櫛木理宇のレビュー一覧
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櫛木理宇『ぬるくゆるやかに流れる黒い川』双葉文庫。
長編ミステリーという触れ込みであるが、過去の日本の男尊女卑に端を発したある一族の血を巡る事件の全貌を描いた小説だった。乏しい伏線の中で、いきなり犯人が登場するという終盤の展開、犯人の動機もまた希薄で、とても納得出来るストーリーではなかった。
横溝正史が描いてもおかしくないなテーマであり、横溝正史が描いたならもっと重厚でおどろおどろしいミステリー小説になったであろう。
閑静な住宅街で起きた極悪非道の無差別殺傷事件。中学の同級生の栗山香那と進藤小雪は昼休み中に教師から呼び出され、家族の悲劇を知る。栗山香那は母親と弟を失い、進藤小雪は祖母と母親、妹を失ったのだ。現行犯逮捕された20歳になったばかりの武内譲は動機を明らかにしないまま拘置所で自殺する。
6年後に再会した大学生の栗山香那と進藤小雪は事件を根本から調べ直そうとする。少しずつ見えてくる武内譲の異常な動機と武内一族を巡る忌まわしい過去……
本体価格780円
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Posted by ブクログ
かつて神童と呼ばれた冴えない大学生のもとに、連続殺人犯から手紙が届く。最後の殺害は冤罪であり、無実の証明のため調査してほしいという内容だった。引き受けるつもりは無かったが…。
連続殺人犯の犯行の中に冤罪が含まれていて、その調査のために昔の知り合いの大学生に調査依頼をする。その設定だけで興味をそそられ読んでみた。
導入の部分で、ただの大学生が殺人犯の冤罪事件を調査する動機について丁寧に描かれる。読んでいて、この状況だったら引き受けるよなと納得。難しいパートだと思うが個人的には破綻なく上手く描かれている思う。
連続殺人犯の過去を複数の関係者の証言で立体的に描く中盤も面白く、物語に引き込まれた。
しかし、終盤で違和感を感じる部分がいくつかあり、気持ちが離れてしまった。ネタバレになるので書きづらいが、驚きの真実を期待していたので少し残念。
文章も上手く、物語に引き込まれるドライブ感もあったので期待が大きすぎたのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
結城真一郎「惨者面談」★★★☆☆
凡そ結末の予想はついたけれど、文体が好き。
伊吹亜門「囚われ師光」★★★☆☆
「刀と傘」「雨と短銃」に続いて。
この方の作品、個人的にとても好きなのだが、短編だと淡々とした印象がより強いかも。ただ母校の新島襄を出してくるところが強いな。
中島京子「ベンジャミン」★★★☆☆
お母さんのセリフと動物園であらかた予想はついたけれど最後まで読めた。
アメリカの小説を読んでる印象があった。
櫛木理宇「夜に落ちる」★★★☆☆
掲示板のまとめを読んだときに感じる胸糞感があって、とりあえず私は外食しているときに隣のテーブルにこのご家庭が座ったら、脳内早食い選手権を開催しそう。
短編を読んだという印象より、本を読んだ、という印象。 -
Posted by ブクログ
ネタバレホーンテッドキャンパス 11巻目。
前回、菜の花畑デートをしたことで、照れてしまい?このみちゃんを避けるようになっていしまう八神君。
こじれるかと思ったけれど、鈍感?な、このみちゃんのおかげで、元通りに戻れてよかった。
あと、このみちゃんが、八神君を高校時代から気になっていたことがわかり、ほっこりした。
3話掲載。
1)エクソシスト映画を観ると血が沸騰するような気がする
2)子供に戻った弁士のおじいさんが影絵で大人に戻る
3)美人を武器に、女史の恋人を横取りして
ストーリーが複雑になったためか、掲載話数は少なめ。
2話目の、子供の影の幽霊が、影絵で元の弁士のおじいさんに戻って帰っていく、話がよかった。
ラストは次巻の、このみちゃんが暗くなる前兆が、わかる。
告ろうとした八神君に対して、「あえて」声をかけることで、壊そうとしていたんだ。
<むずきゅんシーン>
『これ永久保存版なんです。八神先輩、格好よかったの。いつも格好いいけど、この日はもっと格好よかったの。ほら見てください。これは先輩がリレーの走者で、こっちは年明けのマラソン大会。わたし先輩と知り合ったのが遅かったから、前の二年分が撮れなかったのが、ほんとにほんとに残念で・・・!』
灘さんみたいな人でもあんな顔するんだなあ、とわかって新鮮でした。(千歳:談)