白谷ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
真緒と終也の関係が無事戻る方向で良かったと安堵するのと同時に帝•志信の最期が穏やかな幕を閉じられたことにホッとした自分が居た。
"生きていると辛く苦しいこともあるけれど、それでも優しいものを信じていたい。"
という真緒の心情は何よりも自分が思っている信念と重なるものがありました。
"織ることで、誰かの幸せを祈ることのできる自分でありたい"
この言葉も同じで、どこかで真緒と私の人生は似ているなと勝手に共感。
真緒が少しずつ自分の意志を強く輝かせていく姿はとても素敵で力を貰えます。
今回の6巻で第一幕は完結だそうですが、早くも第二幕が楽しみです。
謎の女の正 -
Posted by ブクログ
ネタバレ雅から遠い雅遠様、恋の自覚は遅かったけれども、直感は間違っていなかったと思う。
直感というか押せ押せな行動が、詞子に対しては正解だったというか。
平安時代にはきっとあるまじき貴族のしきたりに縛られないヒーローは好感が持てた。
ただ二人の障害がかなり大きい。
家同士が仲悪いというのもあるし、雅遠様の貴族としての評価もそうだけれども、何より詞子が囚われている「呪い」の件が何よりの障害になりそう。
世間からの評判もそうだし、彼女自身が精神的にも立場的にも「呪い」から解放されないことにはどうしようもない気がする。
恋が何かも知らなかった雅遠様にはハードルの高い恋になりそうだ。
番外編の主役がまさか -
ネタバレ 購入済み
身代りで嫁ぎ不安や寂しさに苛まれたのも一瞬で、あっという間に味方を作るコミュ力の高さと愛くるしさよ。
騎士の皆さんの軽さは心配になるレベルだが、王家サイドがちょっと面倒くさいタイプなので良いバランスなのかも。
ジレジレだけどイライラ皆無でとっても楽しい。ラストはまさに大団円。面白かった。
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ネタバレ 購入済み
もどかしいね
読み始めて30%くらいまでは、「あれ?私、この本読んだ事がある?」というくらい既視感が有りました。
美しくて地位もある若干高飛車な令嬢が、平民上がりの男に嫁がされる。
母親に「子供を産むな」と言われて掌返しされる。
父親しか結婚式に来ない。
うーーーーん。
どこかで読んだ様な、、、?
ラノベお約束設定なのかしら?
そこから先は楽しかったです。
やっぱり「許さない」に聞こえたよねー。
「許して、愛してる」が途切れ途切れだと、そうなるのか!
絶望的なタイミングで絶望的な聞き間違いΣ(゚д゚lll)
それにしても、アナの両親(というか、この国の貴族)は最低な思想の持ち主ですな。
平民は同じ人