山口雅也のレビュー一覧
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山口雅也の連作ミステリ小説『続・垂里冴子のお見合いと推理』を読みました。
『垂里冴子のお見合いと推理』に続き、山口雅也の作品です。
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お見合いは、いつも事件と共に
見合いの度に怪事件が発生し、破談になってしまう和風美人の垂里冴子(すいりさえこ)。
続編でも4回のお見合いに4つの事件がついてきた。
老舗旅館に出没する幽霊の正体、肌が荒れるエステティック、七福神盗難事件、象の靴の謎。史上最も縁遠い美人名探偵の活躍が心地よい極上の連作ミステリー。
好評にお応えしての第2弾!
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集英社が出版している月刊小 -
Posted by ブクログ
わたしは上下巻に分かれていないやつを読んだので、まとめて下巻の方に感想を書きます。正直、謎解きはすごく面白かったですが、あまりにも長すぎて読み切るまで時間がかかり、登場人物も途中でわからなくなったりと結構混乱してしまいました。私が過去に読んだ作品の中ではトップレベルに長かったのもあり、読みなれていなかったのも原因の一つかと思います。
ただ、世界観は独特で、舞台は葬儀屋なのに何故か重苦しくなくポップに描かれている印象を受けました。長いのは長いですが、最後の方は疾走感もあり一気に読みました。読み終わったあとは余韻も強かったですが、達成感がひときわでした。 -
Posted by ブクログ
新本格ミステリの端緒を開いた『十角館の殺人』刊行から三十周年を記念したアンソロジー。新本格第一世代のレジェンド作家七名の夢の競演。
「名探偵」をテーマに書かれたレジェンド作家のアンソロジー。
「名探偵」をテーマに、とはいえ、実はストレートに探偵ものミステリを書いてる方は少ない印象。ちょっとメタフィクションっぽかったり、今までの新本格の歴史への郷愁を感じさせるものだったり。
ただ、短篇でも粒ぞろいで、この作家陣の並びだけでも非常に贅沢なものを読んでいる満足感があります。
個人的には我孫子武丸さん『プロジェクト:シャーロック』と歌野晶午さんの『天才少年の見た夢は』が好きでした。どちらもちょっ