小山内園子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
韓国男性史を韓国人男性がフラットに事実として述べ考察してる内容だと思った。ただ全員ではないだろうけど、想像以上に韓国男性が女性に抱く感情が拗れすぎていて、受け止めきれない。端的には、男性ほど兵役を含む義務のプレッシャーもないくせに、女性は結婚などで自分たちよりも上流生活を営むのが許せないってことなのか?女性の方が社会的に搾取されて虐げられてるんじゃないかと思うのだが。この風潮になるに至った背景や過去の韓国の黒歴史の一端を知ることはできた。そこに日本の植民地支配が影響も及ぼしている。日本もまだ韓国ほど顕在化してない問題かもしれないが似通ったものは多々あると思った。
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Posted by ブクログ
2026年5月再読
同名ミュージカルの原作ということで手に取りました。(新国立劇場2026年3月7日(土)~22日(日))小説も舞台も韓国発。
読みにくいと感じた方もいたようですが、自分は割と好きな文体でした。
主人公は60代の女殺し屋チョガク。老いにまつわる描写や心情が肌にじわじわ吸い付くような感覚で描かれる。自分も60代を目前に控えているせいか、感覚的にわかる部分がたくさんあった。失われていくことへのもどかしさ、怖さ、焦り、諦め…
いまはもういない、心を寄せた人への想いが昇華できず、ずっと思い出のあの人と心で対話している。しかしそれは自負の脳内が作り出したもの。結局自分と対話している -
Posted by ブクログ
すごく良い本だった。8つの短編集が入っている。
人間をクラゲにする変種のクラゲが大量発生したり、家に帰ると知らない人が木になっていたり、知らないおじさんの冬眠を手伝ったり、死んだ後幽霊になってこの世を去る前の時間が与えられる世界だったり、変わった設定の話が多い。
だけどどの短編も、永遠に続くかと思われる、苦しくて息が詰まるような毎日に、奇妙な変化が訪れて、その変化によって主人公の心が少しだけ前進するような瞬間を描いている。
特に最初の「幽霊の心で」がとても好きだった。
ある日、自分の感情を映す自分とそっくりの幽霊があらわれる話。事故で意識のなくなった恋人に接するうちに、重苦しい毎日に感情 -
Posted by ブクログ
チョ・ナムジュさん、『82年生まれ、キム・ジヨン』に次いで2冊目。韓国社会の性差別問題を扱った『キム・ジヨン』は、#Me Too運動からフェミニズムへと社会の潮目を変える契機となったとか…。本作はその延長線上にある短編集です。
60人余りの様々な年代の女性への取材をもとにした、「私」の一人称で展開する物語です。『キム・ジヨン』よりも更に視野が広がったこと、そして女性たちが目の前の難題に抗い、声を上げ行動している描写が印象に残ります。
4章立てで、次第に年齢層が上がり、立場や社会的責任の異なる28人の女性が紹介される構成になっています。"目の前の難題"は多様で、深刻