山内直実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
氷室冴子×山内直実の新作! って記事を見て、「え、氷室さんって亡くなったって思ってたけど、思い違いで生きてはるん? よかったー!」って一瞬喜んだんだけどなあ、、、亡くなってはったのはホントだったなあ。。。て思いながら、買いました。雑誌コバルトに掲載されただけで、文庫にはなってない作品だったとか。。。「なんジャパ」や「ざ・ちぇんじ」の元気な作風を思い浮かべながらページをめくると、あまりの落差に「え?」ってなりますが。その2作より、よほど”少女小説”らしい、センシティブな作品でした。読んでいると、いろんな立場の”女”が出てきて、または”男”は見た目ではわからないなあ、という万華鏡のようにくるくると
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Posted by ブクログ
一巻を買ってみたら予想以上に面白くて六巻まで一気に購入。
本編が4巻で終了?してしまうのは残念でしたが、とても楽しめました
(ちなみに4巻後半~5巻は時間軸の前後する番外編が数本、最終巻は番外編を読んだ上での本編の続きといった感じです)
こういう時代物はあさきゆめみしが若干トラウマになっており(人物が多くて名前が多くて見分けもつかなかった…)ハマれるどころかちゃんと読めるかも不安だったのですが、この作品は絵柄的にも登場人物の多さ的にも一般的な少女漫画と大差なく、当時の言葉などには注釈がついているし、またナチュラルに英語を混ぜて喋っていたりと非常に取っ付きやすく、不安がっていた自分がバカらしく思 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後の帥の宮の独白シーンはやはり圧巻ですね!というか氷室冴子はここが書きたくてここを盛りたてるために伏線張りまくってきたんだろうなー。13年絢姫の顔を見ていない、という場面なんかなにこれせつねー!せつねーよ!!山内直実も力入れて描いてる。瑠璃が吉野の君を思い出してるのに、帥の宮は自分のことに手一杯でそれに気づかないというところとか小説をうまく再現してた。ここ、ジャパネスク通して読むとぐっとくるなあ。瑠璃はこうして一生、節々に吉野の君を思い出しては、事情をしらない相手にはそれが知られないまま過ぎるという場面を過ごしていくのだろうなあ。でも相手が高彬だったら、それを察して黙っていたわってくれるのだ
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Posted by ブクログ
ネタバレ鷹男と帥の宮の顔の違和感がとれない。顔が大きいというか、縦に長すぎる。特に鷹男は、帥の宮との歳の差も考慮してもう少し童顔で線の細い感じに抑えてもよかったのでは。首も太すぎ。
内容は前半のお楽しみの1つ、瑠璃姫・大皇の宮・鷹男・帥の宮・高彬が一気に出そろう場面。やはり楽しい。ここでずっと噂になっていた帥の宮のソトヅラが初めて瑠璃の目線で描かれるわけだが、その割に帥の宮が表情に乏しい。感情たっぷりに(本当に同情してるわけではないのに周りに示すためだけに)同情を示す、という場面なのにいまいち伝わってこない。惜しい。山内直実の帥の宮像が固まってないのかな。