浦沢直樹のレビュー一覧
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“ともだちランド”に入ったヨシツネとカンナ、小泉響子の3人は、ケンヂたちの秘密基地があった原っぱにボーリング場が建設されているのを目にします。そして何と、ボーリング場の社長があのホームレスの「神様」だったのです。
その後彼らは、夜の学校に入り込んだドンキーを追って、山根とサダキヨとともに、理科室で首を吊っているフクベエの姿を目にします。
一方、万丈目や高須ら“ともだち”の幹部たちは、死んだはずの“ともだち”の復活した姿を見かけることになります。
6年生になったヨシツネが、たった一人で秘密基地を作ってケンヂたちを待っているシーンには心を揺さぶられます。 -
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マルオは、国民的歌手の春波夫のマネジャーとして働きながら、密かにケンヂの意志を引き継ぎ、“ともだち”を襲撃するチャンスをうかがっていました。
一方オッチョたちは、山根の足跡をたどり、小学校の理科室を訪れます。そこで彼を待っていたのは、山根と“ともだち”でした。2人は小学校時代、ケンヂの“よげんの書”に対抗して“しんよげんの書”を書いた仲でした。しかし“ともだち”と決別した山根は、とつぜん“ともだち”に向けて銃の引き金を引きます。息を止めた“ともだち”のお面を外したオッチョは、“ともだち”がフクベエだったことを知ることになります。
とりあえず“ともだち”の正体が明らかになり、物語としてはそろそろ一段落つきそうな気配です。ずっと「引き」が続いてもやもやしていた気分も晴れて、次巻以降のカンナたちの戦いが楽しみになってきました。 -
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“ともだちランド”から戻った響子は、同じ学校に通う遠藤カンナがケンヂの姪であることを知り、彼女と接触を図ろうとします。しかし、そんな彼女の態度が「ドリームナビゲーター」の高須に知られ、“ともだちワールド”へ招待される羽目に陥ります。
そして、彼女のクラスに、新任の英語教師としてサダキヨがやってきますが、彼の顔を見た途端に、響子は悲鳴を上げて気絶してしまいます。“ともだちランド”のボーナスステージで彼女が見た“ともだち”のお面の下の顔が、サダキヨだったのです。
保健室で目を覚ました響子は、隣にいたカンナにそのことを話します。カンナはサダキヨを探しますが、その隙に教室を抜け出た響子がサダキヨの家に連れて行かれてしまいます。しかし、サダキヨが暮らしていた家は、“ともだち”の少年時代の部屋を再現したものであり、彼はその館長を務めていたことが判明します。やがてサダキヨが響子をかくまっていることを知ったドリームナビゲーターが押しかけてきますが、サダキヨは彼らを追い返し、2人は逃げ出します。一方、校長とともにサダキヨの家に向かったカンナは、自分の父親が“ともだち”だったと聞かされます。
サダキヨの登場で、物語の緊張感が高まってきた印象です。 -
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2000年の大晦日の夜、巨大ロボットの操縦席にたどり着いたケンヂは、彼の前に対峙している「太陽の塔」を目にし、そこで彼が持ち込んだダイナマイトが爆発しました。カンナの手もとには、その数時間前に録音されたケンヂの最後の歌が残されていました。
神様の口から「2000年血の大みそか」事件の真相を知った響子に、担任の教師から“ともだちランド”の研修に招待されたという報せが届けられます。“ともだちランド”から逃げ出そうとした響子は、清掃員に身をやつして“ともだち”の情報を探っていたヨシツネに出会うことになります。ヨシツネは響子に、研修のヴァーチャル・アトラクションで3位以内に入ることための秘策を授けます。見事3位通過を果たした響子は、「ボーナスステージ」に招待され、1971年のケンヂたちとともに、首吊り坂の屋敷に肝試しに出かける体験をすることになります。
ヨシツネが生きていたことが明らかになり、2014年の戦いのお膳立てが整ってきました。 -
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2014年、海ほたる刑務所から脱走したオッチョとマンガ家の角田が、万博記念公園の「太陽の塔」を目にします。そこで角田はオッチョの口から、「2000年血の大みそか」の真相を聞くことになります。
その頃、カンナと同じ高校に通う少女・小泉響子は、日本史の自由研究にテロリスト・ケンヂを取り上げると教師に報告していました。しかし、ケンヂに関する情報はあまりにも少なく、落胆します。しかし響子は、ホームレスの「神様」こと神永球太郎に出会い、彼女もまた、「2000年血の大みそか」の真相を知るようになります。
2000年の大晦日、突如として東京に現われた巨大ロボットは、ウィルスをまき散らして多くの人びとを死に至らしめました。しかも政府は、その黒幕こそケンヂにほかならないと発表します。ケンヂはロボットを止めるため、友民党の本部に乗り込みます。
一方フクベエは、一足先にロボットを操作している“ともだち”を追いつめます。フクベエは“ともだち”の正体はサダキヨだと確信していました。小学生の頃、サダキヨのイジメが自分に飛び火することを恐れたフクベエは、「俺はおまえの友達なんかじゃない」と言ってしまったのです。フクベエは、自分がサダキヨを止めると決意し、ビルの屋上に立つ“ともだち”に迫りますが、そこで2人は足を滑らせて転落してしまう。最後にフクベエがみたハットリくんのお面の下の顔は、サダキヨではありませんでした。
どうやら、2000年のケンヂから2014年のカンナに主役が交替した模様です。ケンヂの志を継ぐ、カンナやユキジ、オッチョたちの戦いが、おそらく今後の展開の中心になっていくように思われます。 -
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2014年、最凶悪犯のみを収容する海上の「海ほたる刑務所」に送られた一人のマンガ家が、特別懲罰房に14年間も押し込められているショーグンこと、かつてのオッチョと出会います。オッチョは、マンガ家からの話でカンナの身に危機が迫っていることを知り、かねてから企てていた外の世界への脱出計画を加速させます。
そんな彼を支えたのは、少年時代に映画『大脱走』が放送された日に、ケンヂが語った「生きると信じている奴だけ生き残る」という言葉でした。
ストーリー自体は単純だけど、実際の展開の仕方が相変わらず上手くて感心させられました。読者を引っ張り込むという感じではないのに、なぜか印象に残るシーンが多いように感じます。