宮崎真紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ある誘拐事件に関して口を割らないケチな情報屋を執拗なまでに拷問し、命の危険にまで追い込んだ悪徳警官セサルは塀の中に収監されていた。セサルを刑務所送りにしたのは弁護士のマリアだ。フランコ軍事政権下にはびこっていた強欲な警官に違いないと、被害者の弁護を請け負ったマリアは、セサルの非人道的な行いを徹底的に裁判で攻撃し勝利した。その結果としてマリアは名声を得て、セサルは自由を奪われた。
それっきりで二人の接点は途切れるはずだった。しかし、いまマリアは刑務所にいるセサルに会いに来ていた。私はとんでもない過ちを犯してしまったのかもしれない、という疑念が頭から離れなかった。果たしてセサルが執拗に聞き出 -
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Posted by ブクログ
アルゼンチンの作家による、アルゼンチンを舞台にしたミステリ小説。
というだけで新鮮味があるが、衰えたるかつての世界先進国の首都であるブエノスアイレスの空気感が、小説に重厚な味わいを加えている。
そして、アルゼンチンって自然豊かな農業国でもあるんだよね。
その側面も、終盤に小説に広がりをもたらしている。
ミステリとしての出来も上々。
何より、時間の経過の描き方が巧い。
主人公の娘が失踪し、直後の混乱と喧騒が、まずひと塊りとして展開される。
その後の10年近い時の流れがあり、事件を取り巻く人々は変わっていく。
時間の経過に翻弄される、主人公自身の感情。
そしてそこに、別の一家の暗黒の歴史が覆い -
Posted by ブクログ
イレーナシリーズ2作目。
自分の魔力をコントロールできるよう、魔術を学ぶため故郷へ帰るイレーナ。
家族との再会や新たな仲間との出会い、新たな脅威との戦いなど、目まぐるしく物語が進みます。
相変わらず暴走ぎみのイレーナさん。
周りに心配ばかりかけています。
どうやらとてつもない力を持っているようで、
なんとか切り抜けてはいくのだけど、
それにしてもいつもピンチでひやひやします。
今作ではキキというお馬さんと心でお話しをする場面がありますが、
キキが可愛くて!
キキとの会話が入ると、とってもほっこりします。
今後のイレーナの成長が楽しみ。
次作も読まなくては。 -
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Posted by ブクログ
‹内容紹介より›
死刑宣告を受けながらも生き延びたイレーナは、故郷シティあに14年ぶりに戻ってきた。両親は涙ながらに娘を迎えるも、兄を始めとする他の者たちは、敵対国で育ったイレーナをあからさまに嫌悪し、密偵に違いないと疑う。またも四面楚歌となったイレーナに、さらなる機器と試練がー明らかになる14年前の真実と、2つの国に蠢く陰謀、そしてイレーナが生まれ持つ宿命とは?見逃せない、第2章。
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一作目と比べると、少しストーリーに難しいところが出てきた印象もあります。
「霊魂の探し人」とはなんなのか、魔力とはどういうものなのか、など物語の根っこになりそうなところで、スルスル読めない所もありました -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白いのは面白いのだけど、1冊目よりは若干魅力が低いような…1冊目がよすぎたのか。
イレーナ、一人で何でもやっちゃう性格はしょうがないにしてもさすがに無鉄砲すぎて。アイリス心労すごいんだろうな。でもこーゆーほっとけない子って周りが助けちゃうのよね。
アーリとジェンコのお兄ちゃん感相変わらず素敵~
それに引き換えリーフのがっかり感… 足引っ張りすぎてて。ほんとめんどくさい。でも実際の兄妹ってこんな感なのかもっていうリアルさはあった。
今回ヴァレクはイチャイチャ要員か。すっとあらわれてイチャイチャしてすっとさってく。隠密技術が役にたったね!ピンチにもすっとあらわれて力を貸してすっと消える。タ -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作から一変、今回は暑い国を舞台に、しかも魔術が中心となってイレーナの冒険が繰り広げられる。
イレーナの成長物語でもあるが、前作に続いてイレーナのキャラがしっかりぶれずに描かれているので読んでて違和感なく楽しめる。
ひどい目にあいながらもどこかユーモラスなキャラ、今回はそれに”馬”も加わってより明るくなり、その一方で実は意外と陰惨な話もさほどそれを感じさせない。
世界観がしっかりしているうえに、多彩なキャラ、様々な思惑が錯綜して読み応えがあって、これが3作で終わるのは残念。これだけの世界観を構築しているのだから、ハリポタなみにシリーズ化すればいいのに。
とりあえず次回作でどのように終わるのか