山口雅也のレビュー一覧

  • 13人目の探偵士
     読み始めてから気づいたけれども、以前にこの小説のゲーム版(どっちが先かはわからないけど)を見たことがあった・・・
     トリックは忘れていたから普通に楽しめたけれども。


     ゲームブックとかいうもので、小説中に出てくる選択肢を自分で選んで、その選択肢に見合ったページに移動して読み進める。
     子どもの...続きを読む
  • PLAY プレイ
    日常の「遊び」を題材にしたホラーミステリー。
    発想は面白かったですが、実際に有り得そうというところが印象を弱くしてしまっている気がします。
    そういう意味では2番目の短編が1番良かったです。
  • PLAY プレイ
    外科医が、愛するぬいぐるみたちと興じる、秘密の「ごっこ遊び」。怖ろしい罠が待ち受ける「ボード・ゲーム」。引き篭もりたちが、社会復帰のためにと熱中する「隠れ鬼」。自分の家族がそっくりそのまま登場する「RPGゲーム」。四つの奇妙な「遊び」をモチーフにした超絶技巧の、ミステリ・ホラー短編集。
  • 奇偶(上)
    難解。
    これって面白いのか?少なくとも上巻だけでは、偶然に関するいろんな考え方を述べただけで終わっている印象。

    下巻に期待。
  • ミステリーズ《完全版》
    ミステリーズって言うより、実験小説・不思議小説集って感じ。傑作揃いとまでは云いませんが、なんだかんだで面白かったです。
    「いいニュース、悪いニュース」「解決ドミノ倒し」「あなたが目撃者です」が快作。
    「不在のお茶会」の結末には唸りました。
  • 日本殺人事件
    第48回日本推理作家協会賞受賞作品。『微笑と死と』、『侘の密室』、『不思議の国のアリスン』、『南無観世音菩薩』の4編収録。
  • 13人目の探偵士
    二十世紀末の英国で、探偵ばかりすでに11人殺してる連続殺人鬼“切り裂き猫(キャット・ザ・リッパー)”が、12人目の探偵を殺した死体のそばに、目覚めると居合わせた「私」は記憶喪失で、なぜ自分はここにいるのか? 自分は何者か? 切り裂き猫とは誰なのか?…を、3人の探偵士の中から選んだ人と協力して真相を解...続きを読む
  • PLAY プレイ
    凄く久しぶりに読んだ山口雅也作品。なんで今作を
    手に取ったのかすら自分でも良く分からないw。
    4つの短編からなる「テーマ性」のある短編集。
    ミステリというよりもホラーに近いような読後感ですね。

    ぬいぐるみ、双六、かくれんぼ、テレビゲームという
    遊びを主題にしつつも、そのウラには「家族」という
    テー...続きを読む
  • 続・垂里冴子のお見合いと推理
    そして今日もお見合いをする。
    春夏秋冬、ですか?
    しかし今回は…初っ端からすごい部分から始まりますね。
    そしてまた、最後もすごい方向で終わっています。
    消極的から積極的に動き始めたのはいいんですが…。
    いいんでしょうかね、これで?w

    しかしおばさんもネタがつきませんね。
    意地になってどれくらいにな...続きを読む
  • 13人目の探偵士
    元はゲームブックを長篇に仕立てた直した作品だそうです。
    舞台は「パラレル英国」。
    事件発生後72時間は私立探偵が捜査権を持つ。
    〈探偵士百年祭〉を控えたロンドンで
    殺人鬼・猫による探偵士ばかりを狙った連続殺人事件が起こり
    探偵皇までもが12人目の被害者に。
    そして密室で死体とともに発見された「私」は...続きを読む
  • チャット隠れ鬼
    ネット犯罪を防ぐためにインターネットを監視すサイバー・エンジェルへの参加を求められた冴えない教師・祭戸。

    嫌々ながら引き受けた彼が、画面の向こうに観たものは?

    ネットの向こうに隠れた鬼を探し出す、祭戸の鬼ごっこの行方に手に汗、握る!

    あなたはそれでもログしますか?
  • 垂里冴子のお見合いと推理
    春夏秋冬、持ち込まれるお見合い話。
    そして、してしまえば謎で終了してしまうお見合い。
    それは実は呪いのせい?!

    うちの娘が結婚できないのは呪いのせいでは、というので
    今ではない時代なのかと思いきや、しっかり『今』でした。
    なのにそれが引き合いに出されるとは…。
    13回もしれいれば、という事なのか、...続きを読む
  • ミステリーズ《完全版》
    【ネタばれあり】
    たまたま古本屋で見つけた本でした。CDジャケットを思わせるポップな装丁とCDを思わせる内容構成に惹かれて手にとりました。

    読んでいて思ったのは、とても実験的な作品だな~といいうこと。既読の東野圭吾作品の「○笑小説」シリーズや、「名探偵の掟」に似ているなと思います。勿論、この作...続きを読む
  • 続・垂里冴子のお見合いと推理
    相変わらず、お見合い→事件→失敗のパターンで、日常の謎(と言うにはちょっと生臭いけど)を納得できるように解体してくれる。
    今回のお見合い相手は、一人を除いて皆さん個性的。
    個性的な相手の周りで起こる事件なので、それもなかなか目を引く事件ばかり。
    物証よりも心理的な手がかりを軸に謎解きを展開することが...続きを読む
  • 奇偶(上)
    こういうのって悪くはないんだけど、世界が崩壊していく話ってどうしても「ああこのパターンか」と思っちゃうのよねー。一作目はいいんだけど、二作目以降が。
    そして新興宗教ものもなー。
  • 13人目の探偵士
    パラレル英国を舞台にミステリ要素を盛り込んだ意欲的作品。
    奇妙な童謡を模して,探偵ばかりを狙う殺人鬼。
    13人目の犠牲者,密室,ダイイングメッセージ,消えた凶器。
    そこに倒れていた記憶喪失の男が主人公。
    探偵3人の誰を頼るかで物語の展開が変わるが結末は一つ。
    ゲーム化もされているようで,選...続きを読む
  • ミステリーズ《完全版》
    『密室症候群』
      密室小説を書く医者。現れた患者の女性の診察。

    『禍なるかな、いま笑う者よ』
      落ち目のコメディアンがプロディーサーを誘拐し自分の作った機械で復讐しようとするが・・・。

    『いいニュース、悪いニュース』
      かつて夫婦交換した夫婦間で起きた殺人。本当のパートナーは?

    『音のか...続きを読む
  • ミステリーズ《完全版》
    トリックを駆使した短編集。奇妙にねじれた仕上がりが個性的。「解決ドミノ倒し」は著者がどんでん返し連続記録(?)に挑戦したと言うだけあった。山口氏の作品はこれが初。
  • チャット隠れ鬼
    内容としてもミステリとしても面白かったけど、主人公がPC初心者である事を意識しすぎて前半が説明に徹してるのがだれる。あと、横書きに抵抗が無い人向け。
  • チャット隠れ鬼
    まあ、内容としてはふつうです。

    左開きで、横書き
    そして、本当のチャットのように書いてあるのが特徴的
    現代っぽいかんじですよ。
    携帯世代にうけるんですかね。