浦沢直樹のレビュー一覧
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ネタバレ1959年の名古屋が舞台。浅田アサ(小6)はお母さんが出産しそうなので田中産婦人科病院に医者を呼びに行く。11人兄妹で、姉にヤヨイ、サツキ、ムツキ、妹にハヅキ、兄に仁一、義ニ、弟に礼三、智がいて影が薄い。朝生まれたからアサなんだそうだ。その返り、オリンピック選手を目指す一年先輩の正チャン(中1)に会う。その途中で、田中産婦人科のかっぱを着ていたので、医者の娘と勘違いされて、春日に誘拐される。春日は戦時中は優秀なパイロットだった。そんな話をしているうちに台風15号の風雨は強くなり、地域は浸水してしまう。アサは一計を案じて、春日からもらったおにぎりが美味しかったことから、被災している人におにぎりを
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この男、タフにして心優しき敏腕探偵(オプ)。
伝説の知的サスペンス、完全版第7弾!!
考古学者としての就職口は相変わらず見つからず。
だが、探偵としての依頼は途切れることはない。
東西を隔てる壁が壊され、世界が激変した激動の20世紀終盤。
悲喜こもごもの人生と、キートンが遭遇する!!
ドラマあり、逃走劇あり、呪いあり、人情あり、歴史あり、推理あり、駆け引きあり。
7巻もさまざまなエッセンスが織り交ぜられていて、読むたびに驚きと興奮がある。
殺し屋との闘いは、キートンの知能がフルに発揮されて特におもしろい!
どんなピンチでも必ず何とかしてくれそうなヒーロー、それが平賀=キー -
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凄腕オプとして命をかけ、考古学者として夢を追う!
胸躍る完全版第5弾!!
5巻では、キートンが今まで以上に世界を股にかけて大活躍!
SASの殺しのプロとの対決や、底なし沼での怪盗の移送、英国王室ノーフォーク公のイラク戦車兵からの護衛など、いずれもスリリングで手に汗握ること必至!
見事なハッタリで敵を欺いたり、砂漠で戦車相手に激闘を繰り広げたりと、知識と技術と体力を総動員して戦うキートンがめちゃくちゃかっこいい!
これぞ「マスター・キートン」の神髄だ!
落ちこぼれ大学講師のキートンが「英国最高の救出者(セイバー)」として命を賭けて戦う第9話から13話は特におもしろい!
この第5 -
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元SAS(英国特殊空挺部隊)隊員にして、考古学者、さらには探偵でもある平賀=キートン・太一。
夢は大学に籍を置き、学究生活を送ること。現実は、保険機構ロイズの敏腕オプ。
優しき男キートンの、危険と挫折の日々。
完全版第4弾!
考古学、歴史学、神話に伝説、民族紛争、さらには物理学まで、およそあらゆるジャンルのテーマを題材にしていて、一話を書くのさえどれほどの勉強と取材が必要なのだろうかと感心させられる。
ナゾを瞬時に解き、雪崩の危険から村を救い、殺人者にも動じない強い心を持ちながら、自然の声に耳を澄ませる大らかさも併せ持ったキートン。
決してカッコよくはないけど、彼は確かにヒーロー -
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ロイズの調査員(オプ)にして考古学者。
伝説の学術派ミステリー『マスターキートン完全版』第3巻。
平賀=キートン・太一……
父は日本有数の動物学者。母は英国上流階級出身の資産家。
オックスフォード在学中に結婚。一女をもうけるも、離婚。
自らのありあまる才能に気づかず、いまだ悩める日々が続く……
3巻の見どころは、キートンが誘拐交渉人として活躍するCHAPTER.2・3。
犯人の心理を冷静に分析し、身代金を下げさせ、人質の確保に成功!
そして、自分が救出した人質と会うことなく静かに去って行く…。
なんというカッコよさ!
CHAPTER.7での特殊戦闘犬との闘いもスリリン -
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20世紀最高の学術サスペンス『マスターキートン完全版』第2巻!
オックスフォード大学でマスターの資格を取得するが、
学費が続かず断念。自分を鍛え直そうと入隊し、
エリート部隊に所属するも、戦いが性に合わず除隊。究極の
モラトリアム人間キートンが、深い洞察力と鋼の肉体で難事件を解決する!!
キートンの飽くなき探究心、SAS(英国特殊空挺部隊)で培った行動力、それらとは相反する子供っぽさ、冴えない風貌にもかかわらず時折見せる精悍な表情、すべてがとても魅力的!
歴史的事実に基づき世界を股に掛けて活躍するので、少し理解するのに難しいところもあるが、これほど学術的な興味をそそられる漫画は -
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『20世紀少年』の最終巻で、13号の乗ったヘリが“ともだち”とサダキヨの上に墜落した。
がれきの下敷きになって息を引き取った“ともだち”のマスクをケンヂが取ると、その下には…
なんとサダキヨの顔が!
え、なんで!?
「ユキジ、おまえ
子どもの頃の自分に
何か言っときたい
ことあるか?
俺……
俺はけっこうあるんだ。」
ケンヂは“ともだち”の秘密を探るべく、ひとりヴァーチャルアトラクションへと入っていった。
サダキヨの代わりに“ともだち”になりすました人物は、「しんよげんのしょ」に反陽子爆弾で世界は滅びると書いていたようだ。
そして、その爆弾は原っぱの秘密基地にあるこ -
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2009年最後のレビューは『20世紀少年』
20巻にはユキジ、ケロヨン、ヤン坊マー坊、そしてキリコが登場!
“ともだち”は“最終ウイルス”をばらまくための空飛ぶ円盤を作り、敷島教授は2000年と同じロボットをふたたび作って“ともだち”と戦う準備を進めていた。
「これに乗る資格があるのは……
あいつ以外いない……」
ケンヂー、早く東京へ来てくれー!
“最終ウイルス”に対抗する新しいワクチンを作ったキリコは、自らウイルスを浴びて薬の効果を確かめようと試みた。
「24時間以内に
私に何もなければ…………
人類の勝ち。」
今現在の“ともだち”は、やはりフクベエではないようだ。 -
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“ともだち”は多重人格者なのではないかと思う。
「フクベエ」と呼ばれていた男は2015年の元旦に理科室で本当に死んでしまって、今は別の人格が“ともだち”の体を支配しているんじゃないだろうか。
子どものころのフクベエが、鏡に映った自分の顔を見て「君は誰?」と言っていたし。
第9話「後ろの正面」は、ちょっと怖い話だった。
キリコの心を弄んだフクベエと、駅のホームでキリコの婚約者を突き落とした殺し屋に憤りを覚えた。
「俺は……
ケンヂだ。」
19巻のタイトルは、「帰ってきた男」
やったー!ついにケンヂが帰ってきたぞー!!
この瞬間をずっとずっと待っていた。
カンナとの感動の再 -
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かつてケンヂが歌っていた曲がラジオから流れてくる。
しかも、最後に「グータララ♬スーダララ」という繰り返し部分がついた違うヴァージョンであるらしい。
「その男は、本当に生きているかもしれない」
オッチョはカンナに会い、ケンヂが生きていることをほのめかして武装蜂起をやめるように説得をする。
「歌ってくれ!!
歌ってくれ、ケンヂー!!」
その頃、北の国境に矢吹丈と名乗るギターを持った男が現れた。
「俺は、歌を歌ってんだ。
歌、歌ってる奴を……
撃つな。」
超サイヤ人に変身した悟空のように、スターを取ったマリオのように、何者にも動じない無敵の強さを持つ救世主の登場!
“とも -
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前半はフクベエとサダキヨの子ども時代のエピソード、後半は“ともだち”が世界大統領として支配する東京の町を描いている。
フクベエがひねくれた少年になってしまったのはケンヂたちにも原因があるような気がして、フクベエに少し同情してしまった。
強がっているけど、ケンヂと友達になりたかったんだろうな。
鏡の中に映るフクベエは誰なのだろうか?
ともだち暦3年の東京は壁で分断され、新キャラのサナエとカツオが住む町は昭和を思わせるようななつかしい町になっている。
神様によれば、“ともだち”はおもちゃ箱(地球)をしまおう(片付けちゃおう)としているらしい。
「氷の女王」と呼ばれる女リーダー(おそ -
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ヨシツネ、小泉、カンナの3人は、ヴァーチャルアトラクションで“ともだち”の頭の中に入った。
1971年、夜の理科室にいたのはサダキヨと、ヤマネ、そして首を吊っているフクベエ。
しかし、フクベエは生き返った。
これは奇跡か?トリックか?
「人が死んだら、“無”になるんだ」
「人はみんな、正義の味方になりたいんだと思ってた」
ドンキーは幼いながらも考え方がすごく現実的で、物事を冷静に受け止めている。
今さらだが、殺されたのが本当に残念だな。
6年生のときのケンヂにカンナが出会う場面と、ヨシツネが1人で秘密基地を作り直しているエピソードに感動した。 -
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「忍者ハットリ君」→「服部」→「フクベエ」
“ともだち”の正体は最初から読者に示されていたのに、どうして気がつかなかったんだろう。
モンちゃんの命の恩人、春波夫。
何となく胡散臭い感じがしていたが、かつてケンヂのバンドでドラマーをしていたことが明らかになった。
「今こそあの音が必要だ……
ニセモノだらけの世の中に本物を鳴らす……
今こそケンヂが……
今こそあいつが必要なんだ……」
“ともだち”は死んだが、彼の人類滅亡計画はまだ終わっていない。
2015年、世界はふたたびウイルスの恐怖にさらされた。
映画第2章の「終わりの始まり」というタイトルが出てくる13巻。
ケロ -
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2015年、“ともだち”を巻き添えにして自爆することを企てたマルオだったが、ケンヂの言葉を思い出してためらってしまう。
一方、オッチョと角田は、1971年の夜にドンキーが見たものを確かめるため、理解室へと向かった。
そこにはDr.ヤマネの姿が!
ヨシツネ、ユキジ、小泉響子の3人は、2000年“血の大みそか”の写真から、“ともだち”の正体にたどり着いた!
僕もあの写真に1人足りないことが不思議で仕方なかったのだが…。
理科室に現れた“ともだち”に銃口を向け発射したDr.ヤマネ。
忍者ハットリくんのお面の下に隠されていた顔は、なんとフクベエだった!