松澤くれはのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
今年は読みかけのシリーズ作品をきちんと完結まで読み終えたいなという気持ちがありまして。
まず佳境に入った所で中断していたこの作品を。
いつもは同じ作家さんが2作書いていたけれど、今回は2人の作家さんが書いた作品を収録しているという。
個人的に青崎有吾さん好きなんでそれが目当てだったのもあります。
今回の巻のテーマは「演じる」でいいんですかね。
前半は何となく序盤で犯人が分かっちゃったので諸々の答え合わせをしつつ予測不可能すぎるドタバタ劇を見守るという不思議な体験が出来ました。
それとは対照的に後半の話は物語の核心に迫るためのシリアスな展開でしたね。
風真とアンナの絆の強さを実感できた話でも -
Posted by ブクログ
今や厳しいとされている、アパレル業界
に身を置き、日々同じことの繰り返しに
うんざりしていたあやめが主人公です。
そのあやめが
森の中にあり夜にOpenする洋服屋さんの
天才デザイナー振流の作品に出会ったことによって自分の夢や好きなお洋服との思い出などを思い出し、自分にとって洋服とは…個性とは
葛藤しながら仲間達と楽しく成長していく姿が清々しく
思わず応援したくなりました。
たしかに、無難なデザインや同じようなデザインのお店が最近多いような…
社会の制服のような服ばかりではなく、
第二の皮膚と言われる洋服を個性豊かに
表現して素敵な自分に自信を持って好きになる
それもある意味自己主張。
流 -
購入済み
服を選びたくなる!
お洋服に関する描写は、わからない単語があったりするものの非常にワクワクさせられた
こういう服屋さんがあれば是非行きたいなぁ…
今回も著者の他作品に出ていた人物の新たな繋がりが見えて面白かった
-
Posted by ブクログ
ネタバレ新刊コーナーで表紙とタイトルに惹かれて購入。
主人公は表紙の男性ではなく、タレントを支えるマネージャー。役者側ではなく、彼らを売り込む側の人間の話なのでまた違った視点が楽しめた。
「芸能界は事件がいっぱい!」と帯に書かれていたが、コミカルな短編集というわけではなく、主人公のマネージャーとマコトが二人三脚で仕事をしていく様子を主軸に、それぞれの都合や思惑が交差する話となっている。
マネジメントレポートとあるので、役者の仕事や芸能界の裏側の話を挟みつつ、主人公とマコトを中心とした、仕事を通してのヒューマンドラマといった内容だった。
主人公は序盤から、誰かを照らす人になりたかったと彼女の -
Posted by ブクログ
ネタバレガチヲタ話かぁと思って読んでたら最後マジホラーだった…。でもたぶん最後の展開以外は事実やと思います。知ってる世界なだけにめっちゃ怖かった…。作者さんは脚本家さんらしいので役者側の話が妙にリアルだった。あれはリアルだろう…。これは実話に基づいてるなって部分とここは創作やなってとこがはっきりわかっておもしろかった。
これは感想ではないけれど役者さんに恋人がおっても結婚してても同棲してても別に驚かんしかっこいいねんからむしろおらん方が不自然やと思いますが、恋人気分でバスツアー的な売りをするならめちゃくちゃ隠して隠して活動しないとバレた時に離れるファンがでてくるのは仕方ない事やと思いますね…