平沢下戸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・しずかな心地で読むことができ、登場人物たちの幸を願ったりする。
・裏の屋号で、他者に化けられる妖面を売るお面屋の関わる人情もの、かな?。
・許嫁を奪われそうな男。その許嫁の心は?
・不器量で知的好奇心の強い娘は?
・雨の中、高熱を出した太良と、救おうと駆けずりまわった甘楽はある大物と出会う。
・没落した武家の息子の葛藤は?
▼たまよしに関する簡単なメモ
【イヌビエ】隠さまの側近で小天狗たちの教育係。
【うとうと病】うとうとしている間に年月だけ経ってしまいその間の記憶がほとんどないまま老いて死んでしまう。琵琶法師が吉蔵たちに語った話。
【お勝】回船問屋の娘。器量がよくなくまわりは案じているが当人は飄々としている。好奇心が強く異国の本を読んだりするのが好き。妖面に興味を示したのも美人になりたいというよりは美人は世界をどう見ているのか知りたかったから。《自分はきっと、知らないことを知ることに惚れっぽいのだ》第一巻p.103
【お菊】勘助の許嫁。領主の菅原のところに手伝いに行ったところを次男の半次郎に見初められた。今の生活がイヤで、抜け出したいと思っていた。ぼんやりした底なし井戸のような女だと迅雷は思った。
【お初】吉蔵と仲良くなりたがっている少女。
【お葉】吉蔵の妹。
【御招山/おまねきやま】天狗がいる。
【お面屋】表の屋号のときは祭が書き入れ時でほぼ香具師の感じ。
【面作師/おもてつくりし】《人間の世界と山の世界の境界をいく者たち》第一巻p.15
【隠さま/おんさま】御招山の天狗のリーダー。天狗を人間の姿に変える神通力を持つ。
【勘助】途方に暮れていた迅雷の面倒を見てくれたお人好しの男。お菊の婚約者。
【甘楽/かんら】「お面屋たまよし」の一人。幼い頃御招山に捨てられていたところを隠さまに育てられた。年齢的にはもうじき14歳で「若衆のなりかけ」くらい。長くない髪を無理やりひとつにくくっていて、顔のパーツが大作りで派手な印象。ちょっと短期なタイプ。ときどき太良に逆らいたい。
【吉蔵】大名の家臣の息子だったが父が戦で大きなしくじりをしたとかで打ち首になり没落。
【呉葉】吉蔵の母。
【佐吉】吉蔵の弟。
【迅雷】小天狗。太良、甘楽を見張るよう隠さまに命じられているが二人が赤ん坊だった頃から知っているとはいうもののコミュニケーションはなかった。天狗は寿命が長いので二人より年上だが人に変化したときの見た目は十歳くらいの少年。人の姿をしたときは人と同じ能力しか持てずとても不便。好物は金平糖や南蛮菓子のボーロ。
【太良/たいら】「お面屋たまよし」の一人。幼い頃御招山に捨てられていたところを隠さまに育てられた。年齢的にはもうじき14歳で「若衆のなりかけ」くらい。洗いざらしの髪を耳が隠れるか隠れないかくらいの長さにしている。飄々として落ち着いているタイプでどちらかといえば兄の役割。眠りが深い。
【仁王次/におうじ】面作師(おもてつくりし)。隠さまの昔馴染み。太良、甘楽を育てた。表の名前が「たまよし」。今年三十九歳。
【兵太郎】お勝の父親と同じ通りに店を構えている反物屋の息子。その取り巻き連中がお勝のことを「ごつごつさん」とか呼んでからかうがお勝が相手にしないのを見て面白がっている。お勝の一歳年上。
【魔縁堂】「たまよし」の裏の屋号。妖面を売り買いするときに名乗る。
【魔縁丸】妖面を作るのと同じ鉄を使って作られた小刀。妖面をつけた人間が荒魂化したら鳴く。
【妖面】お面屋が裏の屋号で売っている、なりたい姿に変化できる面。荒魂化して人外になってしまうリスクもつきまとう。その場合、売った者が鎮めこの世から消滅させる。
【竜胆】迅雷の兄。大天狗の若頭。 -
購入済み
おもしろいが
文章・構成などは荒く、登場人物の心理や戦の情景などは明らかに描写が足りてない。また会話シーンも読みにくく、誰が話しているのか混乱することが多々ある。三巻の話になるが、足満のあたりは読んでて訳が分からず辛かった。
また、歴史改変もの(?)なのだがどこまでが史実でどこからが改変なのかが分からない。登場人物も多いが名前の読み方から分からない人がたくさん出てくる。歴史マニアの人なら楽しめるのだろうか。
小説なのに副読本がないと楽しめないのだとしたらちょっと問題かな。 -
Posted by ブクログ
さ迷ってきてしまった『幽霊』を、本来いるべき場所に
お還りいただくのが、生活安全課たる主人公達の役目。
連続短編になっていて、この世界がどういう感じで
どういう決まりがあるのか、が分かってきます。
普通に読んでいて、確かに違和感はありましたが
多数決の世界というか、後ろにいる人にすれば
自分が表で、こちらが裏、になるわけで。
そんな衝撃(?)な1話目の次の2話目も
これまた違和感がありました。
一体どういう事なのか、と思っていたら…な落ち。
いや、一番の落ちは、事件解決後、ですが。
本当に、何のために奔走したか! と言いたくなるほど
えへw な感じの落ちでした…w
その後の3話は、誰が子供を想っているのか、な感じで
後悔後に立たず、な感じです。
想うのは大事ですが、自分のを…あちらのルールを
振りかざされてもどうしようもないです。
そんな3話から実は引きずってます、な4話目。
3話目に多少そんな気がするフラグは
立ちまくってましたけど。
強引につじつま合わせが行われましたが
繋がるように信じれたのは、一か八か感が
凄かったですけど、後で考えると(笑)
最後の、おざなりな事情聴取が面白かったです。 -
Posted by ブクログ
面作師のもとで修行する太良と甘楽。面とはふつう、縁日で見かける、子どものおもちゃを指す。けれども、いにしえから続く面作師は、縁日で売りだす屋号とは別の、裏の屋号を持っているものなのだ。そして、裏の屋号では、妖面というものが売られているのだった。妖面、なりたいすがたになれるというそのお面は、面作師の中でも、腕のいい者だけが、作れるのだという。妖面は願いをかなえてくれる面。妖面のうわさは、不思議なことに必要とする者の耳にだけ、届くのだという―― 妖面は、諸刃の剣。面をはずせなくなれば荒魂化し、人として生きていくことができなくなる。それでもなお、人々は、今日もお面屋を訪れる―。。人であるゆえの喜怒哀楽をえがいた戦国ファンタジー!