感情タグBEST3
アサと飛行機
アサがトラブルに見舞われて飛行機を操縦する際のスリルがすごかった。もう少し引っ張るかと思ったら時が流れて5年後になったが、今度は怪獣絡みで伏線がつながりそう。次巻が楽しみ。
巧いなぁ
浦沢作品は冒頭のバラバラなエピソードが後々全部繋がってく様にいつも圧倒されるのですが、今回も本当にワクワクさせられます。物語の構成が巧いんだろうな。映画見てる感覚になります。
アサが操縦捍握るおっちゃんとのやり取りに涙が出そうになりました。おっちゃん生きててよかった!
Posted by ブクログ
<あらすじ>淀川教授と仲井戸くんはジャングルの捜索で木にアレの爪痕を発見する。現地人はそれを「アサ」と言う。
浅田アサと春日は飛行機で、自分の家を探すがないが、妹のハヅキ、下の弟の信六と田中産婦人科先生with生まれたばかりの赤ちゃんを避難した屋根に見つける。その一行にアレの巨大なしっぽが迫ってくる。おにぎり投下でそのことを知らせて何とか難を逃れる。
春日は麻薬を手に入れたときに、右肩を撃たれており操縦桿を握る手に力が入らない。そこでアサに交替、春日の指示の元操縦をする。遠くなる意識の中で、絹代を頼れと言う。きぬよは戦友の小松洋次郎の彼女だった。小松は戦死してその報告に来た縁だった。
オリンピックを目指す正太は練習をしていてもアサのことが気がかりで、練習を抜け出す。
アサは初めての着陸に挑むが、トラックが飛び出してきて、なんとか避ける。アサはこの飛行機が誕生日プレゼントにほしいと思う。2回めの着陸は成功する。その様子を見ていたら正太はオリンピックへの思いを新たにする。
アサは麻薬のバックを持って、空港事務所に行き、オーナーに飛行機とバックの交換を迫る。それは春日が提案した方法で、バックを返すかわりに飛行機の譲渡証を書かせようとするものだ。アサはその通り実行したことになる。オーナーは脅迫するのかとアサに銃を向ける。
そのことに気がついたきぬよと計画は事務所に向かい、なんとかオーナー逮捕に成功する。その際、譲渡証にサインをもらう。
ここで5年たち1964年に飛ぶ。12歳だったアサは17歳(高校2年?)になる。春日はASAという飛行機会社を作って、アサのフライトで商売をしているが、肝心の飛行機の宣伝がうまくいかない。そこに黒いコートを着て陰気な顔をしたスキンヘッドの実相寺大佐が現れ、話があると言う。取り出したのはアレの写真だった。アサはその写真を見て、見たことがあると発言して、春日に止められる。
オリンピックの年だが、マラソンの出場者に正太の名前はなかった。
アサにはミヤコちゃんとメガネのヨネちゃんという友達がいて三人での芸能界デビューを目論んでいる。ところがヨネちゃんだけが、銀座に映画に行った折りにスカウトされた。
アレの正体をつきとめようとアサは科学博物館に来る。そこで、アレの爪痕の写真が落ちているのを拾う。仲井戸くんが落としたもので、返してくれとアサに言う。
Posted by ブクログ
救出活動のさなか、春日とあさは、巨大な化け物が水中に潜むのを見かける。
飛行機を調達する過程で深手を負った春日に代わり、飛行機の操縦を任されるあさ。持前の運動神経を生かし無事に着陸。この経験から、あさはパイロットになることを決意する。
時代は変わり1964年。オリンピックの年。舞台は東京に移っている。あさは春日の指導で立派なパイロットに育ち、きぬよの家の二階に居候している兄弟たちの面倒を見ている。
そこに春日の海軍時代の上司(撃墜王・ブルーインパルスの創設者でもある源田実がモデルか?)が訪ねてきて、不思議な依頼をする。それは、あさたちが救援活動で目にしたあのモンスターに関するものだった。
後日、科学博物館を訪れたあさは、そこでも同じモンスターの痕跡を写した写真を目にするのだった。
浦沢ワールドの魅力である謎が徐々に輪郭を現し始めた。