あらすじ
この世で一番恐ろしいものは――もう一人の自分。ドッペルゲンガーに出会った男は、身の毛もよだつあることに手を染める(「もう一人の私がもう一人」)。ヒトラーが人体実験を繰り返していた、ナチス・ドイツのオカルト研究施設。ある日、謎の包帯男が潜入するが……(表題作)。ゴージャスな6つの中・短編集。(講談社文庫)
...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「ミステリーズ」「マニアックス」に続く「Mシリーズ」の三冊目。中・短編集。個人的には「ミステリーズ」より好きかな。「マニアックス」は未読なのでわからないのだが、今作ではミステリの枠から逸脱しつつもミステリの残り香を漂わせている作品が多い。その残り香が濃厚なミステリの匂いを発散させているため好きになれたのだと思う。好きなのはあっさりと騙された「半熟卵にしてくれと探偵は言った」かな。