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Posted by ブクログ
素敵な作品でした!!
良かった~。これは男女関係なく読んでみて欲しい。
毎日やりがいもなく虚しい気持ちで働いているアパレル店員のあやめが、一点物しか作らないブランド「Your&MIE」に出会ったことから物語は動き出します。
素敵な服に感動してアパレル店員になったのに、毎日に嫌気が差しているあやめの心を鷲掴みにしたワンピースとの出会い。
『せっかくなら楽しい洋服を、楽しく着たい』
デザイナー振流と彼のデザインする服に出会い、あやめが昔の服へ熱い思いを取り戻していく様子が良かった。
デザイナー、店員、着る人それぞれの服への想いがつながって自分の手元に辿り着く。そう思うと素敵。
後半はスピード感もあってハラハラ!
温かさと爽快感を楽しめる作品。
元気をもらってお洒落もしたくなりました。
お薦め本です。
『似合うか似合わないかじゃなくて、その服が好きかどうか』
身体ではなく、心に似合う服。
いいなぁ。この言葉好き。
街で目を惹くファッションの人を時々見かけるけど、好きな服を着て楽しそうで羨ましくなる。
「もう歳だから」とか「どうせ似合わない」とかもったいない!
好きな服を楽しまなきゃ損だなーって改めて思いました。
『仕事も服装も、誰かに合わせるだけでは駄目だ。前に進むのも、どの道を選ぶかも、決められるのは私だけ。もし毎日がつまらないなら、自分で自分の物語を止めてるせい。おとぎ話じゃなくてもいい。波瀾万丈じゃなくていい。私がいいと思える明日を迎えるために、私が次のページをめくりたい』
Posted by ブクログ
大手アパレルメーカーで販売員として働く主人公はファッションが好きでそのお店のお洋服が好きでそこの販売員になったのに最近のデザインは「使える」ものばかりで楽しくない。
上からは売れと言われるけれど、疲労ばかりが溜まっていく。
へとへとの帰り道で出会ったのは1点物のこだわりのお洋服を取り扱う「わたしのクローゼット」というお話。
この話の中には量産型で回る経済のせいで愛する物が失われていく様、愛する物を生み続けるには足りないもの(お金や時間)が沢山あるという現実、そもそもそれ(この場合お洋服)にこだわらなくても生きていけるという人たち・・・いろんな要素が組み込まれている。
題材はお洋服ではあるけれどインテリアや食事などの衣食住に始まり本だって学問だって似たような境地に立っているものは多いと感じる。
文体は分かりやすいけれど書いてあることは結構深いよ?と思う。
この書籍が発売されたときアパレルとのコラボがあったそうだけれどそれだって経済の流れメディアミックスに他ならないわけで・・・。
感情よりも思考に訴えるものがある小説。好き。
Posted by ブクログ
アパレル販売員として、大手「フラットフラワー」で働く、主人公の五福あやめ。
服が大好きで、自分の好きなブランドの服を売るために入社したはずなのに、セールでストレスは溜まるし、ノルマに追われる日々。
一体なんのためにこの業界に入ったんだろうか、と、仕事帰りのどんよりとした気持ちの中、ふとすれ違い様に美しいワンピースを着ている女性に目を奪われる。
一体どこのブランドなのか、スマホカメラを向けると、「YOU&MIE」というブランド名が目に入った。
ネットで調べてたどり着いたお店は、「あなたのクローゼット」という立て看板がかけられた、おしゃれなお店だった。そこから物語は始まる-。
どの服を選ぶのかは人それぞれだけど、服には個性が宿っている。街中を歩く人の服は、色は黒でも決して同じ黒色はないのです。選んで着る、仕方なく着る。理由は色々あるかもしれませんが、服は、自分を表すアイコンのうちのひとつなのだと思います。
読みながら、京都で観た、「ドレス・コード?─着る人たちのゲーム」展を思い出しました。
「見る/見られる」の関係性の中で、服を着なければならない社会のルールの中で、人は何を着るのか。こうなりたいという希望の服なのか、自分が好きな服を着るのか、意思表示のために服を選ぶのか。
服を着ることは、「なぜ?」というフィルターを通してみると、こうも色鮮やかになるものなのか、と思い知らされ、心を動かされた展示会でした。
閑話休題。服に詳しくなくても、服の魅力が伝わってくる文章と、登場人物の心理描写がわかりやすく表現されている点は非常に読みやすく、また詳細は書けないですが、構成も見事でした。
残念ながら、この本を読んだ翌日は仕事なので、服を選ぶことはできませんが、「服を選ぶ愉しみ」を再び取り戻すことができた気がします。
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小説・文芸
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