宮崎真紀のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ≪内容覚書≫
弟を探して、≪夏の王国≫から≪冬の王国≫を目指すミーガン。
お供は、妖精パックに冬の王国王子アッシュ、そして妖精猫。
しかし、そこに、新たな妖精が現れて…。
妖精界の大ピンチに、ミーガンはどう立ち向かうのか。
そして、弟を取り戻し、無事に家族の元に帰れるのか。
≪感想≫
ミーガンが冬の国の王子様の「セクシーさ」にときめくのは、
さすが海外文化だと思った。
日本の小説だと、「セクシー」は、男子にあまり使わないので、
なんだかこの表現に出会うたびに、モゾモゾする。
古い妖精が、新たな機械妖精たちに負けてしまう設定は
面白いと思った。
説得力と夢のある設定で素敵。
妖精を信じてあげよう、という気持ちになった。
また、妖精たちの感情表現が薄いので、
アッシュとパックの気持ちがわかりにくく、
ミーガンと同じようにもどかしい思いをさせられた。
ミーガンの恋に、ハッピーエンドはやってくるのか?
そして、まさかの以下続刊?
ひとまず、ミーガンの弟を取り戻す旅は終わったけれど、
冬の王国への訪問、機械妖精との戦い、と、
まだまだミーガンの試練は続いて行くはず。
ハーレクインのプレゼント企画に、
うまくはめられてしまったようだが、
続刊が出るようなら、
この先は、自分で購入して楽しんでいきたいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ≪内容覚書≫
地味で目立たない女子高生のミーガンが迎えた16歳の誕生日。
それは、不思議な物語の始まりだった。
妖精に連れ去られた弟を取り戻すため、
幼馴染だったロビンとともに、
ミーガンは妖精の世界≪エバーエバー≫へと旅立つ。
≪感想≫
ハーレクイン、というより、
児童文学とラノベの間のイメージで驚いた。
ハーレクインって、もっとエロスだと思っていた。
シェイクスピアの「真夏の夜の夢」の名前を借りた人物が、
たくさん出てくるので、知っている方は、ニヤリとできそう。
知らない人は、名作に触れる良いチャンスにしたら、
きっと有意義。
ただ、シェイクスピアの原作に愛着がある人は、
読まない方がよいのかも。
チアリーダーの意地悪女子とハンサムなアメフトプレーヤーが、
アメリカ文化だなぁ、ととりあえず笑わせてもらった。
日本だと、学級委員長の真面目女子ポジション?
翻訳ものは、こういう定番どころで、
文化の違いを感じさせてもらえて楽しめる。
あと、クローゼットが異世界に通じるのは、
ナルニアと同じスタート。
海外のクローゼットには異世界が、
日本の押入れにはドラえもんがつまっている(笑
上巻のストーリーとしては、可もなく不可もなく。
妖精を現代社会にうまく登場させていて、
スッと世界に入り込める。
下巻でのミーガンの成長と活躍に期待。 -
Posted by ブクログ
ネタバレおもしろかった。
が、これってシリーズものだったのねっ!
一応ひと段落はついたけど全然終わらんかった~!
がーん。
下巻で妖精界をめぐる問題も、パックとアッシュの問題も
ミーガンの力のことももろもろ全部まとめて解決~っと期待して
読んでいたので、ちょっと肩すかし。
いろいろ問題山積なままじゃ~。
ま、まあ一応弟は助けられたので、そこはよかった、うん。
相変わらず下巻も妖精たち、怖ろしすぎでした。
スプラッタじゃー。
あ、でもラストらへんにでてきたちっこいの達はかわいかったー。
剣と矢を渡してくれたときはマジで感動した。いいやつらだ~。
でもなんかこれからが本番って感じ。
あとがきに本国ではファンの間でアッシュ派とパック派に
分かれているとあったけど、でしょうね、と思う。
でもミーガンの心は完全にアッシュに向いてるよねー。
うう、パック不憫な。
オレが連れて行ったのに、そいつと契約をしなくても、
のセリフが泣けた。おおっ、パックマジだったのね、と。
でもしかたないよ、アッシュカッコいいもん。
しかもよく考えたらロミオとジュリエット状態??
アッシュのかつての想い人のこともあるし、これは結構
切ないラブストーリーに発展しそう。
しかし、なんか急にラブラブ展開になったような・・・・。まあ恋は突然に~ってやつなのかしら。
「必要なものはもう全部持ってるから」
居場所がない、と思っていた少女。
でも大切なものはなにか、知っていた少女。
わけのわからない世界で、それでも自分を手放そうとしなかった先で、まるで最初から分かっていたかのように
言ったその一言がとても印象的だった。
それからグリマルキン(この名前呼びにくいなー)の
選択する道はいくつもあるさ、とゆーセリフも。
その時の選択が即自分の存在そのものに関わってくるような
妖精界、もう既にその選択によってミーガンは大切な思い出を
ひとつ失っている。
あちらの世界に踏み込んでしまったからには、もう戻れないのだろう。
さてお話はまだまだ続くよう。
失った思い出の中の父親は?パックは戻ってこられるのか?
そしてアッシュとの恋の行方は?
自分の力の使い方も分かってきたようだし、ミーガンは
もっと強い女の子になっていくような気がする。
うん、中高生ぐらいなら夢中になるような物語だと思いました。
と、こんな感じのレビューでいいのかな?
いつも通り自分が書きたいことだけ書き散らかしたが・・・。
とにかくブクログさんハーレクインさんありがとうございました~。 -
Posted by ブクログ
16歳の誕生日、妖精界へさらわれた弟を助ける為にクローゼットの奥の扉を開け妖精界へ旅立ったミーガン。彼女は弟を救い出し無事に帰ってくることができるのか。
と、少女の冒険譚と説明しようとすればできてしまうが、得体のしれない妖精の総出演、喋る猫、氷の剣を操るうつくしい王子など。揃っていて欲しい材料がすべて描写されており、16歳の少女が主人公ならこうでなければというドキドキとワクワクで楽しませてくれる。
特に後半の王子とのやり取りなど、床に転がってジタバタしながら読んでしまった。なんというか、久しぶりに若者のストーリーを読んだので、20代後半であるわたしは妙に照れてしまったのだ。けれど、誰もがドキドキしたりできるのが、小説の素晴らしいところ。じぶんと切り離して都合よく楽しんだっていいのである。
日本で暮らすわたしたちとは習慣などが違っても、自分の力の限界を感じる10代の切なさが冒頭に置かれているので、自然と彼女を応援している。ミーガンと同じ年頃であれば、もっと共感して抱え込むように読んでいたかもしれない。
いつの間にか空想より楽しくて、楽ちんで、仲間外れにされない方法を覚えてきたけれど、もっとじぶんのなかに存在する怪しげな世界を肯定してあげてもいいかもしれない。肯定してあげて欲しいとおもう。その肯定する力があればこそ。現実の世界だろうがファンタジーの世界だろうが、生きていける可能性は広がる。
作者と読者と、これまでの優れた想像力によってすべてを準備されていたかのような舞台で、しかしミーガンは先の読めない世界を行く。猫の言う「つねに選択肢はあるものだよ」とのことばのように、じぶんで選択して弟を取り戻して欲しい。
さあ、下巻へ。