浦沢直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
浦沢直樹の過去作品について、初期のものから現在に至る流れで、どういった書き方をしてきたかという対談をまとめたもの。
正直、漫画を書く人にとってはほぼ何も参考ならない気がします。
小学校のときにアニメの巨人の星を見て、作画チームが何チームいて、どういう順番でスケジュールされるかまで推測していたという、小学生としては常軌を逸している観察眼。
人には才能っていうものがあるということを知るとともに、自身がそういうものを持ち合わせて生まれてきていないことにすごく切なさを感じます。
また、YAWARAを書いていたときは、実際に試合を見ながらどういう動きをするのか観察していたという話ですが、その観察レベルが、柔道日本代表の監督をして、YAWARAが実際に教則本として使えるレベルとわしめるほどのもの。
もちろんご自身の圧倒的な努力はあるんでしょうが、一般の人がどんだけ頑張ってもきっとそこにはたどり着けない特殊な世界なんだろうなぁと、ちょっと絶望感さえ感じてしまいました。。
ただ、それぞれの作品についてどういった観点で書かれたのかというのが赤裸々に書かれていて、まだ読んでない作品や一度読んだ作品ももう一度読みたいなと思わせてくれる内容でした。
観点については、ラストの部分だったりも普通に会話に出てくるので、これから彼の作品を楽しみたいという人は、ネタバレがたくさんあるので要注意です。 -
Posted by ブクログ
まさかのライヒワン先生がリヒャルトの意思を継いでヨハンを追い詰める捜査をするようになるとは。そしてそのライヒワン先生を殺しにロベルトが直接乗り込んでそれに段々と気付いていくシーンは背筋が凍るような、心臓を握り潰されそうな緊張感を感じただろう。逃げ切ったあとの白のソーセージが見えた瞬間に本当にホッとした。より美味しそうに見えた。しかしシューバルトを現役復帰させ業績を瞬く間に回復させるヨハンの手腕は見事だが、その真の目的は一体何なのか?気になる。そんないとも簡単に人や会社や世の中を操ることが出来る悪魔にテンマ一人が立ち向かうことなんて本当に出来るのだろうか?物語はもうすぐ折り返しに差し掛かる。刮目。期待。緊張。焦燥。
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Posted by ブクログ
テンマと大学の同級生の犯罪心理学者ルーディーがユンゲルスの事件を追って地下室に降りて行き状況を逐一テープに吹き込みながら徐々に真相に迫っていくシーン。とても怖かったがすごく惹きつけられる名シーン。ユンゲルスの性犯罪者の猟奇的なキャラクターも実在してそうなほどリアルだった。ストーリのオチも秀逸で映画的。
フライハムへの旅。テンマとディーターをヒッチハイクで乗せたイギリス人の元警官の老夫婦。悲哀と後悔に充ちた人生を送る2人がテンマと出会う中で、殺人の罪を犯した息子とその責任の一端を感じていた自分たちの、これからの人生や息子との向き合い方が少し見えた時、老夫婦は互いに手をとり一歩前に歩き出した。人生。
いよいよルンゲ警部とテンマの邂逅。しかし単行本5巻にもなるが未だヨハンの姿を一度たりとも見ていない。ここまで引っ張れるのは本当に凄い。ヨハンを一切出さずにその他の部分でこれだけ濃い内容にすることが出来るストーリーテラーとしての浦沢先生の凄さ。次巻が楽しみ。