宮崎真紀のレビュー一覧
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★3.5
東側ではないヨーロッパにあって、スペインがこれ程長きに渡り戦争と独裁政権下に身を置いていたとは知らなかった。それも1970年代までとは驚きだ。確かにスペイン内戦は聞いたことがあり、内戦時の悲劇を描いた『蝶の舌』も印象深い映画だった。
本作品は内戦後のスペインが舞台だが、言論統制が敷かれ、反体制派と見なされた人々は容赦なく粛清されるまったく自由のない社会。それゆえ、誰が敵で誰が味方なのか分からない状況が終盤まで続き、最後まで緊迫感が途切れることはなかった。個人的には編集長が味方で良かったが。
ヒロイン達はなかなか魅力的なキャラなのだが、あの社会情勢下で生きて行くのには、これからも様々 -
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魔術師範に伴われ、生まれ故郷シティアに帰還をはたし、両親と兄に再会したイレーナ。両親は暖かく歓迎してくれたものの、魔力を持つ兄リーフはよそよそしい態度を崩さない。
長く故郷から離れていたイレーナには、イクシアの密偵の疑いがかけられていた…そして、残虐な少女連続誘拐事件が。
その犯人の狙いは、魔力に目覚めたイレーナ?
またまた誰を信じてよいかわからない状況で、危なっかしくも強力な魔力をふるうイレーナ。
前作で得た信頼出来る友人たちや、恋人のヴァレク、本作で出会った愛馬キキにも助けられ、危険な敵に立ち向かうところは、第1章よりも読みやすく、面白かった。
もしかしたら、訳者さんが変わって良かった -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作では新しい世界を知り、家族と出会い(再会?)しながら、メインプロットとしては殺人鬼を追う話だったが、今回は一気に話が大きくなり、国を乗っ取ろうとする陰謀にイレーナ一派が立ち向かう話。
自分の能力に戸惑いながらも困難に立ち向かう姿は従来通りながら、今やすっかりリーダーに成長していく姿が描かれていて、話の規模も大きくなった。
・・・が、その分話が大味だし、説明不足のところも多々あって若干読みにくくなった気がする。もう少しじっくり描いてもよかった気がする。
せっかく世界観もキャラもしっかり出来ているのだから、長編シリーズに十分できる内容だし。
一応物語は落ち着くが、火種はいっぱい残っているから次 -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
前作「時の地図」がとっても面白かったので、何とあの続編が!と期待に満ち満ちて読み出したのだが…。うーん、どうだろう。
「時の地図」は名作SFを換骨奪胎したおふざけが本当に楽しく、最後には正当派SFらしい大きなまなざしが感じられて、いたく感心した。本作でも「宇宙戦争」をはじめとするよく知られたSFが自在な手つきで料理されているのだが、上巻の段階ではどうにも心が弾まない。下巻の半分を過ぎたくらいになってようやく流れに乗ることができたが、そこまでは正直辛かったなあ。
冒頭で全体の仕掛けは見えている。まあ、作者も特に隠そうとはしていない感じだ。そこがなあ、タイムトラベルものとしては興趣をそぐ気がす -
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ネタバレとても深い内容だった。
話を読む中でわかってくる、人々の神話や非科学的なモノを信じる力が失われた結果による妖精界の変化、ミーガンが狙われる理由、ミーガン・妖精猫・パック・アッシュの冒険には、驚かされるものばかりだった。
アメコメっぽい言い回しは否めないけど、それを差し引いても、すごく面白かった思う。
最後、母親に会えるも、作中でイーサンをさらった犯人の情報を得る対価として支払ったものの重さがミーガンにわかっていないというのはすごく悲しかった。そしてアッシュと交わした契約を果たすべく、それを受け入れるところはカッコいいと思った。
パックがダウンしてからまた出るかなと思っていたけど、ずっと出 -
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ネタバレ≪内容覚書≫
弟を探して、≪夏の王国≫から≪冬の王国≫を目指すミーガン。
お供は、妖精パックに冬の王国王子アッシュ、そして妖精猫。
しかし、そこに、新たな妖精が現れて…。
妖精界の大ピンチに、ミーガンはどう立ち向かうのか。
そして、弟を取り戻し、無事に家族の元に帰れるのか。
≪感想≫
ミーガンが冬の国の王子様の「セクシーさ」にときめくのは、
さすが海外文化だと思った。
日本の小説だと、「セクシー」は、男子にあまり使わないので、
なんだかこの表現に出会うたびに、モゾモゾする。
古い妖精が、新たな機械妖精たちに負けてしまう設定は
面白いと思った。
説得力と夢のある設定で素敵。
妖精を信じて -
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ネタバレ≪内容覚書≫
地味で目立たない女子高生のミーガンが迎えた16歳の誕生日。
それは、不思議な物語の始まりだった。
妖精に連れ去られた弟を取り戻すため、
幼馴染だったロビンとともに、
ミーガンは妖精の世界≪エバーエバー≫へと旅立つ。
≪感想≫
ハーレクイン、というより、
児童文学とラノベの間のイメージで驚いた。
ハーレクインって、もっとエロスだと思っていた。
シェイクスピアの「真夏の夜の夢」の名前を借りた人物が、
たくさん出てくるので、知っている方は、ニヤリとできそう。
知らない人は、名作に触れる良いチャンスにしたら、
きっと有意義。
ただ、シェイクスピアの原作に愛着がある人は、
読まない