された女性の死体が消失し、別の場所で発見されるという不可能犯罪が発生。 -
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ネタバレ〇 概要
垂里家の長女,垂里冴子は才色兼備の大和撫子。小説家志望で小説を書いている彼女は,これまで,何度もお見合いをしているが,なぜか,事件に巻き込まれてしまい,謎を解くはめになる。
お見合いとミステリという異色の組合せのエンターテイメント・ミステリ
〇 総合評価 ★★★☆☆
お見合いとミステリという組合せこそ異端だが,内容はいたってフェアでまっとうなミステリ。
中編が2つ収録されており,どちらもよくできたミステリなのだが,まさによくできたミステリ止まり。第1部の方は,首飾りを解剖して何もないことを確認したペンギンの死体に,改めて隠すという古典的な隠し方を生かしたミステリ。見せ方がうまいので読める作品になっているが,アイデアは使い古されたもの。
第2部に至っては,死体の入れ替え(お手伝いの死体を麻衣子の死体に見せかけている)と,ダイイングメッセージ。ダイイングメッセージもそれほどひねったものではない。犯人が刑事という点にややサプライズがあるが,ミスディレクションになる人物がいないので,そこまでの驚きもない。
トリック・プロットは陳腐だが,設定の上手さと書き方の上手さでそれなりに読める作品に仕上げているのは,さすが山口雅也というところか。★3で。
〇 サプライズ ★★★☆☆
よくできたエンターテイメントではあるが,サプライズ要素はあまりない。第1部では,見合い相手の鯨井がミスディレクションになっているが,真犯人が海野と分かっても,それほど驚けなかった。第2部は,犯人が清野刑事であることはそれなりに驚ける。お手伝いの矢沢理香が,麻衣子に見せかけられて殺害されていたという点もそれなりに驚けるのだが…フェアなミステリだけにそこそこの驚きでしかない。★3。
〇 熱中度 ★★★☆☆
中編二つ。どちらも楽しく読めるが,先が気になってやめられないというほどでもない。
〇 インパクト ★★☆☆☆
お見合いとミステリという組合せのインパクトはあるが,シリーズ三作目ともなると,そのインパクトも薄れがち。内容は,お見合い要素以外はいたってシンプルなミステリ。
〇 読後感 ★★★☆☆
軽いエンターテイメントであり,悪くもないがよくもない。
〇 キャラクター ★★★☆☆
垂里一家のキャラクターは面白いし,服部家やトーキョーサムなど,それなりに魅力的なキャラクターが出ているのだが…。垂里冴子シリーズと日本殺人事件シリーズのキャラの共演といっても,どちらもマイナーすぎてあまり盛り上がらない。そこそこ
〇 希少価値 ★★★☆☆
かつて,テレビドラマになったこともある垂里冴子シリーズだけど,さすがにマイナーだろう。これは,将来的に手に入らなくなる可能性がありそう。取っておきたい。
〇 メモ
〇 登場人物
〇 垂里一路
垂里冴子の父
〇 垂里好江
垂里冴子の母
〇 垂里空美
垂里冴子の妹。デザイナーや女優を目指し奔放な生活を送る。
〇 垂里京一
垂里冴子の弟。浪人生
〇 その他
〇 琉球嫁取重宝録
古文書。九州の垂里家の本件に代々伝わってきたもので,平安時代にお見合い相手の財産目当ての奸計を見抜いた娘が,そのために相手の恨みを買い,末代まで縁談が調わないという呪いを受けたと記されている。
〇 第一部 見合い相手は水も滴る〇×△
鯨井満寿夫という環境生物学者で,現在は観音水族館で飼育員をしている男性と冴子が見合いをすることになった。水族館でお見合いをすることになったが,縁談の日は,南海の楽園インファント王国=日本友好親善30周年記念…インファント女王の首飾りを付けた愛度折る歌川エリカが来館というイベントを行っており,大混雑。ゆっくりした縁談ができず,お見合いの場には,喰い助というペンギンが出てくる始末。その上,インファント女王の首飾りが消失する事件が起こる。
容疑者は元水族館職員だった鯖江孝造。鯖江は水族館のバックヤードに逃亡するが,水族館のバックヤードでは喰い助というペンギンと鯖江の死体が見つかる。しかし,インファント女王の首飾りは見つからない。
犯人は,獣医の海野だった。海野は,たまたま喰い助が首飾りを飲み込む姿を見て,喰い助から首飾りを取り出そうとしたが鯖江に見つかり,鯖江を殺害してしまう。海野は一度解剖し,何もないことを確認した喰い助の死体に,再び首飾りを隠していた。冴子の推理もあって,海野が喰い助の死体を水族館外に持ち出そうとしているところをを逮捕しようとしたが,同じように海野に疑いの目を向けていた鯨井が,海野を殺害してしまった。
〇 第2部 神は寝ている猿
垂里家は,これまでと異なり,空美のツテを利用してお見合いをしようとする。そこで紹介されたのは,空美の友人,服部笑窪の知人である私立探偵トーキョー・サム。
冴子は,執筆している小説の取材も兼ねてサムと見合いするが,またしても事件に巻き込まれる。サムに浮気調査を依頼していたクライアントであるウェアリン大佐が死体で発見される。ダイイングメッセージが存在した。殺害現場は放火されてしまう。
続いてウェアリン大佐の義理の息子である真司の死体が発見される。
真相は,ウェアリン大佐の妻麻衣子と清野刑事の共犯。お手伝いの矢沢理香が,麻衣子に見せかけられて殺害されていたのだ。ダイイングメッセージは「刑事」を意味していた。
事件に巻き込まれたことも関係するが,冴子はサムと笑窪の間の微妙な関係に気付いていた。冴子のお見合いはまたしても失敗に終わってしまった。 -
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ネタバレ〇 概要
中学校教師・祭戸は、子どもたちをネット犯罪から守るため、チャットルームの監視役を命じられる。嫌々始めたはずのチャットだったが、次第にその世界にのめり込んでいく。やがて、小児性愛者と思われる人物を追い詰め、その家を訪れた祭戸が目にしたのは、同僚教師・宇江部の死体だった。ネット上の虚構と現実が交錯するサスペンスミステリ。
〇 総合評価
横書き文庫という装丁だけでも強いインパクトがある作品。扱われる題材はチャット、サイバーエンジェル、チャットボットなど、今読むと時代を感じさせるものばかりだが、2000年代前半のネット社会を切り取った作品として読むと興味深い。
主人公・祭戸は存在感があり、チャットにのめり込んでいく心理描写も自然。一方で、それ以外の登場人物は少なく、個性も薄いため、犯人候補がかなり絞られてしまう。
ネットサスペンス、叙述トリック、本格ミステリ、ホラー的な不気味さなど、様々な要素を盛り込んでいるが、どれももう一歩踏み込み切れず、中途半端な印象も残る。真相も意外性より納得感を重視したもので、読後に強く印象へ残るタイプではなかった。
読んでいる最中はかなり楽しめるが、ミステリとしての決め手に欠ける作品。ネットサスペンスとしては面白いが、ミステリとしては真相がやや弱い。総合評価は、ぎりぎり★3
〇 サプライズ ★★★☆☆
ネット犯罪の監視という仕事から、小児性愛者と思われる人物を追い詰め、その家で同僚教師・宇江部の死体を発見する展開にはサプライズがある。
しかし、登場人物が少なすぎるため、犯人候補が実質的に生徒の小波しか残らず、犯人当てとしての意外性は薄い。
また、作中にはゴキブリや猫を殺害する場面が描かれるが、この場面は宇江部の行動・回想だと思わせる叙述トリックとして機能している。ただし、トリック自体はあまり強く印象に残らず、効果も限定的だった。
あと一人か二人、怪しい人物が配置されていれば、ミステリとしての完成度はかなり上がったと思う。サプライズを狙う作品というより、サスペンスを軸にした作品という印象。
〇 熱中度 ★★★★☆
山口雅也作品だが、読んでいて受ける印象は折原一作品に近い。「この物語をどう着地させるのか」という期待感があり、ページ数もそれほど多くないため、一気に読ませる力がある。登場人物が少ないこともテンポの良さにつながっている。
真相への期待を持たせる展開はうまく、読んでいる間の熱中度は高かった。
〇 インパクト ★★★☆☆
横書き文庫という装丁はかなり印象的。チャットボットやネット犯罪監視という設定も、2004年当時なら斬新だったと思われる。しかし現在ではAIやチャットサービスが当たり前となり、設定そのもののインパクトは薄れてしまった。
一方で、宇江部の死体が発見される場面だけは強い印象が残る。作品全体としては、「チャットを利用したミステリ」というより、「時代を感じるネットサスペンス」という印象の方が強い。
〇 読後感 ★★★☆☆
猟奇的な描写はあるものの、全体の雰囲気が軽めなので読後感はそれほど悪くない。かといって爽快感があるわけでもなく、可もなく不可もなくという印象
〇 キャラクター ★★☆☆☆
主人公・祭戸は、ネットの世界へ少しずつ引き込まれていく姿がリアルで印象に残る。山口雅也本人を思わせる雰囲気も感じる。
一方で、叙述トリックの都合もあって脇役の人物像はかなり薄く、犯人候補も限られてしまう。作品全体が折原一作品に近い肌触りなのは、この人物描写の淡白さにも理由があるように思う。
〇 希少価値 ★★★☆☆
山口雅也作品は全体的に入手しづらい印象がある。
本作もネット黎明期という時代性を色濃く反映した作品であり、今後さらに入手が難しくなる可能性がありそう。山口雅也ファンであれば、読んでおいて損はない一冊だと思う。 -
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ネタバレ〇 概要
山口雅也が1977年から2001年頃までに執筆したエッセイ、書評、映画評、コラムなどを収録した評論・エッセイ集。ミステリに対する山口雅也の嗜好や読書遍歴、作家論を知ることができる一冊であり、特に古典海外ミステリ好きには資料的価値も高い。
〇 総合評価
山口雅也のミステリ観をまとめて味わえるエッセイ集。デビュー前後から約20年以上にわたる文章が収録されており、山口雅也という作家が何に影響を受け、どんな作品を愛してきたのかがよく分かる。
一方で、本書が2001年刊行ということもあり、取り上げられる作品は海外古典ミステリが中心。しかも、書評は読者が作品を読んでいることを前提として書かれているものが多く、知らない作品になると面白さがかなり伝わりにくい。逆に、既読作品の書評は非常に面白く、「なるほど。そういう読み方もあるなー。」と感じさせられるものも多かった。
印象に残ったのは、『陸橋殺人事件』を紹介する「不可能な夢」、『ホッグ連続殺人』『招かれざる客たちのビュッフェ』『ホームズ贋作展覧会』の書評あたり。作品そのものへの興味を引かれた。『陸橋殺人事件』は未読だけど、読みたいと感じたし、『ホッグ連続殺人』『招かれざる客たちのビュッフェ』『ホームズ贋作展覧会』は、既読の作品で、作品の紹介として楽しめた。
山口雅也のファンや海外古典ミステリ好きなら十分楽しめるが、一般的な読者には少しハードルが高い一冊。「読んだことがある作品」の書評を読む面白さにあるを評価して、トータルでは★3
〇 ミステリー・エッセイ
1977年の「マーダーフルコース」から1993年の「鬼ごっこ殺人事件」まで、17編を収録。内容はミステリ論、海外作家、ポケミスなど多岐にわたる。年代の幅も広く、若い頃の山口雅也の文章を読めるのも面白い。特に印象に残ったのは「ブランドからディクスン・カーの逸話を聞く」。掲載されている山口雅也本人の写真も印象的
〇 プレイバック
1977~1979年に『ミステリマガジン』へ連載された18編のコラム。かなり古い文章だが、現在ではあまり知られていない海外ミステリが数多く紹介されている。「不可能な夢」で紹介されたロナルド・ノックス『陸橋殺人事件』は、特に読んでみたいと感じた。
〇 ミステリー領域
クイーン、カー、ブランドなど、山口雅也が愛する海外古典ミステリ作家についての評論・解説を13編収録。古典ミステリを独自の視点から論じており、本書の中では最も読み応えがあった章。
〇 ミステリーの葡萄酒、シネマのパン
公開映画を二つのキーワードから語り、関連する本や映画へ話を広げていくコラム。映画にはあまり興味がないため、この章はそれほど楽しめなかった。
一方、『ホッグ連続殺人』『招かれざる客たちのビュッフェ』など、自分が既読の作品を扱った書評は非常に面白かった。
〇 評霊の2/3
1979~1982年の『ミステリマガジン』掲載コラムから抜粋。『ホームズ贋作展覧会』の書評が印象的だった。それ以外も短い文章ながらコンパクトにまとまっており、気軽に読める。
〇 ミステリーの友
作品ではなく、テーマごとにミステリを語るエッセイ。切り口は山口雅也らしく独特だったが、本書の中ではあまり印象には残らなかった。 -
Posted by ブクログ
アンソロジーは、初読みの作家さんを手に取るきっかけにもなるのだけど、今回は、お馴染みの作家さんに大軍配な感じ。
「ウシュクダラのエンジェル」
他の国の宗教や慣習を安易に批判・否定するわけではないのだけど、なんとも切ない展開だった。そういうお話に、京介の語り口がやけに似つかわしい。
「禁じられた遊び」
ずっと綸太郎パパの入院話で、どんな事件に関わるのかと思ったら。
あの映画を一ひねり二ひねりした展開はさすが。
でも、名探偵の本領発揮はなかったような(笑)
「詩人の死」
なんていう毒を含んだ作品なんだろう。
いかにも葉村晶、いかにも若竹七海。
「バルーン・タウンの裏窓」
懐かしのバルーン・タウン。
どこかユーモラスな展開にほっとする。 -
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シリーズ第一弾が面白かったので、書店に並んでいた第三弾をゲット〜(OvO)第二弾は在庫がなかったんだぜ!
第一弾はコージー・ミステリーに分類したくなるようなライトな事件ばかり扱っていたんですが、第三弾は一転してゴリゴリの殺人事件がテーマの中編二編を収録しています。
…だいぶ前に読み終わってたのに、ログ残してなかったから感想書きづらいな…(^^)
とりあえず、リビングのソファに置いてあるこの本の帯を見た母親が、「すべての婚活女子に捧げる小説ねえ…」と、思わせぶりに読み上げたのはずっと覚えてるだろうな、うん(笑)。
◉見合い相手は水も滴る◯×△?
…大学院から水族館に出向している将来有望な研究員との縁談が決まった冴子。ところが、縁談の時間に現れたのは、縁談相手ではなく◯◯◯◯だった!
時同じくして、水族館で行われていたショーの最中に某国の秘宝が盗まれ、捜査が進む中、「二体」の死体が発見される。
秘宝の行方は?そして、殺害犯の正体は?
今回も縁談どころではなくなった冴子の推理が冴え渡る!
◉神は寝ている猿
…姉(冴子)の結婚出来ないジンクスに業を煮やした妹・空美が、遂に姉の幸せの為(?)重い腰を上げた!彼女が姉に見繕ったのは、アメリカ人の探偵で、しかも日本文化に造詣が深いという中々の好感触。ところが、ひょんなことから彼の仕事に同行することになった冴子を待っていたのは、相も変わらず殺人事件だった。被害者が残した奇妙なダイイング・メッセージの謎を追ううちに、やがて第二の犠牲者が現れる。 -
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ネタバレファンタジックな要素もあるが伏線やどんでんもあるので
ミステリーホラーな立ち位置の7編。
同著者の「PLAY」と似た立ち位置だが
1編1編が短い分シャープにまとまっている印象。
以下激短ネタバレ感想。
■I 蒐集家(コレクト・マニア)たち
1 孤独の島の島
→不完全燃焼です
2 モルグ氏の素晴らしきクリスマス・イヴ
→ミルズが全部悪いです
3 《次号につづく》
→ここだけ最後がFADE OUTでないのが心憎い
■II 映画狂(シネ・マニア)たち
4 女優志願
→ファンタジーです
5 エド・ウッドの主題による変奏曲
→完全にエド・ウッドです
■III 再び蒐集家(コレクト・マニア)たち
6 割れた卵のような
→不完全燃焼です
7 人形の館の館
→夢オチです
2と3はコレクト・マニアでないと思うんだがどうか。 -
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ネタバレファンタジックな要素もあるが伏線やどんでんもあるので
ミステリーホラーな立ち位置の4編。
共通項が「遊び(PLAY)」となっております。
以下少しネタバレ感想。
▼ぬいのファミリー(ぬいぐるみ)
優秀な外科医と気弱な父親という二面性のある主人公。
ぬいぐるみのコレクターである。
ぬいぐるみのことを「ぬいさん」と呼ぶ。きもいです。
結末は中盤で予想できるが描写はされてない。
いつか死ぬでしょう常識的に考えて…
主人公の職業的に防腐処理可能なのか。
▼蛇と梯子(ボード・ゲーム)
インドに家族で住む主人公。
妻は海外赴任に不服。息子は落ち着きがない。
というかある日より猿っぽくなる。なぜ!
地方で拾った「蛇と梯子ゲーム」が原因らしいが…。
こういうループものでいつも思うのが
主人公サイドは悲劇だけど
黒幕のベネガル医師も巻き戻るよね!
付き合い良い人とも言えるよね!
▼黄昏時に鬼たちは(隠れ鬼)
ポリバケツに突っ込まれた状態で発見された死体。
持ち物の携帯からネット上で集めらた隠れ鬼のメンバーと推察された。
4編中1番の名作と思われ、巧みな伏線や
ミスリーディングを誘う手口など
引きこもり怖いです…その考え方…な一遍です。
▼ホーム・スウィート・殺人(ヴィデオ・ゲーム)
ゲーム業界にいるのでこのようなゲームを個人開発できるのか
(もしくは展開的に医療現場用に開発されたものかもだがそれにしても)
3年前の作品とはいえ甚だ疑問である…。
データを流用できるとはいえデバッグとかどうなってる…。
それか引きこもりゲーオタ主人公のパラノイアかもしれんが
展開的には普通。レイブンは3編目の人と同じか。
余談→どんでん名作のほまれ高い『生ける屍の死』がなかなか手に入らぬ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「遊び」をモチーフにした短編集。ミステリーというよりホラーの要素が強いかも。
1話目の「ぬいのファミリー」、2話目の「蛇と梯子」はそうでもなかったけれど、3話目「黄昏時に鬼たちは」、4話目「ホーム・スウィート・殺人(ホミサイド)」はホラーとして良作。とくに3話目はミステリーとしての要素も入っていてとても楽しめました。
後半2作がおもしろく感じたのは、より身近な題材を扱っているからではないかと。もしかしたら自分の身の回りに起こるかもしれない、でもほぼ起こり得ない出来事だからこそ、作品内の出来事と現実とのギャップが恐怖に繋がるのでしょう。
ちょっとしたところだと3話目で登場した子が4話目にも出ているところにちょっと嬉しさを覚えたり。 -
Posted by ブクログ
読み始めてから気づいたけれども、以前にこの小説のゲーム版(どっちが先かはわからないけど)を見たことがあった・・・
トリックは忘れていたから普通に楽しめたけれども。
ゲームブックとかいうもので、小説中に出てくる選択肢を自分で選んで、その選択肢に見合ったページに移動して読み進める。
子どものころに児童書でこの仕組みのものを楽しんだことはあるけど、小説の文庫本であるとは思わなんだ。
「ゲームブック」という作りが変わっているし、小説の舞台も独自の設定(探偵制度のあるイギリス)だけど、ストーリーやトリックはイロモノではないので自分で推理も可能。
三人の探偵それぞれが、それぞれ違う解決を推理するというのが面白い。一つの事件を多様に解釈できるようにするのはきっと難しいのでは。まあこの三人の解決はどれも未解決部分が残ってしまうけれども。
まあ私は日本が舞台のミステリが好きなので、この人のシリーズはたまに気分転換に読めばいいかな という感じです。