山内直実のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
ヒロインが優しすぎる
ざまあが読みたくて買いました。
私的にはヒロインが優しすぎてもっと仕返ししても良かったのではと思ってしまいましたが、作者さんの作風的にはハッピーエンドだと思います。
ほっこり話を求める方にはおすすめですが、ばっちりざまあしてヒロイン勝者!!までを求める方には物足りないかもしれません。 -
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絵が細かい。
この作品を読むきっかけになったのは「なんて素敵にジャパネスク」なんですが、この漫画家さんの絵がとても細かい。細かくてよく情景を表現してあってとても良い。
私自身、和歌に全く精通してないのだけれど、解説文もちゃんと書いてあって、無知な人にもちゃんとわかるように親切に注釈もつけてある。
ちょっと教養が深まったような気もする…多分。
とにかく面白い。 -
購入済み
登場人物の表情が残念
小学生の時に読んだコバルト文庫の氷室冴子さん作品が懐かしく、ライトノベルで読み直しました。大好きな作品で、ストーリーは抜群に面白いです。
ライトノベルの文章だけでは想像がつかない平安時代の家屋やインテリア、小袿などの当時の貴族の着物などを絵で見たくて、マンガも購入しました。
目的は果たし、小袿と十二単の違いや、几帳って襖みたいな紙じゃなくて暖簾みたいな布なんだ、とか色々知ることが出来ました。
ですが、登場人物の表情にがっかりする部分が多く(例えば、瑠璃姫が真剣に怒っているシリアスな場面が、ただのズッコケドタバタ劇風のタッチで描かれていたり、などなど)、小説を先に読んだ人にはちょっ -
Posted by ブクログ
みなさんすごいわー。
ああ、あの「ジャパネスク」の世界が現代によみがえったわー、という。
そりゃ各先生の筆致とか特徴あるし、まんま氷室冴子先生というワケではないのでしょうけれど(そして誰も「真似る」ことは求めてない)、世界観のようなもの、ベースとなる方向や位置があの世界なんですよねー。
空気感っていうか?
その後の瑠璃姫と高彬の結婚生活を描いた岡本千紘せんせの「女郎花の宮」も良かったけど、しかし煌姫のあの頃と変わらない活躍を描いた松田志乃ぶせんせの「ジャパネスク・ネオ!」が好きかなー。
煌姫のグイグイ感が楽しいw
それとやぱし「ジャパネスク」といえば山内直美せんせの画っていう部分も大きいと -
ネタバレ 購入済み
おちくぼの姫君、服飾マニアっぷりが強調されて個性がついた。
石山詣の所。四の君は「自分も馬にのりたい」と言ったとちらっと書いてある。
面白の駒さんとの関係が原作よりも田辺聖子さん寄りの変わり者同士でも幸せなカップルになって欲しいなあ。 -
Posted by ブクログ
『なんて素敵にジャパネスク』コンビによる、新釈とりかえばや物語。元の『とりかえばや物語』(講談社学術文庫)がなかなかに面白かったので、いくらジャパネスクコンビとはいえ、これでイメージ壊れたらやだなあ……と長いこと避けていたのですが、そんな心配は無用だったらしく。『とりかえばや物語』の設定を借りた平安調オリジナル少女漫画くらいのものでした。寧ろ、主人公の綺羅がジャパネスクの瑠璃と同じく活発な少女という設定ではありつつも、こちらは瑠璃のように無鉄砲ではない。きちんとあれこれ思い悩んでから行動に出る分、ジャパネスクより好感がもてるかもしれない。瑠璃とは背負ってるものが違うので仕方ないんだが。あと宰相
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Posted by ブクログ
(No.12-77) 氷室冴子さんの原作を山内直美さんがコミック化したもの。
小説を読んでネット検索したら、このコミックスの評判がとても良い。
だったら読みたいと購入。
原作をとても大切にしていて、大満足。
原作どおりだったらあえて漫画化することないじゃない?なんて思ったあなた、ちょっと待って。
この漫画は原作そのままにそこに絵が付いているという雰囲気なのよ。
現代だからコミックスなんだけど、これに一番近いのが平安時代なら絵巻物かな。
これを絵にするのはかなり難しかったのではないかしら。それぞれの人の想いをこんなに上手く表現してることに感動しました。
氷室さんの作品をこんなに素敵に描