川原礫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「…俺たちがダイブしている時だけ、一千倍加速に戻せないもんかな…」
「そのフレーズ、ラースのあちこちで1日5回は聞くわよ。作業が終わらないから加速したいとか、ゲームやるひまがないから加速したいとか」
一千倍加速して積本を消化したーい。
キリトさんが伝説でない武器「上質な鉄の長剣」を片手に低レベルの身で頑張るところが見どころ、ユナイタルリング編の第3巻です。
相変わらず俺TUEE的ではあるものの、世界を探索して少しずつ強くなっていく感じ楽しいです。
アンダーワールドにも何やら波乱の予感があり、ユージオっぽい人も出てきて、面白くなってきたというべきか、さらにお話が進まなくなってきたというべきか -
Posted by ブクログ
「ゲームデザイナー、性悪だな」
「同意します。面目次第もありません」
フルダイブバーチャルリアリティでサバイバルゲームをする、ソードアートオンライン派生ライトノベル、第10巻。
今まではだいたいチーム戦で人間同士ドンパチしてましたが、今回はイベントバトルで大量のモンスターと戦ったりロボット兵と戦ったりメカドラゴンと戦ったり。
ステージごとの謎解きが見どころです。
このシリーズの面白ポイントといえば、キャラクターたちがみんな、終始本気で遊んでいる、というところです。
所詮はゲームの中のお話。デスゲームでもなんでもない、勝っても負けても特に何があるわけでもない、でもだからこそ全力で遊んでいると -
Posted by ブクログ
ネタバレ「今の香蓮さんと……、GGOの中でのレンと……、どっちが本当のあなた?」
上中下巻の下巻、VS西山田炎チーム戦の決着。
どうもいつまで経っても読み終わらないなと思ったら550ページもあった。
電子書籍ってその辺り物理量で分からないから面白い。
今回も撃ったり撃ったり蹴ったり殴ったり噛みついたり大変バイオレンスで、ようございました。馬にも乗ったし汽車にも乗ったし、ラストバトルがショッピングモールの屋内戦で、毎回趣向が違うのも楽しい。延々9冊、似たような武器と似たようなキャラクターたちで同じようなバトルしてても飽きないのは偉いな~。
このへん、ワールドトリガーのランク戦と通じる所もちょっとある -
Posted by ブクログ
ネタバレ宇宙から飛来してきたサードアイに体を乗っ取られ、特殊能力が使えるようになった少年少女の異能バトルもの。
全体的に大味で、よく言えば王道、悪く言えば目新しさのない異能バトルものである。作者曰くWeb公開版の作品の手直しらしいが、直しただけあって粗は少ないものの、ストーリーは習作らしい起伏のなさが目立つ。主人公のバックボーンはそれなりに練り込まれているものの、能力の自覚と発現、そこから戦闘にいくまでのペースが遅く、物語が動き出すまでがややゆったりとしていてコロガリが悪い。特に前半部分に眼を見張るような謎がないのは致命的で、寄生生物由来の肉体が乗っ取られる恐怖がいまいち薄かったのも個人的には大きな -