浦沢直樹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『20世紀少年 2 予言者』
浦沢直樹
浦沢直樹の巨大な物語が本格的に動き出す巻。子どもの頃に描いた「よげんの書」が、現実の事件と奇妙に重なり始め、ケンヂたちは自分たちの記憶が何者かに利用されていることを疑い始める。〈ともだち〉と名乗る謎の存在は、ただの不気味な影ではなく、社会を揺るがす力を持った“何か”として姿を現しつつある。この巻では、物語のテンポが一気に加速し、伏線が動き出す感覚が強い。少年時代のノスタルジーと、現代の不穏な空気が交錯し、読者は「これは本当に誰が仕組んだのか」という疑問に引き込まれていく。コミックならではの緊張感と勢いがあり、ページをめくる手が止まらない。