安田佳澄のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレアキラの、太陽の下にいる夢……夏だ。涙するのも頷ける。アキラもなんか抱えてるのかな、叶野さん何者だろう。
アイヴィー出現から方向性変わってきたけど目が離せないのは変わらず。
この世界で、人間のまま生きるか人間であることを捨てて生きるのか…という問いより、社会の暗部との闘いみたいになってしまったな。
暗部の悲惨さがもの凄い。「人造家具ビジネス」も相当だったけど「農園」。。パレードの山車も、綺麗に飾ってるようで裏側トタンなのハリボテ感とてもありました。筍やトウモロコシっぽい人いるなぁ。
貧困街、一度堕ちたら這い上がれそうにない。3巻の冒頭のひよこ蒸し親子みたいに都市部から転落した人もいれば、貧困街 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3巻も様々な闇が深い。
冬と夜だけの闇と、生活面での闇が濃いです。酸素税で呼吸するにもお金が必要。
2巻だったか「囚人を麦にして作った密造酒」が出てきた時に薄っすら思った(野菜も転花した人から作るのかな…の描写も今後出てきたりするのか?)が現実味を帯びてきた、「人造家具」。この世界でも木造を求める謎ステイタスが狂った富裕層にはありそうなので。野菜食べる謎ステイタスもありそう。
アイヴィーそりゃあ復讐に生きてしまうわ。トーシローを仲間と思ってたけど本当にこれで退場なのかな。カギカズラ…やっぱり有益な植物を転花先には選んでるのか一応。
続きもますます気になります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ分厚い雲に覆われ夜と冬しか無くなった世界で、人は人間を植物にする技術で作り出した酸素で生きている。
こんな壮絶な社会でも人間として生きるか、植物となり苦しみ捨てて新しい生を送るか…“転花”したけど肉体もまだ残ってる身体からはグロテスクな美を感じます。
ヤングケアラーな主人公は、大怪我とかによって転花技術を受けたところそんな花の声が聞けるようになりました。会話も?
1巻はそんなトーシローの最初の依頼。小さい頃受けたトラウマってずっと離れなれないんだよね…相手がいなくなっても。
「霊花は人の感情に敏感」、霊花になって初めて相手の想いに気付ける…なのが皮肉で哀しい。人のままだったら気付けなかったとい -
Posted by ブクログ
ネタバレ父を探してたピアニストのスミ、呪縛から解放されてく場面が印象的だった…よかった。そしてトーシローの方は、苦難が続いてかわいそう…何者かになりたいとあせる姿が悲しい。ヨミコも親に確執あったみたいだけど、公務員になってまともな生活してるから、ある程度仕方ないのかな…。ヨミコとトーシローは家が近所なのかと思ってたけど、クラスメイトだったのか…全然違うのにうまく噛み合ってて、仲良くていいね。
次は転花に関する特殊能力とか社会運動とかが絡んだ事件を追うことになった…転花した人探してくのかと思ったけど、どんどんこの世界の深部に迫ってく感じなのかな。食べ物に幸せ感じるのいいよね…ヨミコ回復してほしい!この世 -
-
Posted by ブクログ
終末世界でもがく人々を描くマンガという感じ。主人公のトーシローも、生活苦の末に2年後植物化することになってるし、世間も冷たくて、絶望感漂っている…こういう雰囲気は好き。トーシローがかなりかわいそうで、やきもきするけども。
子供が親のエゴをぶつけられてる姿が悲しい。大人に対する抗議の話なのかな…抗議する方も大人になってるんだけどね、子供は耐えることしかできないもんね。どういう話になっていくのか楽しみ。
空を雲が覆って植物が育たなくなるとか、人が植物になるとか、SFチックなんだけど、科学的整合性はあんまなくて、あくまで舞台設定かな…メインは人情的な部分みたいだけど。
絵は少し独特の素朴な感じで味が -
購入済み
ドキドキしながら
逃亡殺人犯の話だけに緊張感に満ちたサスペンス物に仕上がっている。普通の逃走劇に加えてインターネットラジオとそれのファンの女の子を混ぜたストーリー設定はなかなか良い。ドキドキしながら次へ次へと読み進めていける。残念ながら絵柄がかなり粗いような気がする。もう少し丁寧に書いてあったらいいのにと思う。