米津篤八のレビュー一覧
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ネタバレ一生大切にしたい小説に出会ってしまった気がする。
最初から心を掴まれるストーリー、人々の生きづらさと主人公であるトッコさんの人柄や文章のユーモアのバランスがよくドラマを観ているように映像が脳に浮かんできた。
韓国の競争社会とそこに生きる人の辛さが心に刺さる。
勝ち組か負け組かで判断され、勝ち組でなければ生きている意味もないと言われているような空気の中で“社会の一番の底辺であり負け組”扱いのホームレス(しかもアル中で記憶喪失)の男性がコンビニで真面目に働き人と関わることを通して周りの人や彼自身にも希望を灯す、明日への活力になる作品だった。
最終章、記憶を失っていたトッコの正体が明らかになり彼視点 -
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【目次】
はしがき:他人の人生を理解するということ
1 ニューヨークで出会った人々
ふたりのあいだの距離
ニューヨークのホームレス、ホームレスのニューヨーク
あの人がいなくなったことが信じられません
記憶を共に歩く時間
ひとりの命を救うということ
人種的マイノリティの子の親として生きるということ
アーモンドお婆さん
2 共感するにも努力がいる
わからないさ、それがどんな気分かなんて
誰にでも起こりうることだ
彼女の靴を履いて歩く
共感と同情、そのあいだのどこか
共感を超え、苦痛を分かち合うこと
3 スティグマに負けない人生
研修医の先生がいいです
双極症は私の一部に過ぎない -
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普通の、今まで自分が読んできた事件のルポルタージュや本とは一線を画す内容だと思う。
まず、被害内容がほぼ書かれていない。被害者がどのような目にあったかの具体的内容が書かれていないことがとても印象深かった。追跡団火花が被害者の事を考え、事件をただの消費物としないように最大限配慮している事が伝わってきた。センセーショナルな書き方は避け、あくまでも追跡団火花が行ってきたことを視点として書いている。なので、前知識がないと少し事件を把握するのが難しいところがあるかもしれないし、n番部屋事件を知りたいという欲求には少し物足りなさを感じるところがあるかもしれない。でもそれはこの事件をセンセーショナルに消費し -
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ネタバレ原作ではなく ドラマ化のレビューです
☆5つでは足りないくらい面白かったです
やっぱり韓国ドラマは面白いわぁとつくづく思ったな
面白いし、泣けるし、怖いし(演技が…)‼︎
複雑なストーリーなんだけど 見事に伏線が回収されていて 毎回、次を早く観たくなる
誘拐される天才少女のロヒ役の女の子も 誘拐するミョンジュン役の俳優さんも その奥さん(元?)役の女優さんも 皆さん、演技が上手い!
最終回の奥さんの狂気じみた演技がめちゃくちゃ怖くて…でも面白くて…
広い部屋でミョンジュンとの楽しかった思い出を 1人思い出しながら泣いているロヒの姿に泣けてくる
そして、法廷でのロヒのセリフにジーンときたな
全話 -
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日々の生活の中で耳にした会話
そこから気がつくことがたくさんある。
自分の言葉を直接自分で耳にすることはない。
言葉は帰巣本能があるから
自分が発した言葉が違う人から違う形で
かえってくる。
あぁ、そうなんだな、
やはり私が言葉として発したいのは
こういうことなんだ、と改めて感じた。
またいい本に出会えてよかった、
本を読むとは自分との対話といつも思っていた。
ここでは「自分を読むこと」とかかれている。
「自らの言葉と世界観について問いかけていただきたい」
「あなたの言葉が誰かにとって一輪の花になりますように」
私の言葉は、一輪の花になっているだろうか? -
Posted by ブクログ
”タルトンネ(月の村)”と呼ばれる集落のあばら家に住んでいるミョンジュンは同じ養護施設で育った幼なじみのヘウンと結婚して一人娘のヒエがいます。
しかしヘウンは突然多額の借金とヒエを残し家を出て行ってしまいます。
そしてヒエは白血病で入院。
しばらくして元妻ヘウンからヒエの手術代のために誘拐の計画を持ち掛けられます。
誘拐するのは病院長の娘で天才少女の11歳のロヒ。
そしていざ決行しますが、車でロヒの自宅の前でミョンジュンは飛び出してきたロヒをはねてしまい、あわててロヒを車に乗せます。
頭を打ち記憶喪失になったロヒの前でミョンジュンは必死に父親のふりをします。
そしてロヒの家に脅迫電話を何度 -
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【言葉の温度を読み終えて】
自分が日頃発する言葉は、何度だろうか。ちゃんと考えて発言をしているだろうか。逆に考えて、発言しない時はあるだろうか。そんなことを考えさせられるエッセイだった。
本書には答えのない問いもある。その問いに対して、常に目を向けていく必要がある。例えば、「歳をとるとは?「老いとは?」に対して、私は「希望を失うこと」と考えた。
日常的に起こる出来事一つ一つに目を向けていき、自分はどれに対してどう感じているのか、どのような言葉をかけるのが良いのか、それともかけるべきではないのか、常日頃から考え続け行動しよう。
本書は著者の経験や映画に出てくるワンシーンをもとに構成されているが -
Posted by ブクログ
記憶喪失のホームレス(孤独)が、コンビニのオーナーに拾われて深夜バイトをすることに。
彼と関わりながら少しずつ前を向いて生きていく人たちを描いた連作短編小説。
ホームレスの彼自身も訳ありで、謎がちょっとずつ明かされていきながら、不器用な彼と周囲の人たちとの交流や会話にフッと心が緩んで、温かな気持ちになりました。
「恥ずかしいけれど、生きてみようと思います。」
決して許されない罪だとは分かっているけれど、それでも他人のため、家族のために、、、
読みやすく共感しやすいストーリーだけど、読み終わったあとはちょっと遠くを見つめて時間が止まって、しばらくしてからふぅ〜と力が抜けるような。。。
電