【感想・ネタバレ】究極のドグマ 穂瑞沙羅華の課外活動のレビュー

あらすじ

量子コンピュータを使って、クライアントの依頼を解決する会社に就職した綿貫基一は、量子コンピュータの設計者である天才女子高生・穂瑞沙羅華を訪ねていた。綿貫の勤める“ネオ・ピグマリオン”のオブザーバーであり、やる気のない沙羅華を説得するのが彼の仕事。だが、そんな沙羅華が選び出した仕事は、多額の謝礼金が支払われるという猫捜しだった――。猫と依頼主に隠された驚愕の秘密とは!? 『神様のパズル』の待望の続編第二弾、書き下ろしで登場。(解説・星敬)。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ 購入済み

今回のネタは遺伝子工学

ライバル天才少年登場。量子コンピュータと分子コンピュータの猫探し対決です。
沙羅華の出自の秘密が明かされる重要な回。ゼウレト社の裏事情が描かれる。
順調にデレ度進行中だが、綿さんとくっつくにはまだ時間がかかりそう。

#感動する

0
2023年05月11日

Posted by ブクログ

小難しい遺伝子の話とかなんとかもやもやぐちゃぐちゃ書いてあるなーと毎回思うんだけど…やっぱり好き。理屈ではまだ説明できない事象が人間にはあって、物理学や生物学といった学問のなかで答えはこれひとつだと突き詰めていくことも大切だけれどそのくくりに入れられない部分をただ曖昧にそんなものだと理解してしまう心も必要なわけで。愛とか情とかを計算式や数字やちっぽけな言葉ひとつで置き換えられてしまったらなんて世の中はつまらなくなるんだろうと思わないでもないね。

そういうことを考えたくなるときにはこのシリーズは適している。

0
2013年05月12日

Posted by ブクログ

「神様のパズル」、「パズルの軌跡」につぐシリーズ第3弾「究極のドグマ」
「ドグマ」から分かるように、本書では「生命とは何か」という問を軸に物語が展開していく。

ストーリー自体は「猫探し」をしているにすぎないが、時折挿入される哲学的な問いかけ、生命倫理的な問題提起など、機本作品の魅力は本作でもありありと描かれている。

次回作にも期待したい。

0
2012年07月26日

Posted by ブクログ

神様のパズルの続続編
前作はしょぼかったけど、ほんのちょっと盛り返した感じ
ほんのちょっとだけどね

前前作は宇宙を作れるか?
前作は幸せとは?
ときて、今回は生命とは?

結論としては終盤に沙羅華が言ってた事に収束するんだろうなぁ
個人的には、生命の誕生に特に意味はなく、偶然の産物でしかないと思っているんだけど
それでは納得しない人もいるんだろうなぁ
この辺は宗教的な要素も絡んでくるので研究も難しかろう

あと、顧問の言っていたY染色体の短縮による絶滅はホントだろうね
ただ、そのスパンが恐ろしく長いというだけでね
実際には1世代20年と考えても50世代で1000年?
選択強度にもよるけど、そんな事態になる前にもっと他の要素で絶滅する気がする

あと、ヒューマニズムが弱肉強食の原理を歪めているというのは半分正解で半分不正解とも思う
ヒューマニズムがある事で種全体の適応度を上げていると考えたらどうか?
もしくは、文化を気づくことによって包括適応度をあげているとか?

そんなわけで、一概にヒューマニズムがいけないとは限らない

物語の展開として、冗長すぎる
もっとさくっと話を進められるとは思うけど、ラノベ展開ってことか・・・

明らかに続編があるという感じではないけど、おそらく続編出るんだろうなぁ
でもやっぱり1作目のインパクトを超えることはできなそう

0
2014年05月04日

Posted by ブクログ

「生命とは何か?」 量子コンピュータ vs 分子コンピュータの構図は面白かった。前作と相変わらずのハードな理系話。次回作にも期待。

0
2012年10月08日

Posted by ブクログ

神様のパズルシリーズ
一言で言うと猫探しのはなし

シリーズ第1巻に比べると人物描写や会話のやり取りが増え、奇抜さや独創的なつくりは薄くなった。いい意味でよみやすくなっている。

個人的にはもっとひねった話が読みたい。

0
2012年02月25日

Posted by ブクログ

神様のパズルから進展しない二人の仲は、ついに二人っきにで・・・
続編2巻目。出版されているのに気がついたのはつい最近。結構待望していたがすっかり忘れてた。
近未来SFとして読んでる。量子コンピュータvs分子コンピュータとかがあって、良かった。ただ、詳しい科学描写を期待してると肩すかしを食らうので注意。殆どが精神論というか哲学論というか、人とは何か自分とは何かを語っていた。よくよく考えてみると、パズルの時代からそうだった。ようは、科学成分はそういった自分を語る上での隠し味程度だと思う。
なんだかんだで楽しんで読んでるので、自分的には問題ないけど。
次があれば、短編集が良いな。沙羅華の得意げな解説は好きだし

0
2012年01月05日

Posted by ブクログ

「神様のパズル」の続編というか番外編第2弾。今回は本文中にも書かれていましたが、「大山鳴動して猫1匹」という言葉につきますね。
序盤なかなか物語に入って行けなくて少し手こずりました。中盤以降は主人公2人のコンビネーションにも慣れてきて(というか思い出してきて)、おもしろく読めました。今回はテーマの重さと、扱っている事案の軽さのギャップがおもしろいですが、終盤はネコ好き以外には納得できないかもしれません。
このシリーズは、まだまだ続きそうな気配ですね。

0
2011年10月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思い返してみて、印象深かったシーンはそれほどなかったと思う。
沙羅華が丸刈りにしたところと、夜の海でスキンダイビングしたことと、あとはデザイナーズチルドレンくらい。
(どこかのコーディネーター的な?)

猫の下半身に犬のDNAを組み込んで、ずっと下半身(犬)から逃げ続ける猫のイコ。
猫は本能で犬から逃げる、ということは必ずしもないから、少しピンとはこなかった。(ライオンとヤギの首と蛇のしっぽを保つ場合はどうなるんだろう?)

とはいえ、綿さんと沙羅華のやりとりはいつもどおりで面白かった。

「自分の生きる意味というようなものは、自分にあるのではなく、向き合うもう一方の鎖の方にあるのではないか」
少しおもしろい言葉だと思う。

ディオニソス、ライフロスとの決着もついてないし、まだまだ続編はありそうだ。

0
2014年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「生命とは何か?」をテーマにしたSF小説。

この作者の作品は、表紙や登場人物のキャラなどラノベ風ではあるが、SFの題材は物理学や生物学などガッツリ科学しており、今回も遺伝子操作で完全生命体を作ることができるかというテーマは面白いのだが、「穂瑞沙羅華の課外授業」シリーズになってから、いかんせん登場人物のキャラが全面に出過ぎていて面白くない。

過去作では「宇宙を作れるか」「救世主を作れるか」「宇宙船を作れるか」などもし本当に作れるとしたらというテーマで、現在の科学でどこまで迫れるか結構重厚な内容がメインで面白かったのだが。

正直、穂瑞沙羅華というキャラには飽きた、「神様のパズル」だけで十分だったなぁ。

今まで面白い作品もあっただけに残念。

0
2014年05月31日

Posted by ブクログ

しょぼ~い日常生活の中に突如として最先端のテクノロジーや科学が放り込まれてきて、本質的な問題や定義を考えないわけにはいかない状況に追い込まれる・・・このギャップが生み出す驚きが機本作品の面白さではないでしょうか。

今回の題材は生命とは何か?

これまでのシリーズだと宇宙を作ることができるかとか、量子コンピューターを開発中とか、作り出す過程で本質に迫っていくという組み立てでしたが、今回はその過程は描かれない。テーマ的にも生命をどこからと捕らえるかという観点と、生命の目的は何かという観点を意図的にごっちゃにしているようで、つっこみが少し足りないように感じられます。もっと、日常的な代表の台所で作っちゃっても良かったのでは???すでに遺伝子改変キットなども売ってるようだし。

その分、ラノベ路線全開の綿貫君と穂瑞君のからみが楽しく描かれています。

ギャップ度が低かったので、次回に期待。

0
2013年10月19日

Posted by ブクログ

神様三部作の二作目。
背表紙のコメントに惹かれて買ってみました。
前作は段々話が大きくなりすぎてどうなるのか不安でしたが今回は無難なところで収まってます。
それにしてもヒロインのツンデレぶりはすごいね。
頑張れ綿さん!

0
2013年03月27日

Posted by ブクログ

シリーズ3作目のテーマは、遺伝子操作。
遺伝子操作による進化はどこまで赦されるのか?
この倫理的問題については、唯一神が人を作ったと信じる信仰が広まっている地域では、あまり議論にならずに、その領域には踏み込んではいけないと結論付けられてしまう気がします。
そういう点で、日本では人は神が作ったと信じている人は少ないだろうし、iPS細胞の研究で山中教授がノーベル賞を取ったことにより技術的な関心も高いので、活発な議論が行える環境が整っているといえるのではないでしょうか。
登場人物と一緒に、自分なりの解を考えるいい機会になりました。

0
2013年03月18日

Posted by ブクログ

『神様のパズル』の続編その2。
年相応の学校に戻った元飛び級天才少女と、社会人になった平凡(以下)の元大学生のコンビは以前継続中。

一つ前の続編は「幸福とは何か」というようなテーマだったのに続き、今作のテーマはずばり「生命とは何か」。
量子コンピュータだの分子コンピュータだのと、微妙に現実を延長した空想科学を織り込んだSFであり、天才同士の丁々発止のやりあいは読んでいて面白い。
が、テーマがテーマだけに、物語の落としどころが非常に難しい。
結末に納得できない人には受け付けられなそう。

0
2013年02月19日

Posted by ブクログ

あ、これシリーズ三作目なんや〜。二作目飛ばしちゃいましたm(_ _)m。一部関係性がわからない部分があったのはそのせいか。まあ、とにかくツンデレです。

0
2012年11月24日

Posted by ブクログ

穂瑞沙羅華シリーズの(外伝含め)第4弾。
「宇宙はつくれるか」「脳(認識)をつくりかえる」「神様はつくれるか」と来て、今度は「生命科学」。
面白いギミックは出てくるものの、やってることは地味な猫探しと禅問答で、読んでて楽しいかと言うと・・・。

でも、沙羅華と綿さんコンビが好きなので★+1
この2人の話の続きを読んでみたい。

0
2012年07月14日

Posted by ブクログ

綿貫基一と瑞穂沙羅華の物語第二弾
量子コンピューターと分子コンピューター
犬と猫でイコ 猫の頭は犬の後ろ足に追われ続ける
宇宙の謎 生命の謎 沙羅華の出生の秘密
思ったより残念かも。あまりに思想に傾きすぎな部分も。
会話だけが延々続く場面は勘弁して欲しい。

0
2013年01月21日

Posted by ブクログ

神様のパズルの続編。

量子・分子コンピュータ、遺伝子改造と設定はいつもどおり好きなのですが、
登場人物に感情移入ができないというか、行動が理解できないもたまに・・・

でも今回は無理なく読めた方かな

0
2011年11月21日

「小説」ランキング