米津篤八のレビュー一覧

  • 不便なコンビニ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    公務員試験を目指すアルバイト、家を出て生死すらわからない夫とニートの息子に手を焼く初老の店員、ひたすら家族のために働く医療機器のセールスマン、元役者の劇作家、元刑事のアラ還の探偵、コンビニを売ろうとするオーナーの息子など一人一人に韓国社会の現状とひずみを体現させた登場人物たちが、記憶を失った元ホームレスで深夜シフトで働き始める“独孤”(トッコ)と名乗る男によって、コンビニの仕事を通して、その抱える苦しみ悩みから一筋の光を見出すという物語。

    ちょっと、映画「チャンス」を彷彿させる泣き笑いにつながるようなユーモアもあり、「ヒーリング小説」というキャッチフレーズに相応しい心温まるストーリーである。

    0
    2025年09月16日
  • 不便なコンビニ2

    Posted by ブクログ

    はじめは独狐さんもヨムさんも出てこなくて、やや物足りないかなあと思ったんですが最後の方で…
    2巻も良かったです。作者のトークイベントの記事で、3作目は未定と言われてましたが是非次回作も読みたいです。

    0
    2025年08月15日
  • 不便なコンビニ2

    Posted by ブクログ

    面白かった!でも、一巻の登場人物たちの状況が変わっていて、少し、違和感を感じながら読み始めた。読み進めていくと、どんどん物語に惹きつけられていった。

    0
    2025年08月12日
  • 不便なコンビニ2

    Posted by ブクログ

    1作目がとても良かったので楽しみに読んだ。1で出てきた人達のその後もわかったし、とてもステキな心温まる小説だった。韓国の小説をもっと読んでみたいと思った。名前がどうしても覚えにくて困るけど。

    0
    2025年07月26日
  • 不便なコンビニ

    Posted by ブクログ

    ソウルにある寂れたコンビニで働く独孤(トッコ)。ホームレスの独孤をコンビニで働くように導いたのはオーナーのヨムさん。何故かというと、ヨムさんが失くした財布を誠実にヨムさんの元へ戻してくれたから。
    独孤が働くようになってから他の従業員や、常連客に変化が訪れる。仕事や家族のことで悩んでいる人達に魔法のような言葉をかけ、皆、スッキリした顔で明日へ進んでいく‥‥そんなおとぎ話のような物語が進んでいくのですが、後半は同じ出来事を独孤の目線で振り返ることになります。そして、全く別の物語が見え始め、独孤の過去、秘密が明かされていくのです。
    独孤は記憶を失っていて、読者だけでなく、本人も一緒に謎を解いていく感

    0
    2025年07月25日
  • 不便なコンビニ

    Posted by ブクログ

    韓国ソウル駅近くのコンビニを舞台に8つのストーリーが展開されるヒューマンドラマ。韓国社会の問題をテーマにしている。

    0
    2025年07月19日
  • 不便なコンビニ2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    現実逃避できる作品を読みたい気分だったので、少し読みタイミングを間違えたところはあった。
    ただ読みやすかった。
    最後の独弧の登場は、なんかウルッときた。

    0
    2025年07月13日
  • 不便なコンビニ

    Posted by ブクログ

    読みやすかった。
    人間関係を継続するために、コミュニケーションは必要。
    近い人にはおざなりになりがちだからこそ、気をつけなければいけないと改めて感じた。

    0
    2025年07月05日
  • 不便なコンビニ

    Posted by ブクログ

    今の韓国社会を現す物語。学歴や容姿、地位や世間体の競争の中で、大切なものを見失ってしまった人たちが、人との関わりを通して変わっていく。主人公の存在が不気味で不思議で少し滑稽で暖かい。

    0
    2025年07月05日
  • 誘拐の日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    韓国でのドラマ化がヒットして、今度日本でもドラマになるってことは、きっと読んでも面白いだろうと手にとってみた。話の発端のつかみが巧く、物語にすぐ没入できる。その後のストーリーはジェットコースターのようにアップダウンしテンポが良く、いかにもライトなミステリっぽいけど、話自体は深刻で残酷な現実もあり、そこそこ重い。まあサプライズは少ないけれど面白かった、。韓国文学の翻訳はいつもそう思うけど、とてもこなれてて読みやすい。韓国の方のドラマを見ようかな^^

    0
    2025年07月01日
  • 不便なコンビニ2

    Posted by ブクログ

    「不便なコンビニ」と呼ばれるALWAYS、深夜バイトも前作の独孤氏から3代目のファン・クンベ氏と引き継がれ、コロナ禍の韓国て繰り広げられるハートウォーマーな物語。

    前作とは一変してオーナーの息子が心入れ替えるとこは良かったかな。
    後半は、前作の人たちも次々出てきて入れ替わり立ち替わり自分語りを始める表現方法で臨場感は感じられず目まぐるしい演劇を鑑賞している気分でした。
    クンベ氏の目的が見えてきたところから目が離せなくなりました。

    期限切れの食品を食べるれるとこが嬉しく思いました。
    消費期限2時間切れって全然おっけですよねw

    0
    2025年06月05日
  • 世界の古典と賢者の知恵に学ぶ言葉の力

    Posted by ブクログ

    偉人の名言を分かりやすく伝えてくれる一冊。
    言葉の力、を理解して、どう伝えるかを考えるきっかけになる。ひとつひとつの解説が短く読み易く、読者に優しい。同意することと理解することは違う、つい混同しがちだけれど、意識することで、より建設的な議論ができると感じた。

    0
    2025年06月03日
  • 不便なコンビニ2

    Posted by ブクログ

    コンビニに関わる人々の心温まるお話。
    前作の雰囲気がとても好きだったので本屋でたまたま出会い購入。

    おせっかいな店員に最初はイライラする客たちも、次第に店員に心を開き、癒されていく。
    コロナ禍が舞台なので少し前の話にも感じられるが、それぞれが前向きな姿勢になっていく様子は読んでいて気持ちいい。
    前作主役の孤独氏も少し出てきてくれたけど、欲を言えば孤独氏の現在も書いて欲しかったなぁ!

    前作はK-ヒーリング小説と呼ばれ、旋風を起こしたらしいが、最近日本もこの手の作品が増えている気がする。単純ないい話で文芸作品として深みがないような気もするけど、疲れているときに読むエンタメとしてはいいよねと思う

    0
    2025年06月01日
  • 不便なコンビニ2

    Posted by ブクログ

    前作もいい話だったけど、今回もよかった。
    登場人物はやっぱり個性的な人達ばかりだけど、凄く前向きにさせてくれる話で、人は変われる事を教えてくれた。
    物語自体コロナ禍だけど、もう懐かしさを感じてしまう自分がいた。
    今も様々な問題がある世の中だけど、この物語のように前向きな気持ちを忘れずに生きていきたいと思った。

    0
    2025年05月20日
  • 不便なコンビニ

    Posted by ブクログ

    不吉なタイトル…と思ったが、内容は心温まる物語。
    タイトルにもある不便なコンビニ、Alwaysの店員さんもお客さんも皆それぞれ悩みを抱えていて、
    Alwaysのオーナーに救われた独狐(トッコ)さんが助言を与えてちょっとずつ皆の人生が明るくなっていく。
    物語を通じて登場し続ける独狐さんへの人々の評価が変わっていく様子や、一体何者なのかが解き明かされていくのもまた面白い。

    0
    2025年05月17日
  • 不便なコンビニ

    Posted by ブクログ

    色んな背景を持った人間がいることを忘れてはいけないし、想像力を持ちたいなと思いました。

    人は今の姿で判断するけれど、今の姿になるまでの歴史が必ずあるんです。
    その歴史を不便なコンビニでは丁寧に描かれていました。

    トッコ氏の影響でとうもろこし茶が飲みたくなり、購入しました。とても香ばしくて美味しかったです。

    0
    2025年05月03日
  • 不便なコンビニ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    周囲のお店に客を取られ、品揃えも豊富ではないけれど細々と経営を続けている「不便なコンビニ」を中心とした連作短編集。
    ソウル駅のホームレスである独孤氏との出会いにより、人々が人生の見方を変えるきっかけを掴んでいく。不安定な精神状況から、地に足をつけたように見違えて再出発していく姿は晴々としていた。
    人は生まれ変わることはできなくて、自分を捨てることもできない。でも過去を背負って生きることに希望を見出せるような作品だった。なんであれ生きているということが、まず大切なことだと教えてくれる。

    0
    2025年04月30日
  • 不便なコンビニ2

    Posted by ブクログ

    コンビニは便利な店の意味なのに、不便なコンビニ(불편한 편의점)とは…。ソウルの青坡洞にあるコンビニのオーナーのカン・ミンシクは母親がやっていたこのコンビニを引き継いだが、コンビニの作業は店長のオ・ソンスクに任せて自堕落な生活を続けている。そのため新しい商品も発注されず、店の売り上げも低迷している。店長の自宅から店まで500メーターほどだが、それでも息が上がる。このコロナ対策のマスクのせいだ。そんなおり、深夜バイトのクァクが辞めるといってきた。郷里の光州に帰るという。友達がビルのオーナーをしていて、ビル管理人を探していたのだそうだ。今度は深夜バイトの募集をしなくては…。雇われ店長も辛いもんだ。

    0
    2025年04月19日
  • 不便なコンビニ2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ツー・プラス・ワン」の章が良かった!前作を読んでからだいぶ経っていたけど、知っている人が次々現れて「あっ!あの時のあの人か!元気でよかった」と懐かしい気持ちになり、より楽しめました。

    0
    2025年03月13日
  • 不便なコンビニ

    Posted by ブクログ

    独狐氏が出てるとこは全部いいですね、クレーマーを撃退したり、バカ息子に説教したり。


    コミニュケーションの難しさが毎回出てきて、独狐氏がアドバイスして、一応解決な流れが安心して読める。ちょっと常識外れそうに見えて実はそんなこともない。
    登場人物みんな我が強い(笑)



    毎回視点が変わるけど、オーナーがもうちょい出てきてほしかったかな、1話目みたいな独狐氏とのやり取りがもっと見たかった。


    探偵おじいさんとこの話が1番笑えましたね。


    .この世に信じられるやつは一人もいない

    これで世の中に信じられる奴がいないことがわかったから、もう詐欺に合わないで済むだろう

    0
    2025年03月06日