米津篤八のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
-家にあった本でタイトルに惹かれて読んでみた
精神科病棟の研修医が日々出会う患者さんとの中で、
人間関係の深さや新しい自分に気付かされる物語。
-人って本当に見かけではわからないことだったり、
どこまでも理解し合えなかったり、
そんな些細なきっかけから差別や偏見、いじめに繋がるんだろうなと。
-自分自身に対しても、そんな感情はないと断言できないんだなと思いました。
-だけど、そんな悲観的な意味ではなくて、
その中でもその人と関わり続ける、知り続けることが良い人間関係を築いていくし、きっと分かり合えなくても心地よい関係になっていく。
-この本は精神的に何かしらの疾患(病名がついてる人)を抱えてる人しか出てこないけど、多分私も病名の付かない精神疾患に陥ることはあって、そんな時に勇気をくれる一冊になりました。
-これでいいんだなって思わせてくれる一冊です。
p.s.文字の大きさや分量が本当にちょうど良くて、2時間くらいでサクサク読めた! -
Posted by ブクログ
こんな恐ろしいことが現実に起こったということが信じられない。n番部屋についてはまとめサイトなどで読んだことはあったが、勇気ある2人の女性のおかげでその全貌が世間に明らかになったというのは知らなかった。読んでいるだけでも辛い内容。精神的にも辛い調査だったと思うが、そのような勇気ある行動のおかげで被害を止め、世間に発信したという2人の行動力をとても尊敬する。まだまだ未成年への性被害がなくならない現状について、私も考えていかないといけないと思った。逮捕された主犯格が懲役30年以上、出所後も30年に渡りGPSを装着という日本に比べると何倍も厳格な判決で、韓国を羨ましく思った。とても考えさせられる一冊だった。
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Posted by ブクログ
ネタバレファン・ボルムさんの「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」が面白かったので、韓国の小説もいいかなと思い、京都の恵文社で何気に手に取った一冊。
なので、2024年本屋大賞翻訳小説部門第3位だったとか、ドラマ化も進行中の世界的ベストセラー「Kヒーリング」小説ということも全く知らなかった(恥)、
かつ二作目だし。
最初はとっつきにくい感じもしたが、読み進める内に引き込まれた。
リアルに存在したら、きっとあまり近寄りたくないキャラのホン・クンべが、実は俳優で、役作りのためにALWAYSで深夜バイトしていたなんてびっくりした。
クンべを中心にあるいは絡ませながら、オーナーのヨムやオーナーの息子のミンシク、店長のソンスク、脚本家のインギョン等、キャラの濃い人物が次々と登場し、其々の抱えるものを曝け出したり、得たり、捨てたりしながら前に向かって生きていく様を見せる構成はよく考えられていると思ったし、面白かった。
時折出てくる韓国のB級(?)グルメ、食事のシーンは食欲を掻き立てた。
認知症の前段階になったオーナーの描写、「知らぬ間に砂時計が頭の上に置かれ、そこから時間の粉が流れ落ちて脳を満たして行くような気分だった。」にはほろっとしてしまった。
「幸せな記憶。特別な記憶があるからこそ。人は生きていける」。
一作目も読んでみようと思った。 -
Posted by ブクログ
①を再読し、あのコンビニの人たちはどうしてるのかなぁ〜と読み始めた②
前作のキーマン、トッコさんはコンビニを去り、新たな深夜バイトのクンベさんを中心に物語は進む。仕事を失った人や家族との関係に悩む人、将来に希望を持てない人、居場所がない孤独な人など、さまざまな苦しみを抱えた人たちが登場する。そんな彼らが、コンビニを通して人と関わることで、変わっていく姿が描かれている。
結局のところ人生は人間関係で、人間関係はコミュニケーション。幸せは遠く離れたものじゃなく、近くにいる人たちと互いに理解し共感し、泣き、笑い、支え合い、心を分かち合いながら共に生きることなんだよ、って教えてくれる。
最後のヨムさんとトッコさんの再会シーンは胸熱でした
できればトッコさんのスピンオフ出してほしいです。 -
Posted by ブクログ
謝罪とは何だろうか。
いったいそれがなぜ、
年を取るにつれて難しくなるのか。
私たちはなぜ、「ごめんね」という言葉を先に言う人を、
勝者ではなく敗者と見なすのか。
『言葉の温度』 / イ・ギジュ
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あなたが日々何気なく発する一言の、
「言葉の温度」は何度ですか?
私たちが紡ぎだすひとつひとつの言葉には、
それぞれに固有の温度がある。
心地よい温かさで人を癒す言葉、
熱すぎたり冷たすぎたりで誰かを傷つける言葉・・・
日々の何気ない会話に耳をそばだて、
本や映画の胸を打つ一節を心に留め、
それらの言葉のもつ大切さや切実さを語りつくす
韓国で異例の150万部突破、
社会現象にもなったベストセラーエッセイ。
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イ・ギジュさんの紡ぐ言葉が美しくて、
ひとつひとつの言葉を噛み締めるように読んだ。
日々見聞きした些細な言葉について、広く深く考えて、
それを文字に起こして、何度も推敲してできた素晴らしい文章。
イ・ギジュさんの他の著書『言葉の品格』も気になるので
またの機会に読んでみるとしよう〜
#イギジュ さん #言葉の温度 #언어의온도
#読書感想文 #読書記録 -
Posted by ブクログ
大変学びの多い一冊である。
韓国最高記録専門家である著者が説く「記録」とは、単なる備忘録ではない。それは、自分の人生を主導的に生きるための**「思考の整理術」**
”記録をすれば、意志が明確になり、コミュニケーションが円滑化し、意見を集めて行動した結果をお互いに確認し合うことが可能となる”
ー記録管理により得られるものー
1,説明責任を果たせる
記録を参照することで、後からでも事実を追える。
2,記録の過程で曖昧な部分が明確になる
自分が理解できない部分は正しく記録ができない。つまり、記録の過程で曖昧な部分が明確になる
ーメモと記録の違いー
メモ→体系的に整理→記録
これはクッキング(食材→調理→料理)と同じであると気がつく。日々書くメモはただの食材であり、活用できる形に整理しないと腐っていってしまう。
また、これは情報学における「DIKWモデル」に通じる考え方である。
データ(Data);対象を観測計測することで得られるもの
情報(Information);データを加工することで得られる事実
知識(Knowledge);情報に洞察や考察を加えることで得られる知
知恵(Wisdom);知識を抽象化させることで広範囲に活用できる形にした智
メモとは情報であり、それを整理(要約、分類)することで記録として知識が得られる。つまり記録を取るというのは、抽象度の低い情報から抽象度の高い本質的な知識を得ようとする行為である。
ー思考力ー
思考力とは「一つのテーマについて考え抜く力」
そもそも人の思考手順(一つのテーマを長期間にわたり考える時)
1,側頭連合野から前頭葉に長期記憶を引き出す
2,前頭葉において短期記憶と合体させ体系化
この作業はとても大変でかなりの粘り強さが必要。この負荷の高い作業を支えるのが「記録」という外部装置である。
ー日常の棚卸しー
・多忙な毎日を過ごしているのになぜ忙しいのかわからない。
・毎日頑張っているのに暮らしが良くなっている気がしない。
・平凡な日々をぼんやりと過ごしており虚しさを感じる。
↓
日常の些細な出来事を記録することで、人生の真の意味を見つけられる。
ー内省ー
内省とは「自分を知る、自分の望みを知るための手法」
・人生マップをマインドマップ形式で描く
・自分史を書く
子供の頃の好き嫌いを知ることで簡単に自分自身を見つけられるかも、
ーNext Bookー
記録の重要性とマインドセットを学んだら、次はより具体的な「技法」を深めたい。
次は『メモの魔力』前田祐二著 を読みたい。 -
Posted by ブクログ
『不便なコンビニ』の続編です。韓国の下町にあるコンビニ、ALWAYS青坡洞店のその後が書かれていました。
新しい深夜バイトのファン・クンベがいい味をだしていました。おしゃべりで、人に気を遣えるおじさんです。深夜バイトになりたかった理由は思ってもみなかったものでした。前作の独孤さんと同様に、驚かされました。
就活三年目の女性、コロナ禍で仕事がうまくいかない精肉食堂の経営者、不公平を感じている高校一年生の男子、そしてこのコンビニのオーナー。それぞれが悩みを抱えていましたが、クンベさんのおかげで新たな道筋を見つけていきました。
自分の本当の思いを聞いてくれる人がいるだけで、人は何かが変わるのかもしれないと思いました。人がいい方向に向かっていくのは、読んでいて心地よかったです。
そして前作での登場人物のその後もわかり、満足感あふれる読書時間が持てました。コロナ禍での物語の先には、大切なことに気づいた人たちがいました。
これからは、とうもろこしひげ茶を飲むたびに、この本のことを思い出すと思います。
〈目次〉
店長オ・ソンスク
ソウルスナック
老害のなかの老害
ツー・プラス・ワン
夜のコンビニ
オーナーバイト
ALWAYS
不便なコンビニ
―いくつかの季節が過ぎた後―
感謝のことば
訳者あとがき -
Posted by ブクログ
どこか足りない、不便なコンビニだけど…
やっぱり、何だか温かみを感じる場所。
不便なコンビニ2作目。
韓国の青坡洞(チョンパドン)にあるコンビニ
ALWAYSは、コロナ渦真っ只中。
そんな店に、前作は記憶喪失のホームレスの
独狐がメインでしたが
今作は、40代のポジティブマインドで
口数多い深夜アルバイトのファンクンベを
中心に話が進んでいきます。
コロナ禍の影響で店の営業がうまくいかない人や
家にも学校にも居場所がない少年、
就活がうまくいかない女性など
悩み、困っている人にクンベの明るい言葉が
問題解決のちょっとしたヒントをくれます。
個人的には「ツー・ワン・プラス」の
家にも学校にも居場所がなく、この世は不公平だ
と思っている少年ミンギュの話が個人的には
好きです。
雨に打たれる中、家を飛び出してきた少年が
コンビニでクンベにもらった温かいカップ麺に
トンカツを入れて味わうシーンは
身も心も温まります(^^)
前作のキャラクターも出てきて、それぞれの人生の
続きを少し知ることができ、
そこもよかったし
ラストのあるシーンは1作目から読んでいて
本当に良かったなと感動しました。
人生はそれぞれに辛く、悲しいことがあり、
決してみんな平等というわけではないけれど、
辛さや苦しみを吐き出せる場所や仲間が
少しでもいるだけど、きっと何とか
なっていくのではないのかなと思いました。
自分だけの居場所がまだない人や私ばっかり
辛い、損してる。と感じる人に
おすすめの作品です。
きっと誰もが自分だけの何かを求めていて
それを探していくのが、人生なのかなと感じます。