小山内園子のレビュー一覧

  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    セクシスト的な人への対応の仕方マニュアル。
    男性に対して丁寧に説明する中で古傷に塩が塗り込まれるような感覚になるから、一般の女性が、「それについては話したくない」という選択肢を当然持っていることに光を当てたのはよいと思う。
    もし本当に社会を変えていくなら、女性全員がこの語り口でバサバサ斬っていくのはあまり得策ではない気がした。一般女性はこの書にあるような言葉で心身を守りつつ、活動家たちが男性やセクシスト向けに丁寧に説明していくことは必要だと思う。対立を深めるのではなくて、権力者側にいる男性の中に味方を作っていくことこそが社会を変える元になると思うので、その努力は必要。女の言うことは聞かなくても

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    2022年08月20日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    フェミニズムについて知りたくて読んだ。2冊目。なかなか読んでてしんどい箇所もあった。口喧嘩で勝つ方法のマニュアル書。
    フェミニズムって呼ぶ理由とか、結局本人(私)がそう主張したいからそう主張する。他人(男)がどう思うかは関係ない。みたいな部分が大きいのかなと思った。
    こんな男がいるんですよ〜に自分が重なることが多くて当事者意識が強かった、反省

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    2022年05月04日
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    自分が思春期真っ只中だったら、刺さるところがあったのかな?話の流れがとても明快で、さらさらしていて、読みやすかった。
    SFは読み慣れていないので、最初にSF的要素でつまずきそうだったけれど。
    青少年文学とは知らずに読み始めたので、少し軽いなーという印象。

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    2022年05月04日
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    面白かったけど、そこまでかな、という気はする。ただ、読みやすかったし、家族の在り方を考えるにはいい本なのかな。

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    2022年04月15日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    正直な気持ちを書き記します。
    今後、何度も読み返す必要があり
    その時、どこまで自分が理解を深められたか
    把握する為。

    日本はまだまだ女性軽視が根深く存在しており、
    女性自身が差別を受けているという認識を
    持てていない‥、そういう方が多いと日々感じています。

    私自身、女性差別を受けた経験があります。
    残念ながら、その時に相手に対して
    女性差別発言であると指摘することは出来ませんでした。

    本書では相手から差別発言を受けた際の
    対処方法が記されています。
    ただ、全ての差別発言に対して反論、指摘しなければならないと言っている訳ではなく
    見極めて相手にする必要がないと思ったなら
    無視しても良い。

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    2022年04月10日
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    ネタバレ

    このラストか。
    ジェヌはNC出身者への差別をなくすための行動を起こすんだろうという気がした。
    アキは幸せに暮らしてほしい。

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    2021年12月07日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    41.

    「言葉の温度」ということばを今日たまたま見かけたのだけど、この本はかなりアツアツの温度で語られています。作者の方が今までぶつかってきた壁を想像してしまった。私もまだこの本をきちんと読むにはあまりにもアツくてちょっと難しかった。一方的な好意を寄せられた時の恐怖、相手が期待する対応をしなかった時の掌の返し方、そんな相手に私には拒絶する権利があるのだと言ってもらえて涙がでた。
    まだアツアツの言葉をしっかり読むのがちょっとこわいけど、またいつか、今度はしっかりと読み返すことになる気がする。

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    2021年11月30日
  • 私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

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    スタンス
    全く違う主張をすることがなんだ、何が差別かは自分が決める。
    確固たる態度が必要。よかれが悪いこともある。
    世の中はほとんど女性差別なのかもしれない。

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    2021年11月15日
  • 失われた賃金を求めて

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    ・差別は、「女性だってできる」を誰かが証明したときでなく、そのことばが「男性だってできる」に言い換えた時と同じくらい変に聞こえるようになった時に、初めて姿を消す。

    ・「管理職は男性ばかり=さしたる理由もなく男性に重責が任されるようになっている」ことの例
    15人くらい(男は1人)で作業中、来賓が来ることになり来賓を迎える役(=最も目立つ栄誉ある管理者的役目)は流れで当然のように男性になった。筆者も全くそれをおかしいと思わなかった。彼にその適性があるのか、その根拠はなにか、誰も何も尋ねなかった。あまりに当然のように序列が決まった。もちろん、女性の誰かがやろうと思えばできただろうが、男性がすぐに立

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    2021年05月19日
  • 失われた賃金を求めて

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    男女の賃金格差を通して社会や企業。制度に隠れている女性差別、ジェンダー問題を浮かび上がらせる。就職活動している大学生には特に読んでほしい。

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    2021年05月03日
  • 失われた賃金を求めて

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    “この「それでも」の威力を、女性があじわう「とはいえ」とくらべると違いは歴然だ。男性なら多少能力が低くても、かなりの欠点がない限り、「それでも」人柄は悪くないから、みたいな理由で数多くの関門をパスすることができる。他方女性はかなりの欠点どころか十分有能だったとしても、「とはいえ」気が強い、とかいう理由で足止めを食らう。私たちはそんな場面をさんざん経験してきた。とはいえ性格がイマイチだ。それでもイケメンだから。とはいえ家事が苦手だ。それでも売春はしないから。とはいえ面倒くさい性格だ。それでも仕事は有能だから。とはいえ気が強すぎる。それでも背が高いから。”(p.35)

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    2021年04月08日
  • 女の答えはピッチにある:女子サッカーが私に教えてくれたこと

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    韓国で、「脱コルセット」運動をはじめ、「女性はかくあるべき」としているものを自ら問い直す、フェミニズムエッセイが話題だということを、私は知らなかった。

    サッカーにしても、韓国の男性は、それを自分たちだけのものだと思っているなんて文章を読むと、確かに、上記のような運動が盛んになるのも肯けるような、決め付けている事実に、悲しさを覚えた。

    好きなことをやるだけ、やりたいことをやるだけなのに、なぜという思い。

    ただ、このエッセイの場合、そうしたメッセージを真面目に考えながら、面白可笑しく読めるのが素晴らしい。ある意味、タイトルは的を射ている。

    著者が、好きでやりたいと思っていた、アマチュア女子

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    2020年11月17日