浦沢直樹のレビュー一覧

  • MONSTER 完全版 デジタルVer. 3

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    551キンダーハイムのハルトマンの優しい顔と怖い顔のギャップが夢に出てきそうなほど不気味。優しい顔が出来る人ほど真逆の怖い顔も迫力がある。たけしの振り子理論ではないだろうか。日本ではその役が出来そうなのは小日向さん一択だと思う。日本のケビン・スペイシーと呼びたい。ペトラとシューマン、ペトラとハインツの話は良く出来た落語のようなストーリー。自分の出世のために手術をやめさせるか母親の命を助けるために犯人を逃すかという葛藤。もちろんハインツ(バカ息子)は何も考えずに手柄を立てようとするんだけど。自分を見てるようで情けない。シューマンの顔がジョン・グッドマンとエリツィンを足したような味のある顔。浦沢直樹先生の外国人の顔はとても味があって好きだ。さて仕事を外されたルンゲ警部がいよいよ本格的にテンマを追いかけ始める。次巻か楽しみ。

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    2018年11月14日
  • MONSTER 完全版 デジタルVer. 2

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    最初の事件から9年後、20歳になったニナ(アンナ)の元にヨハンが現れる。ちょうどその少し前のタイミングで新聞記者のマウラーと共にニナの育ての親の元に駆けつけたテンマだったが間一髪で殺されてしまう。ものすごい密度の高い上質なサスペンス。ページをめくる手が止まらない。一瞬のスキをついてニナを連れて逃げたテンマだったが自身は殺人の疑いで警察に追われる身となってしまう。どうなるのか続きを早く読みたい。

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    2018年11月10日
  • MONSTER 完全版 デジタルVer. 1

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    昔読んだことがあったモンスターをそういえばと思い出して再び読むことにした。改めてすごいヒキを作るのが天下一品の浦沢先生やなあと思う。天才。ドクターテンマの元に9年前助けた双子の兄ヨハンが姿を現し人を殺すところを目撃する。ドクターテンマの悪夢のようなストーリーが始まる。

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    2018年11月09日
  • MONSTER 完全版 デジタルVer. 18

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    ネタバレ

    ◆思いっきりネタバレがありますので未読の方はご注意ください


    冷戦下の東欧の「闇」が舞台というのがあまり馴染みがなくておもしろかった。グイグイ引っ張っていくストーリーテリングやその間にインサートされる本筋とは直接は関係ないサイドストーリーもさすが。とくにテンマが銃を習う元傭兵と少女の話や殺人を犯した息子に面会するための旅を続けている老夫婦の話など。

    キャラクターではなんといってもルンゲ警部がいい。冷徹なコンピューターそのものといったかんじ(カタカタと指を動かすあたりもいい)ながら、徐々に事件の真相に迫っていく。最初はヨハンはテンマの頭の中にしか存在しないと思っていたのが、最後には「ヨハンはどこだ!」と絶叫するところがなんともいえずよい。テンマへの謝罪も顔を会わせない分、背中が語っている。

    絵本が重要なカギとなるというギミックもおもしろい。絵本の雰囲気が東欧などにありそうな暗い内容なのがよけいにそこはかとない怖さを盛り上げている。

    ただ赤いバラの館での「朗読会」のあたりからギミックがギミックとして見えてきてしまったように感じる。すべてのカギを握る闇の人物フランツ・ボナパルタも、それまでに出てきた敵方キャラクターに比べて人物造形的にもストーリー中の役割的にも弱い。

    最後にテンマがヨハンをもう一度手術するのは予想できた、というかそうなるはずだろう、この設定だったら。となるとヨハンを撃つのはテンマではないだろうということもなんとなく推測できた。アンナが撃つのではないかとも思ったのだが、それだと物語のエンディングがむずかしくなってしまうし…。それではボナパルタか?と思っていたらああいう展開だったのでちょっと意外(というか当然の展開か)。

    最後のほうになると謎が謎のままで終わってしまっているところがいろいろとあってすっきりしない。なぜヨハンはあの街を大量殺戮に陥れようとしたのか? それをなぜ他の人間がわかったのか?(とくにルンゲ警部とグリマー) フランツ・ボナパルタが行っていた実験とはどんなものだったのか? なぜ双子のうちのどちらかを連れ去ろうとするとき、ヨハンは女の子の格好をしていたのか?(ストーリー構成上は「おかえり」「ただいま」の逆転のために必要なのだが) アンナが帰ってきたときになぜ母親はいなかったのか? なぜアンナはヨハンを許そうとしたのか? 「終わりの風景」がなぜテンマにだけ見えたのか? 結局ヨハンはなにをしようとしていたのか? ラストシーンでヨハンのベッドが空だったのは何を暗示するのか? などなど…。

    謎が謎を呼んで展開していくストーリーだっただけにそのあたりがはっきりしないところが今ひとつカタルシスを得られない原因になっている。まあ人物の心の動きなどは僕がつかみ切れていないところも多いのだろうが。

    いずれにせよ非常におもしろかっただけにそういう部分が気になってしまったというところか。ヨハンという怪物が作者の手さえ離れてストーリーを闇の中へ拡大していったのかもしれない。

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    今?〜?を読み直してみた。やはりストーリーとしては細かい部分で辻褄が合っていないところがいくつかある。また「怪物が生まれる」「本当の恐怖」「本当に恐い話」など言葉が一人歩きをしている感は否めない。ただそれはよくわからないものに対する漠然とした恐怖から生み出されたものであり、作中の登場人物も読者もそうした恐怖に惑わされていったのである。さらには作者自身をも惑わしていったのではないか(もちろん週刊誌連載なので読者を引っ張り続けなければいけないという現実的な理由もあるのだが)。それが最後に来てこれまでの伏線をすべて結びつけてしまうことができなかった理由ではないかと思う。

    たしかにミステリーとしてみた場合細かい部分ではスッキリしないところもあるが、人間ドラマとしてみると非常によかった。とくにやはり一番惹かれたのはテンマとルンゲ警部の関係である。二人が長い旅の果てに最後に顔を合わせたのは雨のルーエンハイムでのほんの数分間である。だが別れ際にルンゲが背中越しにテンマに告げた「すまなかった」の一言はすべての感情が凝縮されていてこの作品のひとつのクライマックスといえるだろう。

    それに比べるとヨハンを軸にしたテンマ、アンナのストーリーは、ヨハンという人物の目的や感情の動きがはっきりしない分、人間ドラマよりは「怪物」「本当の恐怖」とは? の謎の解明のほうにどうしても関心がいってしまう。

    ヨハンとアンナのストーリーでは「ただいま」「おかえり」のところがひとつのヤマになっていたが、さすがにこれは途中で気がついた。そのことについてのアンナの告白が、ヨハンが別の風景を見るようになり崩壊へと走らせるきっかけとなったのであれば、ヨハンの凶行の原風景は「赤いバラの屋敷」での折り重なる死体(のイメージ)だったのか?

    なぜヨハンは殺戮を繰り返すようになったのか?「三匹のカエル」から逃げ出した双子は野原で老夫婦に食事を与えてもらい、別れ際にその老夫婦をヨハンは殺害している(このあとチェコ国境付近で倒れていたところを拾われる)。とすると彼が殺人をおこなうようになったのは511キンダーハイムに入る前であり、この老夫婦が第一の殺人となるのか? となると殺人のきっかけは絵本「なまえのないかいぶつ」とアンナから聞いた赤いバラの屋敷での殺戮を自分の体験だと思ってしまったことなのか? 老夫婦を殺害して野原を去るときにすでに「いい計画があるっていったろ」とアンナに告げているがその「計画」とはなんだったのか?

    物語の後半でヨハンは「怪物は僕の外にいたんだ」という。リーベルト夫妻が殺されたときも「今夜は特別だ。怪物が迎えに来た」といっている。またラストでもボナパルタがアンナを連れ出した日のことを「あの日、怪物がぼくらの前に現れた」といっている。ヨハンがいう怪物とはボナパルタのことなのか? 絵本の怪物はヨハンの中に入ってきたが。

    最後のヨハンの告白はテンマの夢か現実か? ベッドが空っぽなのは物語の冒頭でヨハンが病院を抜け出したことと重なりもするが、それではあまりおもしろくない。それよりも名前のない怪物だから?

    ヨハンが薬物を投与され質問に答えるテープの中で「一番怖いのはアンナのことを忘れてしまうこと。ぼくらは本当に世界に二人きりなんだ」というところがいい。511キンダーハイムでの授業(=人格改造)で、自分の名前さえ忘れてしまいそうになる中で、薬物によって導き出された言葉。もしかすると作品中で唯一ヨハンの本当の気持ちが表れているのかもしれない。チェコ警察の若い刑事とその母親のエピソードの中で、自分の記憶が混濁していく母親が「神様、この子のことだけは忘れさせないでくれ」と涙するのが伏線になっているが、これはなかったほうがヨハンの告白が活きたのではないか?

    サブキャラクターではやはりエヴァが際だっているが、彼女のボディガードを任されたマルティンのキャラクターとエピソードがいい。

    アンナは兄を殺すための長い旅の果てに「すべてを許す」と言ったが、その理由がわかるようなわからないような。ただ最終話でテンマが帰ってくることは気にしているが兄のことについてまったく触れられていないのは、この物語のラストとしてはちょっと物足りない。

    余計なことだが、2度目の銃弾に倒れたあとずっと眠ったままなのなら、ラストのヨハンがヒゲも伸びていないし髪型もあのままというのはおかしいぞ。ん?もしかするとそれとラストでヨハンがベッドにいないというのが何か関係があるのか?そもそもヨハンは本当に助かってこのベッドにいたのか?白昼夢?イメージ??名前のない怪物???

    と、まあいろいろと書いているが、つまりはそれだけいろいろと書いておこうと思わせるほどおもしろかったということ。これだけ長い作品を読み直すということはそうはないので、とにかく感じたことをなるべく残しておきたい。

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    2019年04月03日
  • MASTERキートン 完全版 デジタルVer. 1

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     手製の投石機とか、ウェットスーツの描き方とか、いい感じ。
     主人公にライフワークがあって、そんでその他の生計建てる系の副業は聖なる占ひとしての一面のみであった「博奕なるもの」の一環の末裔であると説明され、まだ謎の「ロイズのオプ」で「考古学者」であるをっさんが保険に関するいろいろを探る。
     うんうん。
     チンクエデアって使へるんだなの次に、投槍器っていろいろあるんだなの次に、旧約でも機会による占ひがあったけど、多分ウイグル自治区の関係でもイスラム的な社会での、機会による裁判はあってもいい筈。

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    2018年09月18日
  • MASTERキートン 完全版 デジタルVer. 5

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    コーギーのもふもふがいい感じ。後その飼ひ主の関係と、彼女によるキャラクターの説明と、ナニが面白い。
     エルザ・ランチェスターの関係は 気持ち悪くてよい。
     ケルトの人は豚といろいろ昵懇の間柄で、ウェルシュケルトも確か そんな感じで、なのでフォークランド紛争へ行ったをっさんが、さういふ「ナショナリズム」に満ちたタームをみっちみちにした童話から出てきた英雄が、ああいふ感じでも別に、いいとおもひます。

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    2018年09月18日
  • MONSTER 完全版 デジタルVer. 13

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    読書録「MONSTER13」4

    著者 浦沢直樹
    出版 小学館

    p74より引用
    “患者を善悪によって助けるかどうか、選択
    する権利なんか医者にあるのか!!”

    目次から抜粋引用
    “怪物のラブレター
     脱獄囚
     弁護士
     目撃者
     決意”

     天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
    長編サスペンス漫画。
     ヨハンの過去を追い、チェコで調査をして
    いて身柄を拘束されてしまった主人公・テン
    マ。しかし彼に命を救われた刑事・スークは、
    テンマに話を聞くために、怪我の身でありな
    がら行動を起こす…。

     上記の引用は、ヨハンを助けた事に対する
    テンマの言葉。
    勤めを果たしたけれど、それによって悪い事
    態に陥ってしまったら、なんともやりきれな
    いものでしょう。誰に責任があるわけでもな
    く、単に不運が重なってしまうこともあるで
    しょうし。この物語の場合はそうではありま
    せんが。
     もっとずっと序盤で途中退場すると思って
    いた、テンマの元婚約者が、結構しぶとく物
    語に絡んできます。この後どう話しに関わる
    のか、ますます盛り上がる展開です。

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    2018年02月19日
  • MONSTER 完全版 デジタルVer. 12

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    読書録「MONSTER12」4

    著者 浦沢直樹
    出版 小学館

    p56より引用
    “この宇宙にとっては、地球の片隅で生まれ
    た命なんて、
    存在自体ほんの一瞬にもならないわ。”

    目次から抜粋引用
    “長い休暇
     少年探偵団
     一番残酷なこと
     国境の街
     バラの屋敷”

     天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
    長編サスペンス漫画。
     仕事一筋に生きて来て、初めての長期休暇
    を取ったルンゲ警部。彼が休みを取って向
    かった先は…。

     上記の引用は、母親を探していた子供に対
    しての、変装したヨハンの言葉。
    いつ始まったかもはっきりしない、宇宙の歴
    史と比べれば、せいぜい100年位の人一人の
    人生は、それは短いものでしょう。しかし、
    今この時を生きている一人一人にしてみれば、
    その感じ方は様々なのではないでしょうか。
     休みを取っておきながら、結局犯罪捜査を
    してしまうルンゲ警部。こういう人に追いか
    けられる側には、間違ってもなりたくはない
    ものです。
     テンマの身に急展開が、この先も目が離せ
    ません。

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    2018年02月19日
  • MONSTER 完全版 デジタルVer. 11

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    読書録「MONSTER11」4

    著者 浦沢直樹
    出版 小学館

    p154より引用
    “話では、そこは素晴らしい環境だった……
    ……
    過去のある子達を、将来の共産主義を背負っ
    て立つエリートに育てあげる理想的な教育の
    場……”

    目次から抜粋引用
    “二つの闇
     怪物の残像
     録音再生
     悪夢の扉
     一番恐いもの”

     天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
    長編サスペンス漫画。
     ヨハンとニナの過去を追い、チェコのプラ
    ハにやって来た主人公・テンマ。三匹のカエ
    ルの看板の下、当時の様子を知る現地人から
    話を聞くが…。

     上記の引用は、甥を実験施設であった孤児
    院に入れるための手続きをした、元将校の言
    葉。
    表向きの美辞麗句や見た目に乗せられて、台
    無しになってしまわないように、大事な事は
    慎重に進めたいものです。
     この巻から、あらすじと人物相関図が巻頭
    に付いています。長編でなおかつ複雑な人間
    関係は、全て覚えながら読むのは難しいので、
    とてもありがたいものです。

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    2018年02月19日
  • MONSTER 完全版 デジタルVer. 10

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    読書録「MONSTER10」4

    著者 浦沢直樹
    出版 小学館

    p76より引用
    “社会が要求する人間を、創り上げることが
    教育ではないかね?
    どういう教育をほどこせば、要求通りの人間
    を創り出せるか……
    教育とは実験なのだよ。”

    目次から抜粋引用
    “ピクニック
     511の亡霊
     新たなる実験
     極秘調査
     大切な物”

     天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
    長編サスペンス漫画。
     旧東ドイツの孤児院における問題を、立証
    する資料を探して取材するジャーナリスト・
    グリマー。元々は東側のスパイだった彼が、
    自国の暗部を暴こうとするその行く先は…。

     上記の引用は、孤児院の元院長の言葉。
    現在の教育に関わる人達が、こんな風に思っ
    ていなければいいのですが。結構ころころ変
    わる教育制度を見ていると、表に出ない所で
    こんな事を考えていてもおかしくないなと
    思ってしまいます。
     ヨハンとニナの過去に関する重要な話が描
    かれた巻で、物語の中盤でより話に深みを与
    える部分ではないでしょうか。

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    2018年02月19日
  • MONSTER 完全版 デジタルVer. 9

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    読書録「MONSTER9」4

    著者 浦沢直樹
    出版 小学館

    p149より引用
    “ある場所に誰かがいた……
    痕跡を残さずに、そこから立ち去ることがで
    きる人間などいない。”

    目次から抜粋引用
    “さらなる怪物
     混沌の怪物
     なまえのないかいぶつ
     蟻たちの饗宴
     我が目の悪魔”

     天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
    長編サスペンス漫画。
     ヨハンの企みを阻止するため、息を潜めて
    その時を待つテンマ。ヨハンの命を救ったと
    きや幼少の頃を思い出しながら、静かにその
    時を待つ…。

     上記の引用は、事件現場を捜査中のルンゲ
    警部の言葉。
    痕跡がしっかりと残っている間に、それを
    しっかりと集めるためにも、初動が大事とド
    ラマやらでよく聞きますね。警察から追われ
    るような生き方をしないことが、なによりな
    のだと思います。
     大きく騒動が起こり、少し話が進展します。
    ヨハンとニナ、二人についての事がわかるの
    は、まだまだ先になるようです。

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    2018年02月19日
  • MONSTER 完全版 デジタルVer. 5

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    読書録「MONSTER5」4

    著者 浦沢直樹
    出版 小学館

    p20より引用
    “たいていの人は、連続殺人犯がすべて内向
    的な人間だと誤解しているが、それは大間違
    いだ。
    彼らの中には、知能が高く社交的で、話のう
    まい人間もいる。
    彼らは、大嘘つきなんだよ。”

    目次から抜粋引用
    “怪物の深淵
     カーニバルのあと
     フライハイムへの旅
     幸せな休日
     復讐の銃口”

     天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
    長編サスペンス漫画。
     連続殺人犯の精神分析を受け持っている、
    大学時代の同級生の元を訪れた主人公・テン
    マ。追われる危険の中、彼に会いに来たテン
    マは、ヨハンの残したメッセージを見せる…。

     上記の引用は、主人公の同級生の精神分析
    医の言葉。
    どれ程精神分析や心理学が発達したとしても、
    人の本当の胸の内を理解することは出来ない
    のかも知れません。学問が進むと、それを知
    る人も増えて、それに合わせて罪を行うよう
    になることもあるでしょうし。
     ヨハンという怪物と、それを利用しようと
    画策する人たち。彼を追う人たちとそれを追
    う警察。次の展開が気になる終わり方をして
    いるので、先が気になって仕方のない作品で
    す。

    ーーーーー

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    2018年02月19日
  • MONSTER 完全版 デジタルVer. 2

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    読書録「MONSTER2」4

    著者 浦沢直樹
    出版 小学館

    p46より引用
    “姿を消す頃には、ほぼ完璧に二か国語をあ
    やつれるようになった……
    たった12歳の子がね……”

    目次から抜粋引用
    “ハイデルベルクの少女
     白馬の王子様
     失踪事件
     戦慄の誕生日
     惨劇の館”

     天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
    長編サスペンス漫画。
     大学の法学の講義、教授の質問に返答が無
    く沈黙が流れる教室。静寂を破ったのは、遅
    刻常習者が扉を開ける音だった…。

     上記の引用は、主人公が命を助けた後、病
    院から姿を消した双子の男の子の方に、英語
    とフランス語を教えた老人の言葉。
    天才というのはこういうものなのでしょう。
    同じ事をしても、その事の身につき方が、凡
    人とは全く違うのでしょうね。
     時が経ち、青年となった殺人犯を主人公が
    追いますが、主人公が自分の立場をまた危う
    くします。医者として正しくあろうとしたが
    ゆえ、苦しむことになった主人公は不運とし
    た言いようがありません。

    ーーーーー

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    2018年02月19日
  • MONSTER 完全版 デジタルVer. 1

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    読書録「MONSTER1」4

    著者 浦沢直樹
    出版 小学館

    p18より引用
    “病院は政治の世界だからな。
    上手に世渡りしていかなきゃ、いつまでたっ
    てもうだつがあがらない…
    それが病院ってもんだ。”

    目次から抜粋引用
    “ヘルDr.テンマ
     ころして
     転落
     兄・妹
     殺人事件”

     天才的技術を持つ脳外科医を主人公とした、
    長編サスペンス漫画。
     真夜中から日が高くなるまで、困難な手術
    を無事に終えた主人公・テンマケンゾウ。
    彼が受け持った患者は助かったのだが、もう
    一組の患者は…。

     上記の引用は、主人公・テンマの同僚の言
    葉。
    お医者さんは政治家では無いのですから、患
    者の治療に専念して欲しいものです。こうい
    う病院を舞台にした話を読むと、「白い巨
    塔」を思い出します。
     主人公が医師としての生き方を再確認し、
    歩き出そうとしたことで、新しく大きな不幸
    が始まってしまいます。第一巻にして、大い
    に盛り上がる話の展開ではないでしょうか。

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    2018年02月19日
  • 20世紀少年 完全版 デジタル Ver. 1

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    壮大な風呂敷を畳み切らないので、そういやアレってなんだったんだ?と思う所も多々あるのだけど、読んだ時はめちゃくちゃワクワクしたからもういいやと思う。実写版の人物の再現率凄かったよね。

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    2017年12月06日
  • 21世紀少年 完全版 デジタル Ver. 下

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    「20世紀少年」「21世紀少年」シリーズの最終巻。

    「反陽子ばくだん」の仕掛けられた場所を突き止めるため、国連軍はユキジを高須に会わせて何らかの情報を聞き出そうとします。高須はユキジに、敷島教授の娘に監視されていることを伝えます。敷島教授の娘こそ、“ともだち”から「反陽子ばくだん」を起動させるためのリモコンを託されていたのです。ユキジはリモコンを奪い取りますが、すでにスイッチは押されており、停止していたはずの巨大ロボットが秘密基地に向かって動き出します。

    一方、ケンヂから秘密基地が「反陽子ばくだん」の起動スイッチのある場所だと聞かされたカンナは、さっそく現場へ急行すると、そこには巨大なスイッチが隠されていました。このスイッチの上にロボットが乗ることで、「反陽子ばくだん」が起動する仕掛けになっていたのです。ヴァーチャル・アトラクションから抜け出したケンヂは、カンナのいる秘密基地へと駆けつけ、巨大ロボットを止めるためにふたたび立ち上がります。

    最後は、ケンヂがもう一度ヴァーチャル・アトラクションの世界を訪れ、引越しするサダキヨとの挨拶を済ませ、ジジババの店と“ともだち”に謝罪をします。

    強い引きが多い展開に、途中で少しバテてしまいましたが、本シリーズもこれで締めくくりです。全体を振り返ると、大掛かりなストーリーの割りには少し矮小なオチだという気がしないでもないのですが、きちんと結末がついたことに個人的には満足しています。

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    2017年10月17日
  • 21世紀少年 完全版 デジタル Ver. 上

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    「20世紀少年」シリーズの続編。

    幼い頃、ジジババの店で犯した罪が“ともだち”を凶行へ向かわせた理由だったことを知ったケンヂは、“ともだち”ランドのヴァーチャル・アトラクションに入り込み、“ともだち”が仕掛けた最後の罠である「反陽子ばくだん」の手がかりを得ようとします。

    ヴァーチャル・アトラクションの世界には、現実の世界で命を失った万丈目がおり、コピーのコピーが世界をつかむという彼の言葉が、フクベエのコピーであるサダキヨの、そのまたコピーとなった“ともだち”を動かしていたことを知ります。

    一方カンナは、“ともだち”の暴走を止めようとしてケガを追ったサダキヨの看病に当たっていました。ところが、そんな彼女たちのもとに、「反陽子ばくだん」についての情報をサダキヨから聞き出すため、“ともだち”なき後の日本の治安管理に当たっている国連軍総司令部がやってきます。カンナはサダキヨから、「反陽子ばくだん」のリモコンの隠し場所が秘密基地だということを伝えられ、その場所へ向かいます。

    ヴァーチャル・アトラクションの世界で子どもたちにお化け扱いされている万丈目がちょっと可哀想です。

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    2017年10月17日
  • 20世紀少年 完全版 デジタル Ver. 22

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    「20世紀少年」シリーズとしては最終巻。続編は「21世紀少年」というタイトルで刊行されています。

    1週間後にウィルスをばら撒くと宣言した“ともだち”に対して、「聖なる場所」であるはずの万博会場は安全だと考えたカンナは、放送局を占拠してケンヂの曲を流し、会場で音楽祭を開くと人びとに呼びかけます。しかし、ヨシツネの部下に“ともだち”のスパイが入り込んでおり、敷島博士の作った巨大ロボットを遠隔操作するためのリモコンが“ともだち”の手に渡ってしまいます。

    ケンヂは、幼い頃彼らが過ごした街を再現したテーマパークに向かい、ロボットを操作する“ともだち”がいる学校に駆けつけます。ケンヂは、“ともだち”がジジババの店で無実の罪を着せられたことが、彼をここまで駆り立てていたことを知り、“ともだち”と過去の自分に決着をつけようとします。“ともだち”は巨大ロボットを、カンナがいる常盤荘に向かわせ、ケンヂを脅迫しますが、オッチョ、13号、サダキヨによって彼の目論みは阻まれ、ついに“ともだち”の最期が訪れます。

    最後は、ケンヂとカンナの再会するシーンと、『21世紀少年』の予告で終わっています。最後にケンヂが自分の被っていた帽子を、涙を流すカンナに被せる場面が感動的です。

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    2017年10月17日
  • 20世紀少年 完全版 デジタル Ver. 18

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    カンナと再会したオッチョは、“ともだち”にテロの計画が漏れていることを教え、テロを中止するように説得を試みます。しかしカンナは、蜂起だけを唯一の希望として生きてきた人びとの期待を裏切ることはできないと、あくまでテロの決行に固執します。そんな彼らのもとに、ラジオからケンヂの歌声が届けられます。

    ところが、“ともだち”の率いる地球防衛軍が、カンナたちのアジトに攻撃を加え、24時間以内に投降するよう、カンナたちに呼びかけます。信頼する仲間たちを守るため、“ともだち”のもとに投降を決意するカンナのところに、万丈目が率いる親友隊がやってきます。万丈目のもとに引き出されたカンナとオッチョは、彼の口から「“ともだち”を殺したい」という、思いがけない言葉を聞かされます。

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    2017年10月12日
  • BILLY BAT(18)

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    心の師匠を持つ、って生きる上での一番大切なものかもしれない。それが親かもしれないし、恋人かもしれない、兄弟姉妹かもしれない、友達かもしれない、とにかく、持てた方が幸せに違いない。

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    2017年08月25日