あらすじ
二〇三〇年二月。日米共同研究の“宇宙太陽光発電”が、いよいよ実用段階を迎えていた。だが最終調整のなか、アメリカの施設で作業用ロボットが暴走、また日本側のシステムでもバグが発生する。さらに、出資者シーバス・ラモンに脅迫が……。事件解決のコンサルティングを依頼されたのは、天才女子高生の穂瑞沙羅華。だがそれは、発電用人工衛星を利用したテロリズムの幕開けだった! 沙羅華の未来と恋の行方は――? 『神様のパズル』スピンオフシリーズ、ついに完結! (解説・乙部順子)
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発電衛星ハッキングを阻止せよ!
ついにシリーズ最終巻。沙羅華の異母兄ティベルノやゼウレト社の親玉ラモンも出てきて大いに盛り上がります。
謎のハッカーテロリストと対決する沙羅華だが、怪我も負ってピンチ。さらに綿さんとの恋愛?の結末もきっちり描かれます。
Posted by ブクログ
大好きな穂瑞沙羅華の課外授業シリーズ最終巻。
このシリーズの魅力はなんといっても、日常生活にビッグ・サイエンスに関わる事件が割り込んできて騒動が持ち上がるそのギャップです。最終回はビッグ・サイエンスというよりも、テクノロジーと映画さながらのアクションが全面に出ています。さえない綿貫くんと沙羅華のじれったい関係も・・・
人工衛星による太陽光発電が仕掛けの一つですが、送電時のマイクロ波を直接を浴びてもほんわかあったかいくらいというのも驚き。これはこれでありだな。
Posted by ブクログ
課外授業シリーズはこれで終わりのようです。ちょっと残念です。このコンビの話は書き続けて欲しいなぁ。
最期だからか沙羅華がだいぶデレますが、ちょっとイメージと違うかなぁ。映画版「神様のパズル」の沙羅華がすごくイメージ通りだった(綿さんは論外ですが)ので、小説を読んでるときもあの沙羅華の印象がつよかった。でもいい終わり方かな。