機本伸司のレビュー一覧
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穂瑞沙羅華シリーズ5作目
今回のテーマはタイムマシン
物理学に詳しくはないが、スピンが解けるのが距離は離れていても同期するというのはどっかで聞いた事がある
で、それぞれの速度を変化させることで時間の流れに差をつけて、その情報の伝わりのズレで未来の出来事がわかるという理解でいいのかな?
詳しい人が近くにいないのでよくわからんなぁ
タイムマシンをテーマにしているものの、恋も同時にテーマになってる
綿さんとの距離もこれでちょっとは縮まったのかねぇ?
時間が流れるから空間が出来るのか、空間ができるから時間が流れるのか
こんな考えは面白いよね
ってか、時間って何なのかね?
それがわかれば苦労し -
Posted by ブクログ
穂瑞沙羅華シリーズの4作目
テーマは2作目は自己の存在理由で3作目は生物的な存在理由で、今回は家族とのかかわり?
表紙の絵を見て「沙羅華とち狂ったか?!」と思ったけど、そんな理由があったのね
ま、1作目からしてツンデレの傾向はあったからなぁ
ただ、自分をアイドル化する事はTOEのためには不要と判断したのね
当時は自分の盗撮画像を利用するくらい図太かったけどね
ま、当時は精神的に壊れてたってことでしょうなぁ
今作から、ライバルの加速器登場
ライバルと言うには相当に高い壁だけどね
ってか、沙羅華は何でアスタートロンの方に行かないんだろね?
自分の目的のためにはソッチのほうが有利に思うけど
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Posted by ブクログ
ネタバレ思い返してみて、印象深かったシーンはそれほどなかったと思う。
沙羅華が丸刈りにしたところと、夜の海でスキンダイビングしたことと、あとはデザイナーズチルドレンくらい。
(どこかのコーディネーター的な?)
猫の下半身に犬のDNAを組み込んで、ずっと下半身(犬)から逃げ続ける猫のイコ。
猫は本能で犬から逃げる、ということは必ずしもないから、少しピンとはこなかった。(ライオンとヤギの首と蛇のしっぽを保つ場合はどうなるんだろう?)
とはいえ、綿さんと沙羅華のやりとりはいつもどおりで面白かった。
「自分の生きる意味というようなものは、自分にあるのではなく、向き合うもう一方の鎖の方にあるのではないか」 -
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ネタバレ「生命とは何か?」をテーマにしたSF小説。
この作者の作品は、表紙や登場人物のキャラなどラノベ風ではあるが、SFの題材は物理学や生物学などガッツリ科学しており、今回も遺伝子操作で完全生命体を作ることができるかというテーマは面白いのだが、「穂瑞沙羅華の課外授業」シリーズになってから、いかんせん登場人物のキャラが全面に出過ぎていて面白くない。
過去作では「宇宙を作れるか」「救世主を作れるか」「宇宙船を作れるか」などもし本当に作れるとしたらというテーマで、現在の科学でどこまで迫れるか結構重厚な内容がメインで面白かったのだが。
正直、穂瑞沙羅華というキャラには飽きた、「神様のパズル」だけで十分だ -
Posted by ブクログ
しょぼ~い日常生活の中に突如として最先端のテクノロジーや科学が放り込まれてきて、本質的な問題や定義を考えないわけにはいかない状況に追い込まれる・・・このギャップが生み出す驚きが機本作品の面白さではないでしょうか。
今回の題材は生命とは何か?
これまでのシリーズだと宇宙を作ることができるかとか、量子コンピューターを開発中とか、作り出す過程で本質に迫っていくという組み立てでしたが、今回はその過程は描かれない。テーマ的にも生命をどこからと捕らえるかという観点と、生命の目的は何かという観点を意図的にごっちゃにしているようで、つっこみが少し足りないように感じられます。もっと、日常的な代表の台所で作っ -
Posted by ブクログ
ネタバレ量子コンピューターで「神」を作ろう!という壮大な物語。
具体的には、神たる自律学習型AIを「箱庭」(解析世界)の中に置き、
その「箱庭」の中で、量子コンピューターの演算能力を活用して、
宇宙誕生から現在までのシミュレーションを行う。
「箱庭」から見たAIは、宇宙存在前に存在する、言わば“創造主”の位置づけ。
本プロジェクトは、リストラ寸前の量子コンピューター部門メンバーによる計画で、
この“創造主”に、現実世界の未来を占わせる事業を立ち上げるというもの。
この占い事業が当たれば部門を存続できるのでは!と一縷の望みを託すが、
AIが「箱庭」における自分自身の位置づけに疑問を覚えボイコットし