宮崎真紀のレビュー一覧

  • 凍てついたハート テキサスの恋
    ヒロインの生い立ちが悲惨すぎて涙。
    毒親に育てられたから、自分より人を優先してしまうヒロイン。
    それを利用する人間のなんと多いことか(のちにヒロインの優しさに触れて、自分を恥じて反省した人もいるけど)。
    ヒーローも酷い癇癪でヒロインを窮地に追い込むし。
    それでも健気に、まっすぐ生きるヒロイン。
    今後...続きを読む
  • 凍てついたハート テキサスの恋
    購入済み

    内容(「BOOK」データベースより)
    十九歳のキーリーは小さな町で獣医助手をしている。何年も前から牧場主のブーン・シンクレアに思いを寄せているが、子供扱いされ、はなから相手にしてもらえない。ある日、彼女はブーンの弟から恋人役を演じてほしいと頼まれる。最近親しくなった女性との交際を兄に反対...続きを読む
  • プリンセスと野獣 狼たちの休息 XIV
    購入済み

    内容(「BOOK」データベースより)
    なんて礼儀知らずな人!でも、もう二度と会うことはないわ。オーランサ王国のアデル王女は、浴室の窓から抜けだしホテルの外壁を伝って下りながら心の中でつぶやいた。ひそかに王国乗っ取りを企むロズワルド公爵との政略結婚から逃れてようやく隣国までたどりついたのに...続きを読む
  • イレーナ、失われた力
    毒見師イレーナの四作目。

    いきなり6年後になっていたのには驚いた。
    勝手に少女の成長物語と思っていたらしい。
    自分自身と重ねていただろう若い読者がついて行けたのだろうかと、
    これまた勝手に心配になった。
    なにせ、イレーナの兄は結婚していたし、
    かつて物乞いをしていた少年フィスクが青年へと成長したし...続きを読む
  • おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う
    最初は意味がわかんなくてつまらなかったけど、アニメシャツの少年の話から一気に引き込まれた。
    スペイン人の本は初めて読んだ気がする。

    結構今の自分にグッとくる話が多くて、個人的には背中を押された感じがする。

    メキシコが舞台だから読もうと思ったけど、オアハカからベラクルスに自転車で行こうと思えるまる...続きを読む
  • 最果てのイレーナ
    2022.8.28
    よかった〜
    今更だけど本当読みやすかったのは
    訳者の宮崎真紀様のお陰かもしれない。
    ありがとうございました。堪能しました。
  • イレーナ、永遠の地
    前作から間が空き過ぎてしまって正直殆どの登場人物が、アンタ誰?敵味方どっち?状態だったのが悔やまれる。これは別に作品のせいではないのだが

    ラスト、ヴァレクは最高司令官と向き合うシーンは良かったが、イレーナとブルンズのほうは少し呆気なかったかも。

    とはいえなかなかのボリュームのシリーズ読み終えて良...続きを読む
  • 羊飼い猫の日記 アイルランドの四季と暮らし
    アイルランドの小さな羊牧場を牛耳るボス猫が、手下の犬や猫の働きぶりを評し、「羊飼いさん」が四季を通して何をしているか書いた本。
    顔を見れば、そういうことを書いても許されるとわかる。
  • おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う
    哲学的
    文字を知らないはずのおばあちゃんの知識が識字文化上のもの。他にもあまりにも偶然が重なり過ぎるなど共感できなかった。あくまで空想的な物語という感じ。ファンタジーなら良いけど、もう少し現実感のあった方がすんなり心に落ちるのではと思ったのです。
  • おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う
    お仕着せでない教訓。心地よい意識の拡大。

    タイトルの通り、おばあちゃんが自転車で旅をする話。訳者のスキルは高く、旅情や世界観を決して壊さないよう丁寧にローカライズが施されている。作者ガブリ・ローデナスを女性だと思い込んでいたが、さにあらず。
    今(2021年5月中旬)だいぶ疲弊している人、何かを抱え...続きを読む
  • 終焉の日
    とても重たい。漂う空気は常に緊張して喉が渇いて、口臭がする。そういう緊縛した世界で描かれる人の命の重たさがずっしり。主に三家族の不幸が重なり絡まり全ての人達を苦しめ続け、権力という吸い上げ気により、人生を狂わされた人々の物語。暴君の家族ですら、本人以外、むしろ一番悲劇を植え付けられている。それを後世...続きを読む
  • 終焉の日
    スペインを舞台に、フランコの独裁政権下の1940年代に端を発した事件が、時代の流れを伴って民主化直後の1980年代のさらなる事件へとつながっていく。

    スペインの陰鬱な時代背景が大きく作用するストーリー展開のおもしろさはあるものの、復讐をベースとした拷問、監禁、殺人など、全編をおおう残虐さには閉口す...続きを読む
  • イレーナ、永遠の地
    最後のあたりは良かった良かったと読めるのですが、ちょっとボスが出てくるまでが長かったかなと。その割に不意打ちとはいえ現れてからあっさりという。
    最高司令官もなかなかお茶目です。
    また、子供が生まれてからの今まで出会ってきた人々からのプレゼント。やっとつかんだ幸せ。これから子供達がどうなっていくのかも...続きを読む
  • イレーナ、闇の先へ
    ヴァレクに魔力が宿り、イレーナは妊娠、そしてヴァレクのプロポーズ。はーかっこいい。お互い好きな気持ちが伝わります。
    色々続きが気になります。
  • 終焉の日
    ミステリとあるがSFのようである。 過去の事件の方がなまなましく、現在の人は過去の亡霊におびやかされているかのように影が薄い。登場人物たちの感情や内面や背景を極限まで廃しており、不思議な読後感。
  • 終焉の日
    病室のテレビは国会が襲撃されたクーデター事件を放送している。一九八一年のスペイン。弁護士のマリアは三十五歳。バルセロナの病院で死にかけている。複数の事件に関わっているらしく病室には監視がついている。事件は一応終っているのだが、逃亡中の容疑者がいて、刑事が時折訪れて尋問めいた話をしていく。マリアは脳腫...続きを読む
  • 最果てのイレーナ
    いろいろな伏線を回収して終わった。

    おもしろかった。

    ソウルファインダーシリーズも読んでみたい。

  • イレーナ、失われた力
    面白かった。
    イレーナの魔法が消えてなんとなく心許ない。
    最後は衝撃であった。
    次回はどうなるのか、強く引っ張られた。
    ヴァレクの過去が面白かった。
    少女に化けて髪結いの修行をしていたとは。

  • 偽りの書簡
    ★3.5

    東側ではないヨーロッパにあって、スペインがこれ程長きに渡り戦争と独裁政権下に身を置いていたとは知らなかった。それも1970年代までとは驚きだ。確かにスペイン内戦は聞いたことがあり、内戦時の悲劇を描いた『蝶の舌』も印象深い映画だった。
    本作品は内戦後のスペインが舞台だが、言論統制が敷かれ、...続きを読む
  • イレーナの帰還
    魔術師範に伴われ、生まれ故郷シティアに帰還をはたし、両親と兄に再会したイレーナ。両親は暖かく歓迎してくれたものの、魔力を持つ兄リーフはよそよそしい態度を崩さない。
    長く故郷から離れていたイレーナには、イクシアの密偵の疑いがかけられていた…そして、残虐な少女連続誘拐事件が。
    その犯人の狙いは、魔力に目...続きを読む