松澤くれはのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレここ最近で一番入り込めた作品ってぐらいハマった
元々YouTubeで見かけて後で読もうと思ってたけど、なんですぐ読まなかったんだろうって後悔したぐらい。
服の描写も当たり前なんだけど細かくて言葉だけなのにそのお洋服が頭に浮かぶようで…
あやめのサンデーガールとかファイブハッピーみたいに私も自分だけのものを見つけてみたいなと思ったり。
たくさん響いたセリフあったけど、あやめの「私が着たくて着てるんです。服を着る理由なんて、私にはそれで十分」が好き
歳を重ねていくにつれて、自分の好みよりも周りの目を意識したり、役割に振り回されていた自分に気付かされた
もっと自分の心に素直に生きていこうと思う
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購入済み
一気に読み進めてしまいました
私も俳優さんを推しているので共感できるかな、と軽い気持ちで読み始めました。予想以上に突き刺さってくる内容でした。私ももしかしたらりさ子のようになってしまうかもしれないということを想像してとても怖くなりました。それほどリアルでした。自分の推しへの向き合い方を考えさせられる作品だと思います。
距離が遠いからこそ、ファンは推しがちゃんと心を持った一人の人間であることを忘れがちになるのかもしれません。夢を見るのはいいですが、それに溺れすぎるとどんどん崩壊していきます。気をつけて推し活をしようと思いました。 -
Posted by ブクログ
素敵な作品でした!!
良かった~。これは男女関係なく読んでみて欲しい。
毎日やりがいもなく虚しい気持ちで働いているアパレル店員のあやめが、一点物しか作らないブランド「Your&MIE」に出会ったことから物語は動き出します。
素敵な服に感動してアパレル店員になったのに、毎日に嫌気が差しているあやめの心を鷲掴みにしたワンピースとの出会い。
『せっかくなら楽しい洋服を、楽しく着たい』
デザイナー振流と彼のデザインする服に出会い、あやめが昔の服へ熱い思いを取り戻していく様子が良かった。
デザイナー、店員、着る人それぞれの服への想いがつながって自分の手元に辿り着く。そう思うと素敵。
後半は -
Posted by ブクログ
大手アパレルメーカーで販売員として働く主人公はファッションが好きでそのお店のお洋服が好きでそこの販売員になったのに最近のデザインは「使える」ものばかりで楽しくない。
上からは売れと言われるけれど、疲労ばかりが溜まっていく。
へとへとの帰り道で出会ったのは1点物のこだわりのお洋服を取り扱う「わたしのクローゼット」というお話。
この話の中には量産型で回る経済のせいで愛する物が失われていく様、愛する物を生み続けるには足りないもの(お金や時間)が沢山あるという現実、そもそもそれ(この場合お洋服)にこだわらなくても生きていけるという人たち・・・いろんな要素が組み込まれている。
題材はお洋服ではあるけれ -
購入済み
作者に自分の頭の中をのぞかれているのか?と疑いたくなるほど、刺さりました笑
著者の作品をいくつか続けて読みましたが、少しずつつながっている部分があって面白いです。
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ネタバレ 購入済み
面白くて、何度も読んでしまう一冊。
オタク、俳優、俳優の彼女……それぞれの視点で物語が進みますが、だれに共感するかは読者次第。
アイドルオタクである私は主人公のりさ子の気持ちが痛いほどわかって、結末を見るとちょっと恐ろしい気持ちに。
これは、読む人によってかなり感想が違ってくるんじゃないかな。
個人的には翔太君とるるちゃんのことはあんまり好きじゃない……笑
二人はその後もずっとお付き合いを続けているのか?もしそうだったら、ちょっと好きになれる気もする。
あっきーのようなタイプは、表面上きちんとしているので何も知らないオタクからしたらかなり安心感のある推しなのでは。
しかしやはり、失うものがない -
Posted by ブクログ
アパレル販売員として、大手「フラットフラワー」で働く、主人公の五福あやめ。
服が大好きで、自分の好きなブランドの服を売るために入社したはずなのに、セールでストレスは溜まるし、ノルマに追われる日々。
一体なんのためにこの業界に入ったんだろうか、と、仕事帰りのどんよりとした気持ちの中、ふとすれ違い様に美しいワンピースを着ている女性に目を奪われる。
一体どこのブランドなのか、スマホカメラを向けると、「YOU&MIE」というブランド名が目に入った。
ネットで調べてたどり着いたお店は、「あなたのクローゼット」という立て看板がかけられた、おしゃれなお店だった。そこから物語は始まる-。
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購入済み
勉強になる本です。
推しが居る全ての人、応援される側の芸能人の両者に読んでほしいです。
私には推しがいます。
主人公のりさ子に共感できる部分があり、かなりリアリティーを感じました。
ただの小説ではなく、読み終わったあとに色々考えさせられました。
この本を読んで、芸能人は色々と苦労していて、ファンに裏側を見せずに活動していることを知りました。
今後はそれを理解して応援します。