【感想・ネタバレ】パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動のレビュー

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おもしろい!
展開が楽しい 読みやすい!

ハッピーエンドの作品を久々によんだので、読み終わって気分爽快です
自分の性格が嫌で生まれ変わりたいと思うことがあっても
ありのままを受け入れてくれる人がいるのだな
いたらいいな と思いました。

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2013年03月06日

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第3回小松左京賞受賞作「神様のパズル」の続編である。
「宇宙は人間に作れるのか?」「宇宙とは何か?」を追求したSF小説である前作を受けて、今作では「人間とは何か?」「自分とは何か?」を追求した内容となっている。

機本伸司の作品の特徴である「登場人物間のディスカッションを通して、哲学的内容に迫る」という部分が今作でも存分に発揮されている。

前作と合わせて読むことをオススメする。

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2012年07月20日

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「神様のパズル」に続編があると知っていましたか?
「神様のパズル」ではSpring8、そしてこの「パズルの軌跡」ではスーパーコンピュータがモデルとなっているように思います。
私の通う大学のすぐ横にはそのSpring8があるのです。大学院生になれば実際に操作することもあります。Spring8を知らない人はあまり多くないようですが、実は我が校が誇る、そして日本が誇る施設なのです。
そしてスーパーコンピュータもその近くに大学院があり、関係ないとは言い切れません。
想像してください。自分と少なからず関係のあるものがモデルとなり、小説となり、またその小説が面白いとなると、とにかく誰かにこのことを自慢したくなりませんか?
「私この“むげん”と“Qコン”のモデル知ってるで!中にも入ったことあんねんで!」と。
だから私は今こうしてレビューを書いています。皆さんに自慢するためです。

ああ、どうか私に物理を教えて下さい。
この本を読む時ほど物理を知りたい、物理を専攻すれば良かったと思うときはありません。

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2012年06月16日

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神様のパズルの続編。前作を読んだのが7年前ということで、かなり忘れているけど理系的センスの中で色々発見もあり、面白かったことは覚えてる。今作はかなり大きな話ではあるけど、それでも続編らしく楽しめました。

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2019年03月24日

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ずっと前に読んだはずなのに「積読」になっていた。
既に臨場感を失っているので、レビューは書かないでおきます。

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2012年11月17日

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「何も宇宙を作ることはなかった。 ”内宇宙”を作り直せば、その外側の宇宙も変わる理屈だ―」 

「神様のパズル」の続編。哲学要素もあっておもしろかったー 

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2012年10月08日

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ネタバレ

まずは再び、この主人公ふたりに会えたことが嬉しかった。
主人公が、シャーロック・ホームズとワトソンから来てるとは気付かなかった。というか、気付けなかった。沙羅華瑞穂と綿さん。

「自分とはなにか」がテーマとなっていて、その一つの解を挙げる。

自殺志願者のサイトなども挙げられ、現代社会問題も取込まれていることがわかる。

自分を否定しながら生きるのと、自分を肯定しながら生きるの。どちらが苦しいのだろうか。

綿さんがもくもくと耕すシーンは好きだな。
耕しながら綿さんがいろいろと振り返り、整理するシーン。
綿さんを応援したくなるね。

続編があることを思わせる。伏線とも思わせる箇所がいくつかあった。
機本先生がまたこの物語(宇宙)を続けてくださることを期待して、またふたりに会えることを期待して。

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2012年04月30日

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「パズルの軌跡」は三池崇史監督、市原隼人、谷村美月主演で映画化された「神様のパズル」の続編で、様のパズルの時はまだ大学生だった主人公(綿貫基一、穂瑞沙羅華)の卒業後を描いています(故に「パズル」の軌跡と)。

卒業後なので、綿貫基一、穂瑞沙羅華とも社会人になっている感じですが、穂瑞沙羅華は飛び級で大学に入っていたため、本作では実年齢とおり高校生活を送っています。といっても内面的に色々とかかえていることは後半判明していきます。

まったくの余談ですが、映画版は三池崇史監督が設定等にガンガン手を入れているため、小説とはかなり違う内容になっています(その辺は三池崇史監督の三池崇史らしさでもありますが、ここでは語る所ではありません)。もっともこの映画は映画で完成度は高く個人的には好きな映画の部類に入っています。

パズルの軌跡は、大学を卒業してとある企業の研修を受けている綿貫基一に「ネオ・ピグマリオン」という企業から会いたいというメールから物語がスタートします。

普段(研修中も)はなにかとトロい綿貫ですが、このメールを受け取ってからすぐに接触の理由が「穂瑞沙羅華(この作品では性が変わり森矢沙羅華になっています)」との橋渡し役を望まれていることに気が付きます。。。。

この敏感さが常に出ていれば、このあとのトラブルの大半は避けられるのにな、、、
なんて思い返すぐらい鋭いです(笑

そんなことはともかく、ネオ・ピグマリオンの社長である樋川氏と接触しますが、依頼内容は「失踪人探し」ではあるものの、そのためには
穂瑞沙羅華が開発に携わったシステム(Qコン)のチューンナップが必須と言われ、やはり「穂瑞沙羅華」絡みであることが判明、最初は二の足を踏むものの「穂瑞沙羅華に会う理由ができる」と、なんとも短絡的な理由で承諾をします(後に「理由などいらない」と沙羅華に言われますが)。

最初は沙羅華もネオ・ピグマリオンの依頼を断っていますが、断るための理由を探していく中で「ある発見」をしたことから、表面上は関与しないふりをしつつ、独自の調査を開始し一人で真相に近づこうをしていきます。

ネオ・ピグマリオンが探す失踪人はどこに?
ノアスとは?
ライフロストは誰?
ゼウレトの狙いは?
アポロン・クラブとは

といった謎解きが表面的な面白さなんですけど、実際のところ沙羅華はこういった表面的(というか「俗っぽい」といったほうがいいのかもしれない)な謎解きにはまったく関心がなく、行動のすべてが「人とは(=自分とは)?」を探すためだけといったも過言ではありません。

沙羅華の行動規範と、一般人(読み手)の代表として存在している綿貫との考え方、行動のギャップも物語の厚みを増すことになっているんですよね。あと、今作では二人の距離が離れたり縮まったりと(一般的な恋愛論とは違いますが)ラブロマンスもアクセントになっていて変なドキドキ感もあります^^

神様のパズルのときは「宇宙を作る」という内容がテーマだったため、物理の法則がかなり登場して読みにくさを感じた人もいると思いますが、パズルの軌跡ではテーマが「自分探し」に変わり、より身近な内容になっているため、いくらか読みやすくはなっているように思います。

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2012年01月31日

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「神様のパズル」続編。前作では宇宙を作ることはできるか?というものすごいテーマをべたな学生の日常風景とのギャップで楽しませてくれるとても楽しいSFでした。今回は同じ登場人物が就職して社会に溶け込もうとしたところから始まります。テーマは前作の裏返し、「宇宙は作る必要がない。観察者としての自分が変われば宇宙が変わる」バラード的インナー・スペース(懐かしい!)へ向かうのです。自殺サイトに怪しげな宗教集団と、しかけが大きくなった分、作者の持ち味の日常からのギャップ分は少なくなってしまった感じ。でも、天才を作るために人工授精により生まれた性格に難あり美少女と、ぼーっとした主人公綿貫君とのでこぼこ具合が楽しいです。インナースペースらしく人間とは何か、にでこぼこコンビで迫ります。どうやらシリーズになりそうな気配。楽しみ。

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2011年07月15日

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「神様のパズル」の続編。
外界が変えられないなら内側を変えればいいじゃない!ってことで、今度は宇宙を造るのではなく、精神の改造に挑戦ですよ。このあたりの動機が、「どこに行っても馴染めない」という天才孤独ヒロインの心理と絡み合っていて、非常にいじましい感じがします。今回もナイスツンデレ。

作者自身はヒロインが萌えキャラ扱いされるのが心外らしいのですが(今回表紙がおとなしいのもそのせい?)、普通、高飛車強気少女がぐずぐず泣いたりするような描写を入れておきながら萌えキャラじゃないとかそんな言い訳おかしいですよ!
ともあれ主人公の変態具合とあいまってニヤニヤすればいいんじゃないのですか。


ストーリーとしては、ちょっと先が読める感じがしたので前作ほどでは…という感じ。
でも好きなんでこのコンビもっとやってください。

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2010年08月29日

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神様のパズルで、森矢沙羅華として普通の女子高生として暮らし始めた沙羅華でしたが、やっぱり天才が凡人を演じ続けるのは無理があったようで、沙羅華は沙羅華のままでした。

ノアス化を求める沙羅華の狙いは、加速器を破壊するプログラムを組み込むための演技だと思っていましたが、沙羅華とノアス化を否定する綿貫の問答で、天才として生まれて来ることを運命付けられた沙羅華の本心を曝け出しただけに、ひょっとしたら本当にノアス化を望んでいるのかもと思ってしまった。この件は読み応えがあってよかった。

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2010年08月16日

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前作の『神様のパズル』と同じ宇宙に関わる話。

今度は宇宙を自分の外に創るのではなく、宇宙を認識する自分自身を物理的に創り直そうとする話。

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2010年05月01日

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神様のパズルの続編。行動範囲がグンと広がってアクションはますますわざとらしくなりました。
でも、キャラクター設定がいいのか面白くまとまっていてオススメです。

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2010年02月04日

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髪様のパズル続編/ 前作ほどサイエンスしていないがなかなか楽しめた/ しかしこんなにも退屈な文章だっただろうか/ 後半など説明文のような文章にうんざりした/ 見所は最後の方のデレ/ 砂浜でのハグと裸を想像するのか、だね

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2018年10月08日

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 『神様のパズル』続編、背表紙解説に量子コンピューターを開発した・・・とあったので前作同様、それについての科学的知識を楽しみにしていたのだが期待は裏切られる。ライトノベルな展開は否定しないが、だとしたら沙羅華はツン過ぎはしないだろうか、デレ不足は否めない。

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2017年07月08日

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前作の壮大さに比べてしょぼい
インナースペースに向かったのが失敗かな
普通の小説になっちゃった

作中で語られる理論もなぁ~
将に中2設定
前作はそれでもある程度の理論に基づいている演出があったけど、今回はそれもない
「難しい」とか「理解できない」とかって意見に迎合したのか?

なんか、続編もありそうだけど、期待薄

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2013年07月26日

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前作、神様のパズルを読んだのをきっかけにして買った文庫本です。
作品コンセプトは好きな部類です。
文章も読みやすくはあるのですが、表現方法がちょっと・・・。
一人称視点で物語はすすむんですが、ところどころにでてくる「である」調の表現に違和感を感じます。

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2011年05月26日

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「”内宇宙”を作り直せば、その外側の宇宙も変わる理屈だ―」
……『パズルの軌跡』7頁

前作と違って、今回は脳科学や幸福論的な哲学が主題になっている。部理学的なSF要素はそれを語る道具に過ぎない。
そのため、物理用語はさほど多くはなく、物語の概要も分かりやすいものになっている。
内宇宙という普遍的テーマを題材にしているのも興味深い。
ただ逆に、物理を基軸にした前作の物語に魅力を感じていた読者にとっては、少し物足りない印象を受けるのではないだろうか。

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2011年05月02日

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ネタバレ

神様のパズル続編。宇宙を創造するという大きなテーマがあった前作などと違って、何だか全貌が見えない事件を解決していくという展開がいまいち。

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2011年04月16日

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『神様のパズル』の続編。

読みたかったような、読みたくなかったような……というのは、続編によくあるパターン。
なぜなら、このパターンでこのシリーズは続いていきそうだから。

沙羅華と綿さんのその後を読みたいひとは、どうぞ。

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2011年01月16日

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続編が出るとは思っていなかったので本当に嬉しかったです!今回は深かったなと思う。自分の存在理由を考えるのは闇の始まりのような気がする。続編に期待大!

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2010年04月25日

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小松左京賞の二人組が帰ってきた!!と喜んだ作品。

ライトでポップに読めるのに、語られてる中身は超弩級。

前作では「宇宙の作り方」。

今作では・・・・・・。

読んでお楽しみ、としましょう。


解説に続作の期待も高まる私です。

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2010年03月17日

Posted by ブクログ

今回は、前作の「神様のパズル」ほどの難解な用語は出て来ません。
その代わり、内容も前回より少しライト??な感じがしました。
とある宗教が出てくるのですが、説明がとても具体的になされています。その宗教が、ホントにありそうな気さえします。
続編ではありますが、前作と比較してもグレードは全く下がっていません。今後の「神様のパズル」シリーズに期待が持てる作品でした。

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2010年02月24日

Posted by ブクログ

テーマは「自分とは何か?」
…難しい挑戦したねぇ機本さん。

前作『神様のパズル』は、「宇宙は作れるか?」というテーマの魅力8割、沙羅華のキャラクター2割くらいで読んでたので、綿さんのキャラクターや著者のテクニックはあまり評価してないんです。(いや、おもしろかったとは思ってるんですよ。迷わず続編買うくらいには)
だから今回のテーマだといまいち魅力が。さんざん既出だし、科学をフィールドにする作風が、どうしても精神論の茫漠とした感じを強調してしまう。
有り体にいえばありきたり。

遅咲きだからいい歳だけどまだ新人、筆力があるわけでもないからね。ちょっと取り組むには早かったんじゃ。

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2010年01月30日

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神様のパズルの続編
評価が難しい。
オチはまぁなんとなくわかるんだが、途中の自己開発セミナー部分が長い。
あと主人公があまりに感情移入できないんよなぁ
ダメ主人公過ぎる。
もひとつ上げるなら伏線と思われるものはちゃんと張って回収して欲しい。

とまぁ文句はあるのだが、ある程度一気に読ます力と、独特のキャラクターは魅力です。

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2009年11月23日

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 前作『神様のパズル』の続編。 
 なんやかんやで普通の女子高生にもどったと思われた沙羅華だったが、綿さんの来訪によりちっとも前とかわっていなかったことが判明。しかも、綿さんが持ち込んだ行方不明者捜索依頼を受けるのだが、その過程で沙羅華はある人物の名前を見つけて……。 
 前作では宇宙科学うんぬんを全面に押し出した理系ちっくなお話だったのに対して、今回は工学倫理という倫理学っぽい題材だった。どちらかといえば神様のパラドックス風味。これはこれでおもしろかったですよ。 
 登場人物にたいして、天才科学者がろりろりした美少女なのはデフォなのかー!! しかも私服のファッションセンスが壊滅的なのもデフォなのかー!! と激しくつっこみたくなった。べつに記号化されたキャラクターがきらいなわけじゃないのだけれどね。 
 総評として、前作を読んで楽しめた人には十分オススメできる作品である。むきむきマッチョでアメリカ人のおっさんが、「心配するな、おじさんについてくれば至福を味わえるヨ」ってな具合なのもオススメポイント。個人的にはポケモンのバトレボに登場するマッチョトレーナーとイメージが重なったなあ。

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2009年11月21日

Posted by ブクログ

C+

神様のパズルの続編。
天才っ子の森矢沙羅華と駄目な綿貫基一(棉さん)が、行方不明者を探すのをついでに自分探しでゆんゆんな話。

この人の本は自分の性に合う。キャラクター小説。
ぶっ飛んでいる箇所も多いので他の人に受け入れは難しいと思う。

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2009年10月26日

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