米津篤八のレビュー一覧

  • 不便なコンビニ

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    ほのぼのとした気持ちになりました。主人公が何者なのか気になりさくさく読み進めました。
    韓国の色々な問題も書かれていました。

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    2025年03月06日
  • n番部屋を燃やし尽くせ~デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録~

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    韓流ブームにもK-popにも特に興味がなく、韓国という国について今まで知ろうとしてこなかったことをまず反省。そしてデジタル犯罪の変化の速さにめまいを覚え、日本の闇バイト問題にも通じる加害者の倫理観のなさに恐怖を感じました。あと、日本も家父長制を引きずっていますが、韓国の方がより強く縛られているように見えました。なんで彼女の服装や髪型に彼が口を出すの? そんな中、戦い続けた追跡団火花の2人に拍手を。文章も構成も荒削りで読みやすくはないけど、その分、生々しい力強さを感じました。

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    2025年02月19日
  • 不便なコンビニ

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    下町風情が残るソウル青坡洞(チョンパドン)のひなびたコンビニを舞台に、深夜アルバイトとして雇われた記憶喪失の元ホームレスの男・独孤(トッコ)と周囲の人々との交流、それぞれの再生を温かく描く物語。

    展開が面白く、独孤との交流に心癒やされ、人情溢れる物語で一気読み。
    8篇から成る連作短篇の最後は独孤の語りで、メッセージを受け止めながら読みました。

    劇作家の女性に独孤は、やりたいことを絶対にあきらめない彼女のエネルギーがうらやましくて尋ねます。
    あなたを支えてる力は何か、彼女は
    人生は問題解決の連続、どうせ解くべき問題なら、その中から良い問題を選ぶために努力するだけ、と。
    〜選びたいなぁと考えさ

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    2025年02月16日
  • 不便なコンビニ

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    なるほど、なるほど~!面白いわ。
    書評乱読の中で拾った一冊だったけど、私もオーナーのように、深く考えず出会った一つのことが大きく広がる幸福を味わいました。

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    2025年02月08日
  • 不便なコンビニ

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    青山美智子さんの小説に似ていると聞き読んだ。短編連作、群像劇で確かに似ている。色んな人の視点からトッコさんの謎が解けてゆくというか、最後に一気に解けて、せつない気持ち。

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    2025年01月01日
  • 不便なコンビニ

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    初!!!韓国の作家さんの本を読んだ。
    すごく面白かった!!!
    トッコさん、元ホームレスで店員さんはもちろん、あまりよく思ってない人間もいるが接していくうちに、トッコさんの真の温かさに触れ、皆がトッコさんを認めていくというか、助けられるというか。。。
    温かくなる物語ばかりだった。
    コミュ障のおじさんかと思っていたけど、トッコさんの素性が知れたり。。。
    でも、賢くないと人を魅了できないよな〜とも考えさせられた。
    すごく面白くオススメです!

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    2024年12月31日
  • 不便なコンビニ

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    不便なコンビニ「ALLWAYS」にまつわる人々が各編でそれぞれの視点になって話が展開していく。
    一旦社会と分断したような正義感のある認知症ホームレスの独孤がコンビニ店員としてまた人との繋がりを大切にし、周りの人々に影響を与える。そして、自分は何者なのか、この先どうしていくのか、最終章でまとめられている。

    とても読みやすく、それぞれに感情移入しながら楽しく読めた。
    特に「おにぎりの効用」の最後が好きだ。
    韓国に行ったらチャム・チャム・チャムをコンビニで買いたいと思う。

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    2024年12月30日
  • 不便なコンビニ

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    2024年本屋大賞翻訳小説部門第3位

    興味引かれるタイトル。
    記憶を失ったホームレスのトッコ氏は腕っぷしがよく、知能が高く、正義感が強く、一体その正体はなんだろうとわくわくした。
    トッコ氏が迷えるコンビニ客?に寄り添い、店主のヨムさんから受けた厚意をじわじわと広げていくような温かさを感じる物語
    作中に何度も出てくる氷入りのトウモロコシひげ茶が無性に飲みたくなった。

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    2024年12月09日
  • 不便なコンビニ

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    ラストのトッコ氏の語りの部分がこれまでのエピソードと比較すると読みづらい印象でしたが(内容的にも語り口も「思い」雰囲気でしたので)、一話完結型のストーリーはまるでテレビドラマを見ているようでした。
    と思ったらドラマ化の話もあるようです。

    人は誰しも自分のことが一番大切ですし、自分の思うように他人にも動いてもらいたいと思っています。他人の考えていることを100%理解することは不可能ですし、そういった社会の中で生きてゆくためには思いやりが不可欠です。

    トッコ氏がコンビニで働くようになった経緯もそうですし、コンビニの利用客や同僚が抱える悩みを一つひとつ解決してゆく中で描かれていく人と人とのつなが

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    2024年12月07日
  • ニューヨーク精神科医の人間図書館

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    ニューヨークで精神科医をしているお医者さんのエッセイ。

    ・自分と何の共通点もない人に、共感することは可能なのだろうか?

    共感するにも努力がいる。
    共感することは生まれ持った才能ではなく、努力して磨いていく技術だということ。

    患者から色々なことを逆に教えられている。

    読めてよかった。
    すごくいいお医者さんだなと思った。

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    2024年11月09日
  • 誘拐の日

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    ネタバレ

    誘拐、殺人、記憶喪失、病気などなど要素てんこもりだけど、そのおかげで展開が多くてどんどん読めるし、伏線もきちんと回収されるので最後まで面白く読めた。後半は二転三転して何度か驚かされた。映像化しても面白いだろうなと思ったらもうドラマ化されてるのね。サンユン&ジョンマンの刑事コンビを軸にシリーズ化してほしいな。それにしても最後の法医学の教授が研究資料をこっそりコピーしていた、というシーンで終わったのは続きを匂わせているのか。。その後を想像させる良い終わり方だった。

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    2024年10月29日
  • ニューヨーク精神科医の人間図書館

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    誰かに助けを求めることって、とても勇気のいることだけれど、助けを求めることで明日の喜びに繋がるのかな、と思わされた。
    全く同じ体験をしていなくても、寄り添うことで救われることもあるだろうな、って。

    1.他者の目で世界を見ることが、価値のあることだと知ること。
    2.自分のことだけに関心を集中しないように気を付けること。共感とは、他者を理解するために自己中心的な世界から一歩踏み出すこと、つまり自分のスイッチをしばし切ることだ。共感は、そうやって他者に心からの関心と好奇心を向けることから始まる。
    3.特に自分と大きく違う相手であるほど、そこから学ぶものが多いものだと知ること。自分との差異を尊重し、

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    2024年10月21日
  • J.Y. Park エッセイ 何のために生きるのか?

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    ネタバレ

    とても、宗教的な要素の強い本なので苦手な人もいると思う。だけど、面白いのはこれだけ様々な活動をしている彼が「やること」より「しること」が大切だと言い切るところです。
    ビジネス本ではとにかくすぐにやれと言われることが多い。でも、離婚という彼に人生の危機で、逃げるように仕事や遊びをやり尽くした挙げ句、むなしさから逃げられずに、学ぶことに戻ったことが、とても人間的でそういうものかもしれないと共感できるエッセイです。

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    2024年10月10日
  • n番部屋を燃やし尽くせ~デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録~

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    N番部屋事件とは何か?という詳細を知れる本かと思って手に取ったので、火花の2人のエッセイ集的な第2章が正直長すぎて読むのしんどいなと思ってしまった。
    2人が今は実名を公表して活動されていることは知らなかったが、こんな壮絶な体験を経てその決断をした勇気に驚くし、彼女たちが安全で幸せに日々を過ごせていてほしい。

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    2024年10月05日
  • n番部屋を燃やし尽くせ~デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録~

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    本書では被害者のことを考慮し具体的な被害内容は描写されていない訳だけれど、断片的な情報だけで日本で女をやってる身としては何が起きたのか想像がつく。むしろ具体的に書かれてたら読み切れなかった気がするので助かった。
    第2部では追跡団火花の2人の現在に至るまでの経緯が書かれている。彼女達の経験している侮辱やセクハラやからかいは、私にも身に覚えのあるもので、それらはn番部屋事件と地続きにあるものだと思う。けれど「その程度で被害だなんて」って言われちゃうんだよな。

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    2024年09月11日
  • 誘拐の日

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    天才少女ロヒと、間の悪い誘拐犯ミョンジュンが主役の韓国ミステリー!多くの謎が散りばめられていて続きが気になり、ページをめくる手が止まりませんでした。二人の関係性も良き。おすすめです!!

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    2024年07月18日
  • n番部屋を燃やし尽くせ~デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録~

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    挫折しそうになったが、読み切った。ショートカットとノーメイクにそんな深い意味があろうとは全然知らなかった。恋人がいてもええやんか。

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    2024年04月07日
  • 言葉の温度

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    心に留めておきたい言葉がたくさんあった。
    韓国の文化、家族、言葉のルーツについて知ることができて勉強になる。日本の映画も頻繁に登場した。
    その中でも、文を書くは引っ掻いて刻む行為と無縁ではないがとても印象に残った。刻まれた言葉を私たちは大切にしていくんだろう。

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    2024年02月09日
  • おばあさんが帰ってきた

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    家にいた僕はドアのベルが鳴り続けるので、二十三回目のベルに耐えきれずに起きた。ドアスコープを覗くと小柄な老婆が立っていた。誰かと尋ねても返事がない、もう一度聞くと、自分はチョン・クッスンと名乗り、「ここはチェ・ダルスの家か?」と聞く。ドアを開けた僕の脇を通り抜けて応接間のソファーに座った老婆に「どちら様ですか?」と再び聞くと、「お前のおばあさんだよ」と答えた?光復節を前に腸チフスで亡くなったというおばあさんが復活した!死んだと言われていた祖母が突然帰国し、それも60억원もの大金を家族にあげようというのだ。家族みんなが、僕を含めて、その大金に釣られないわけがなかった。腸チフスで亡くなったと聞かさ

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    2023年11月21日
  • 言葉の温度

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    ひとつひとつの言葉が綺麗で、著者と同じ景色を見てるのかな?ってなるくらい、言葉の使い方がすてきだった。
    言葉の品格も読んでみたい。

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    2023年11月16日