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ミーガンは地味でさえない女子高生。そんな彼女の退屈な日常は、16歳の誕生日に一変する。甘えん坊の幼い弟が突然、凶暴に豹変して襲いかかってきたのだ。間一髪のところを助けてくれたのはお調子者で幼なじみのロビー。「こいつはきみの弟じゃない。本物は“妖精”にさらわれたんだ」あっけにとられるミーガンに、さらに彼は真剣な顔でとんでもない告白を――妖精迷宮への旅が始まる!
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Posted by ブクログ
ハーレクインと聞いて超甘ったるいのかと思って ちょっと眉をひそめそうになりましたが そんなことはなく、サクッと読めてしまいました。 ちなみにファンタジーとは言えども やけに魔法が出てくるわけではないのです。 まあ、猫はしゃべりますが(笑) しかも毒舌で某オネエ系みたいな感じの。 しかしミーガンは...続きを読む本当に大変だなぁ。 弟はさらわれ、 探しにきた場所では災難に遭い… どこまでも身の置き場がないです。 だけれどもだんだんと成長が見えてきますよ。 これからが楽しみ。
人気の海外産児童小説はかなり拒否反応が出ていたけどこれはそんなことなくサクサク読み勧められた。 内容は家庭的にちょっとアレで学校で馬鹿にされる冴えない女の子は実は異世界で重要人物でしたー。という在り来りなもの。 紹介に「現代版不思議の国のアリス」とあったけどあまりそういうイメージは受けなかったなぁ・...続きを読む・・ 確かにチェシャ猫のような猫、グリマルキンはいるけど。 極彩色の空間、冬の世界などなど移動する場所によってガラッと変わる世界観はよく作られていて場所が変わったのだとわかりやすい。 風景のイメージはそんなに気にならなかった代わりに、妖精の容姿の説明は「これ以上のものはないであろう美しさ」「完璧すぎる」などとやたら凝った表現が使われていて出てくるたびにそこまでの説明はいらないかな~なんて思ったり。 面白いだけになんかもったいないなー。
妖精の国が舞台のファンタジー。 ハーレクインということで、甘い恋愛がからんでくるのかと思いきや、普通のファンタジーでサクサク読めました。 まだ上巻しか読んでいないので、下巻でどう展開していくのか楽しみ。
上下巻ということで合わせて感想失礼します。 ハーレクイン文庫は初めて読みましたが、ティーンズ向けの翻訳本はいくつか読んだことがありました。 その全てに共通することですが、取りあえず「理由」や「根拠」といったものが邦本よりもずっと少なく、「事実」と「キャラクター」が先行します。 その点を横に置いて読む...続きを読むと良いかと思われます。 この本は取り柄のない女の子が妖精の国に弟を取り戻しに行くお話です。 個性的なキャラクターで分かりやすく、背景や世界観の美しさと残酷さには舌を巻いてしまいました。綺麗な世界の妖精には、悪戯で人を騙し、頭から食べようとする悪魔のような恐ろしい魅力がありました。 物語の見所の一つは、主人公と「ずっと自分を見守ってきた道化師のパック」と、「クールで美しい敵国の王子であるアッシュ」との三角関係の点ですが、意外なほど楽しむことが出来ました。 とにかくキャラクターが面白いです。 ただ心情面でもっと各キャラの補完をして頂ければもっと面白かったと思います。 驚くべきことに続刊が出るようです。 確実に購入すると思います。 続きが気になる終わり方をするのかと思いきや、煮え切らない諦めに似た境地の主人公の心が妙にリアリティを持ち、「気になる!」よりも、「これは結末まで見届けなければ」という使命感を感じました。 短い話ですしさくさく進むので気軽に読むことが出来ます。 もちろん、パックとアッシュの魅力に落とされれば食事も忘れて貪ることになるでしょう。
シャイクスピア『夏の夜の夢』をベースに、不思議の国のアリス・ピーターパンなどの古典ファンタジーの要素やフェアリーテールを織り交ぜて、ラブロマンスを盛り込んだ「いいところ取り」の作品。 それなりに面白いファンタジーですが、上巻の展開はイマイチ。 主人公の本格的な冒険、成長がはじまることを願って、下巻に...続きを読む進むことにします。
妖精が登場するファンタジー小説。 シェイクスピアを織り交ぜた物語で、知っている人はより楽しめるかも。 出てくる妖精の王族たちがみな非現実的な美しさで、それに対する表現が多少大げさすぎるかな・・・というのが気になったけれど、 読み進めていくうちに、敵対する国の王子との心のふれあいにとても興味が湧きたつ...続きを読む。
16歳の誕生日、妖精界へさらわれた弟を助ける為にクローゼットの奥の扉を開け妖精界へ旅立ったミーガン。彼女は弟を救い出し無事に帰ってくることができるのか。 と、少女の冒険譚と説明しようとすればできてしまうが、得体のしれない妖精の総出演、喋る猫、氷の剣を操るうつくしい王子など。揃っていて欲しい材料が...続きを読むすべて描写されており、16歳の少女が主人公ならこうでなければというドキドキとワクワクで楽しませてくれる。 特に後半の王子とのやり取りなど、床に転がってジタバタしながら読んでしまった。なんというか、久しぶりに若者のストーリーを読んだので、20代後半であるわたしは妙に照れてしまったのだ。けれど、誰もがドキドキしたりできるのが、小説の素晴らしいところ。じぶんと切り離して都合よく楽しんだっていいのである。 日本で暮らすわたしたちとは習慣などが違っても、自分の力の限界を感じる10代の切なさが冒頭に置かれているので、自然と彼女を応援している。ミーガンと同じ年頃であれば、もっと共感して抱え込むように読んでいたかもしれない。 いつの間にか空想より楽しくて、楽ちんで、仲間外れにされない方法を覚えてきたけれど、もっとじぶんのなかに存在する怪しげな世界を肯定してあげてもいいかもしれない。肯定してあげて欲しいとおもう。その肯定する力があればこそ。現実の世界だろうがファンタジーの世界だろうが、生きていける可能性は広がる。 作者と読者と、これまでの優れた想像力によってすべてを準備されていたかのような舞台で、しかしミーガンは先の読めない世界を行く。猫の言う「つねに選択肢はあるものだよ」とのことばのように、じぶんで選択して弟を取り戻して欲しい。 さあ、下巻へ。
プレゼント当たった~!わーい嬉しい♪ 23日までにレビューせよ、ということなのでとりあえず上巻。 なんか面白そうと思って応募したんだが、来たのがハーレクイン社の 文庫だったのでちょっとびっくり。 ハーレクインは恋愛ものばっかと思ってたんだが、こーゆーファンタジー系もあったのだなあ。 まあ、最初から...続きを読む主人公、姫、と呼ばれてたのでそのへんの要素はあるのか。 父行方不明、で、姫、とゆー時点で、こりゃあ、やんごとなき方の血が流れているのね、と思ってはいたんだが、まさか、その王様が行方不明になった父親ではないなんて~。 さらにさあ行こう妖精界で、妖精、でイメージする、キラキラしたファンタジーなイメージがごんごん覆るし。 喰われる~、殺される~!の危機連続。 ヒロインの扱いじゃないですよ~。ミーガン、大変すぎっ。 下手にありがとうも言えない妖精界、連れてきてくれたロビー、いや、パックともはぐれ、ホント、すごいよ、がんばったよ~。 生きて辿り着くとは思わなかったなんて王様に言われるし。 ホント、どんだけオソロシイ世界なんだ。ほっこりする所全くなしだぞ。 ああ、そういえばパックはずっとあのままなのだろうか? 猫を(これはやっぱアリスの猫、イメージだよなあ)案内役に、弟探しに 行くわけだが、先は厳しそう。 キマイラについてた変な虫とか、死の森とか、妖精界自体を蝕んでいるなにか、も気になるし。 毒にあたったのを助けてくれた一角獣のいったことも気になるし。 統治?これはあれですかね、ハーフじゃない、ダブルだっ!って感じで、 純粋妖精よりも強い、というパターンになるとか? そしてアッシュとのラブはあるのか?うーん、とにかく、次巻に続く。
≪内容覚書≫ 地味で目立たない女子高生のミーガンが迎えた16歳の誕生日。 それは、不思議な物語の始まりだった。 妖精に連れ去られた弟を取り戻すため、 幼馴染だったロビンとともに、 ミーガンは妖精の世界≪エバーエバー≫へと旅立つ。 ≪感想≫ ハーレクイン、というより、 児童文学とラノベの間のイメ...続きを読むージで驚いた。 ハーレクインって、もっとエロスだと思っていた。 シェイクスピアの「真夏の夜の夢」の名前を借りた人物が、 たくさん出てくるので、知っている方は、ニヤリとできそう。 知らない人は、名作に触れる良いチャンスにしたら、 きっと有意義。 ただ、シェイクスピアの原作に愛着がある人は、 読まない方がよいのかも。 チアリーダーの意地悪女子とハンサムなアメフトプレーヤーが、 アメリカ文化だなぁ、ととりあえず笑わせてもらった。 日本だと、学級委員長の真面目女子ポジション? 翻訳ものは、こういう定番どころで、 文化の違いを感じさせてもらえて楽しめる。 あと、クローゼットが異世界に通じるのは、 ナルニアと同じスタート。 海外のクローゼットには異世界が、 日本の押入れにはドラえもんがつまっている(笑 上巻のストーリーとしては、可もなく不可もなく。 妖精を現代社会にうまく登場させていて、 スッと世界に入り込める。 下巻でのミーガンの成長と活躍に期待。
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