浦沢直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
BILLY BAT20 浦沢直樹 講談社
最終回
ドキュメントタッチの感動物語も終わった
この世の成り立ちは難しいかと思えば単純明快で
それでもヤッパリ不安に陥り過去の利権関係に迷い込む
そこに在るのはあなたと私と全体
対立感をあおられて根拠もなく敵対し
殺し合いの末力尽きてふと全体の有り様に気付く時は遅きに期し
相手を食いつくした後に食う物が無くなるということ
自滅するシンプルな答えに疲れ果て
持っている全てを使い果たすと社会的価値観など吹っ飛んで
お互いに身軽で対等になり同じように部分同士の
自分と相手の対等における信頼の素顔が見えてくる
その時やっと心満たされた幸福の在り処を知ることになる
それは自分の中にあり生き方そのものだと知る
相対の時空間に一成る善の世界はありえない
常には光があれば影があり
和光な状態は振り子や波の両頂点のみであると知る -
Posted by ブクログ
※このレビューは、全巻まとめレビューです。
稀代のストーリーテラー、浦沢直樹氏が描く本格サスペンス。「手塚治虫文化賞マンガ大賞」受賞作。
浦沢直樹さんといえば、自分の中では『YAWARA』(既読)、最近だと『20世紀少年』が人気だよなあ、くらい。
浦沢さんの作品はどれも名作揃いで外れはない、という印象ですが、恥ずかしながら『MONSTER』は、名前を知っているくらいで、どんな作品かをはっきり理解してませんでした。
というか、本当は『MASTERキートン』を読もうと思ってたんですよね。でも家にあったのは『MONSTER』なんですよ。たぶん間違って買ったんですね(^-^;
まあ、それは、どうでもいいや。中身の話。
そんなこんなで、どんな作品かは分からずに読み始めたのですが、冤罪の主人公が自分で決着を付けにいく形式のサスペンスですね。
そこに、ドイツ統一前後の社会背景や、児童虐待などがテーマに組み込まれ、とても読み応えがある奥が深い作品でした。
常に謎が残り続ける展開で、次が気になって、あっという間に読んでしまいました。
最後まで、読み終わっても、いまだ謎を残す終わり方に、作者を小憎たらしく思いましたがw
一読の価値ありの名作だと思います。おすすめ。