浦沢直樹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ全巻を一気に読んだ。日本のドラマと言うよりもFOXあたりのドラマを見るような構成にどんどん引き込まれる。
ただ、最後クライマックスはちょっと物足りなさがある。何故、一番復讐したい人物がいるからと言ってあの村全体に511のような殺戮が必要なのか。
この他にもどうにも謎がある。
どうして母親が生きているかもしれないのにヨハンはその存在を探そうとしなかったのか。
どうやって双子が生まれてから親子は怪物から逃げることができたのか。
どうして双子は選ばれた子どもであると思われたのか。
どちらかといわれどちらかを差し出したのに何故母親も連れて行かれ、その後一人子どもが残されていたのか。
そのあたりの肝心な謎がやはり曖昧になっている気がする。
まあ面白かったんだけどね。
これは映画よりじっくりドラマにして欲しい。 -
Posted by ブクログ
『20世紀少年』を毎日1冊買って読み進め,はや10巻に突入。“ともだち”支配下の2014年の日本で,“2000年血の大みそか”の真相を知り“ともだち”に抵抗しようとする人物がちらほら現れます。ケンヂの姪カンナは新宿中のマフィアやホームレスを一堂に集め,海ほたる刑務所に収監されていたオッチョは脱獄,ヨシツネは何かの「隊長」におさまっています。そんな中,事件とは何の関わりもなかった女子高生・響子が,本人の意思とは無関係に“ともだち”の真相に近づいていってしまうという展開になっています。
そしてとうとう,第10巻にサダキヨ登場。子ども時代のサダキヨはいつもお面をかぶっているのですが,「犬神家の一族」にもいつもお面(というかマスク)かぶってるサダキヨがいたよな……と思い,それがあだ名の由来だと思ってました。よく考えたら「犬神家」の方はサダキヨではなくてスケキヨ(佐清)でしたね。でもサダキヨの本名は「佐田清志」なので,なんとなく「佐清」と共通項があります。どうでもいいことですが。
第10巻のサダキヨのエピソードに泣きました。3回読みましたが3回ともなきました。サダキヨのエピソードというより,関口先生のエピソードに泣いたのかも。教師だなぁ。 -
Posted by ブクログ
『20世紀少年』(浦沢直樹著,小学館,全22巻)を読み終えました。第22巻は,バーチャルアトラクションで過去に戻ったと思われるケンヂが「決着つけに来たんだ。」と言うところで終わっていて,「えっ,こんな中途半端な終わり!?」と驚きましたが,『21世紀少年』(浦沢直樹著,小学館,上下巻)に続いて終わるのですね。
『20世紀少年』のラストでは,ついに本性を現した“ともだち”が全人類の滅亡を宣言し,ケンヂたちがそれを阻止してカンナと再会するところで話が終わっています。“ともだち”の死の直前に覆面を取ってみますが,結局それが誰なのかはわからずじまい。“ともだち”の正体と,彼がこのような凶行に及んだ理由については続く『21世紀少年』の上下巻で明らかにされていきます。下巻のラストでケンヂが“ともだち”に名前を呼びかけていますが,その人が“ともだち”の正体なの!? そうするとつじつまが合わないことが色々あるんじゃないの!?と衝撃を受けました。こりゃもう一度第1巻から読み直す必要がありそうです。
個人的には万丈目の最期にグッときました。