13人目の探偵士

13人目の探偵士

785円 (税込)

3pt

ミステリのすべてがこの1冊にある! ――奇妙な童謡を模して、探偵ばかり狙う殺人鬼・猫(キャット)。残忍かつ狡猾な見立て殺人は、13人目の犠牲者に向け研ぎ澄まされていった。密室で発見された探偵皇(たんていこう)の死体、血文字の伝言(ダイイング・メッセージ)と記憶喪失の男、そして消えた凶器。探偵が支配する探偵だらけのパラレル世界で、様々な謎が煌(きらめ)き、可能性が揺らめく。ミステリの真髄!

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13人目の探偵士 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「寝ている猫はそこにいる。だが、厳密に言えば、寝ている猫はそこにはいない。

    なぜなら、“寝ている”も“そこにいる”も運動であって、位置をもたないからだ。

    この世界とは、そうしたことで成り立っている。そいつがわかれば、これが現実のことか、幻想か、なんて下らねえ疑問は湧いてこねえはずだぜ。」

    謎は

    0
    2015年10月24日

    購入済み

    面白かった!

    導入ちょっと長かったけど、そのぶん世界観に浸れたかな。
    もともとが懐かしのゲームブックとして作られたお話だということで、遊び心ある構成で好きだった。

    性質上まったく同じことの繰り返し部分がある。そこを我慢してでも、読む価値が有る!

    0
    2022年09月21日

    Posted by ブクログ

    キッド・ピストルズシリーズ長編。とはいっても本作は元がゲーム・ブックとして書かれていた物なためいつものシリーズ物とはちょっと違う形式となっている。キッド・ピストルズシリーズの世界観としてはいつも名探偵が出てくるわけだが本作品内ではそれが特に顕著。なんせ登場人物が探偵ばかりという探偵博覧会状態なのだ。

    0
    2021年09月24日

    Posted by ブクログ

    ゲームブック形式で読者が探偵士を選択するという、多重解決に仕上げたユニークな作品。優秀な探偵士にしては、未完成なまま推理が披露されているのが滑稽だが、それも含めてこの英国パラレルシリーズの図式なのだろう。ダイイングメッセージが実に見事であった。

    0
    2017年06月08日

    Posted by ブクログ

    くうわぁ~~やっぱいいっすね~。
    山口氏のパラレルワールド本格推理!
    おまけにいろいろな名探偵たちも大集合&殺されていくんですね~。これまた私の大好きな設定!
    本書でもキッド・ピストルズとピンクがいい味を出しています。
    で、ドンデン返しがさらに面白くしていることは言うまでもありません。
    本書はゲーム

    0
    2015年01月18日

    Posted by ブクログ

     読み始めてから気づいたけれども、以前にこの小説のゲーム版(どっちが先かはわからないけど)を見たことがあった・・・
     トリックは忘れていたから普通に楽しめたけれども。


     ゲームブックとかいうもので、小説中に出てくる選択肢を自分で選んで、その選択肢に見合ったページに移動して読み進める。
     子どもの

    0
    2011年09月19日

    Posted by ブクログ

    二十世紀末の英国で、探偵ばかりすでに11人殺してる連続殺人鬼“切り裂き猫(キャット・ザ・リッパー)”が、12人目の探偵を殺した死体のそばに、目覚めると居合わせた「私」は記憶喪失で、なぜ自分はここにいるのか? 自分は何者か? 切り裂き猫とは誰なのか?…を、3人の探偵士の中から選んだ人と協力して真相を解

    0
    2010年12月18日

    Posted by ブクログ

    元はゲームブックを長篇に仕立てた直した作品だそうです。
    舞台は「パラレル英国」。
    事件発生後72時間は私立探偵が捜査権を持つ。
    〈探偵士百年祭〉を控えたロンドンで
    殺人鬼・猫による探偵士ばかりを狙った連続殺人事件が起こり
    探偵皇までもが12人目の被害者に。
    そして密室で死体とともに発見された「私」は

    0
    2010年05月09日

    Posted by ブクログ

    パラレル英国を舞台にミステリ要素を盛り込んだ意欲的作品。
    奇妙な童謡を模して,探偵ばかりを狙う殺人鬼。
    13人目の犠牲者,密室,ダイイングメッセージ,消えた凶器。
    そこに倒れていた記憶喪失の男が主人公。
    探偵3人の誰を頼るかで物語の展開が変わるが結末は一つ。
    ゲーム化もされているようで,選

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    再読。元々がゲームブックで、普通の小説と違う流れ。ミステリとしては王道の筋だと思うけど、作りがゲームブックのテイストなので重さはなくて軽い感じが否めない。面白いんだけど惜しい、かな。元のゲームブックの方も手にして見たいかも。

    0
    2009年10月04日

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