宮崎真紀のレビュー一覧
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アイルランドの羊農家の四季と暮らし。著者はアメリカ人女性で、農業大学を卒業後、農業と農業以外の多様な職業を経験した後、アイルランド系の母方の祖父の親族所有の農場で羊農家となる。
四季の移り変わりや気候に影響される日常の仕事、羊の繁殖や出産手助けなどの仕事の他に、農家らしい食生活、近辺の様子、近所の人...続きを読むPosted by ブクログ -
私が面白いと思う人が面白いと言った本は私にも面白い、という法則の通り、面白かった。離れ離れになった息子の死と孫の存在を知り、名前も居場所もわからない孫に会いにいくため、愛用の青い自転車に乗って見知らぬ土地へ出かけるマルおばあちゃん。旅の途中で出会った人との会話やおばあちゃんの独り言などが、ジーンと沁...続きを読むPosted by ブクログ
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アイルランドの農場で暮らす、羊飼い猫の春夏秋冬の物語。
・はじめに
第1部 春 第2部 夏 第3部 秋 第4部 冬
・そのあと ・謝辞 ・羊飼い、語る
冒頭口絵はボディシャス中心の写真8ページ
アイルランドの農場での生活と、羊飼いさん、仲間たち、そして
春夏秋冬の情景を表紙の凛々しい猫、ボ...続きを読むPosted by ブクログ -
初のスペインミステリー。スペイン近代史の流れの中で起きる事件から、目が離せませんでした。モラ兄弟が悲愴。それに政治家となったあの人、そんなに権力あるものなの?もの悲しげなラストでしたが、もっと堕ちてもいいのでは、とすら思えました。それほどの悪辣さです。Posted by ブクログ
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原題は「ブロンズの庭」。この意味は後半になると分かる。邦題の方がミステリーらしい。
長い小説だが、先が読めず、少しずつ手掛かりが明らかになっていくので、まったく飽きることがない。最後の200ページはほとんど一気読みした。
ブエノスアイレスの中心部から、密林の奥地へと辿り着く地理的、場面的なコントラス...続きを読むPosted by ブクログ -
一年の半分でしかないのに、今年のベストにであってしまった気分。
アジェンデ政権末期のチリ、パブロ・ネルーダ、これだけでも十二分だが、ミステリの範疇を超えて、ネルーダの人間性をも深く追求した作品だった。Posted by ブクログ -
楽しかった…キキかわいい…。
イレーナの無謀さにハラハラさせられた。頼れる人が今までいなかったんだなぁ
アイリスとの関係にほっとしたりカーヒルにイライラしたり。
最終巻がとても楽しみ!
ヴァレクなんだよもう!(でれでれ
アーリとジェンコも好きだー。Posted by ブクログ -
今はなきパソコン通信<NIFTY Serve>で冒険小説フォーラムを活発に運営していた頃、冒険小説は長ければ長いほど面白い、というような見方を持つ練達の読者が沢山いた。長いのがいい、分厚いのがいい、量は質を凌駕する、なんていう見方は、冒険小説を語る上で決して珍しくない意見だった。スリルやサスペンス...続きを読むPosted by ブクログ
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お針子さんのど根性サクセスストーリーなのかと思っていたけれど、もうこうなってしまっては国際問題あり、歴史的背景もありもちろんロマンス・スリル・ミステリーもありの大河ドラマなのでした。しかも今度はスパイもの?
「下」が楽しみです。Posted by ブクログ -
父を早くに失い、引き継いだ会社と家族を守るためだけに生きてきた男と、天涯孤独でやっと自分の店を持つという夢を叶えたヒロインが出会ったその時―。
ヒロインは赤ちゃんの頃に両親を失い、叔母に育てられました。「親のいないペットに幸せな養子先を見つけて、家族を与えてあげる」ペットショップは彼女の夢であり希...続きを読むPosted by ブクログ