松澤くれはのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
販売員として働く五福あやめ。
個性が消え、どのブランドも似たようなテイストが展開されるようになった服を売る毎日。
帰りがけに見かけたインパクトある服を探し、たどり着いた一点ものを販売する服屋。
そこから、あやめの日々は少しずつ変わっていく。
服はもはや消費していくものになってきてしまった。
どこのお店も似た服ばかり展開し、個性もない。
安さを求め、飽きたら捨てる。
でも、あやめが出会ったのは流行に左右されることなく、デザイナーがこだわりや力を込めて作った服の数々。
高い服は数多くあれど、
そこに手間暇かけられ、縫製や素材が選び抜かれて作られているものがあることを、
この本は思い出させてくれ