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量子コンピュータを使って、クライアントの依頼を解決する会社に就職した綿貫基一は、量子コンピュータの設計者である天才女子高生・穂瑞沙羅華を訪ねていた。綿貫の勤める“ネオ・ピグマリオン”のオブザーバーであり、やる気のない沙羅華を説得するのが彼の仕事。だが、そんな沙羅華が選び出した仕事は、多額の謝礼金が支払われるという猫捜しだった――。猫と依頼主に隠された驚愕の秘密とは!? 『神様のパズル』の待望の続編第二弾、書き下ろしで登場。(解説・星敬)。
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Posted by ブクログ
小難しい遺伝子の話とかなんとかもやもやぐちゃぐちゃ書いてあるなーと毎回思うんだけど…やっぱり好き。理屈ではまだ説明できない事象が人間にはあって、物理学や生物学といった学問のなかで答えはこれひとつだと突き詰めていくことも大切だけれどそのくくりに入れられない部分をただ曖昧にそんなものだと理解してしまう心...続きを読むも必要なわけで。愛とか情とかを計算式や数字やちっぽけな言葉ひとつで置き換えられてしまったらなんて世の中はつまらなくなるんだろうと思わないでもないね。 そういうことを考えたくなるときにはこのシリーズは適している。
「神様のパズル」、「パズルの軌跡」につぐシリーズ第3弾「究極のドグマ」 「ドグマ」から分かるように、本書では「生命とは何か」という問を軸に物語が展開していく。 ストーリー自体は「猫探し」をしているにすぎないが、時折挿入される哲学的な問いかけ、生命倫理的な問題提起など、機本作品の魅力は本作でもありあ...続きを読むりと描かれている。 次回作にも期待したい。
神様のパズルの続続編 前作はしょぼかったけど、ほんのちょっと盛り返した感じ ほんのちょっとだけどね 前前作は宇宙を作れるか? 前作は幸せとは? ときて、今回は生命とは? 結論としては終盤に沙羅華が言ってた事に収束するんだろうなぁ 個人的には、生命の誕生に特に意味はなく、偶然の産物でしかないと思っ...続きを読むているんだけど それでは納得しない人もいるんだろうなぁ この辺は宗教的な要素も絡んでくるので研究も難しかろう あと、顧問の言っていたY染色体の短縮による絶滅はホントだろうね ただ、そのスパンが恐ろしく長いというだけでね 実際には1世代20年と考えても50世代で1000年? 選択強度にもよるけど、そんな事態になる前にもっと他の要素で絶滅する気がする あと、ヒューマニズムが弱肉強食の原理を歪めているというのは半分正解で半分不正解とも思う ヒューマニズムがある事で種全体の適応度を上げていると考えたらどうか? もしくは、文化を気づくことによって包括適応度をあげているとか? そんなわけで、一概にヒューマニズムがいけないとは限らない 物語の展開として、冗長すぎる もっとさくっと話を進められるとは思うけど、ラノベ展開ってことか・・・ 明らかに続編があるという感じではないけど、おそらく続編出るんだろうなぁ でもやっぱり1作目のインパクトを超えることはできなそう
「生命とは何か?」 量子コンピュータ vs 分子コンピュータの構図は面白かった。前作と相変わらずのハードな理系話。次回作にも期待。
神様のパズルシリーズ 一言で言うと猫探しのはなし シリーズ第1巻に比べると人物描写や会話のやり取りが増え、奇抜さや独創的なつくりは薄くなった。いい意味でよみやすくなっている。 個人的にはもっとひねった話が読みたい。
神様のパズルから進展しない二人の仲は、ついに二人っきにで・・・ 続編2巻目。出版されているのに気がついたのはつい最近。結構待望していたがすっかり忘れてた。 近未来SFとして読んでる。量子コンピュータvs分子コンピュータとかがあって、良かった。ただ、詳しい科学描写を期待してると肩すかしを食らうので注意...続きを読む。殆どが精神論というか哲学論というか、人とは何か自分とは何かを語っていた。よくよく考えてみると、パズルの時代からそうだった。ようは、科学成分はそういった自分を語る上での隠し味程度だと思う。 なんだかんだで楽しんで読んでるので、自分的には問題ないけど。 次があれば、短編集が良いな。沙羅華の得意げな解説は好きだし
「神様のパズル」の続編というか番外編第2弾。今回は本文中にも書かれていましたが、「大山鳴動して猫1匹」という言葉につきますね。 序盤なかなか物語に入って行けなくて少し手こずりました。中盤以降は主人公2人のコンビネーションにも慣れてきて(というか思い出してきて)、おもしろく読めました。今回はテーマの重...続きを読むさと、扱っている事案の軽さのギャップがおもしろいですが、終盤はネコ好き以外には納得できないかもしれません。 このシリーズは、まだまだ続きそうな気配ですね。
しょぼ~い日常生活の中に突如として最先端のテクノロジーや科学が放り込まれてきて、本質的な問題や定義を考えないわけにはいかない状況に追い込まれる・・・このギャップが生み出す驚きが機本作品の面白さではないでしょうか。 今回の題材は生命とは何か? これまでのシリーズだと宇宙を作ることができるかとか、量...続きを読む子コンピューターを開発中とか、作り出す過程で本質に迫っていくという組み立てでしたが、今回はその過程は描かれない。テーマ的にも生命をどこからと捕らえるかという観点と、生命の目的は何かという観点を意図的にごっちゃにしているようで、つっこみが少し足りないように感じられます。もっと、日常的な代表の台所で作っちゃっても良かったのでは???すでに遺伝子改変キットなども売ってるようだし。 その分、ラノベ路線全開の綿貫君と穂瑞君のからみが楽しく描かれています。 ギャップ度が低かったので、次回に期待。
神様三部作の二作目。 背表紙のコメントに惹かれて買ってみました。 前作は段々話が大きくなりすぎてどうなるのか不安でしたが今回は無難なところで収まってます。 それにしてもヒロインのツンデレぶりはすごいね。 頑張れ綿さん!
シリーズ3作目のテーマは、遺伝子操作。 遺伝子操作による進化はどこまで赦されるのか? この倫理的問題については、唯一神が人を作ったと信じる信仰が広まっている地域では、あまり議論にならずに、その領域には踏み込んではいけないと結論付けられてしまう気がします。 そういう点で、日本では人は神が作ったと信じて...続きを読むいる人は少ないだろうし、iPS細胞の研究で山中教授がノーベル賞を取ったことにより技術的な関心も高いので、活発な議論が行える環境が整っているといえるのではないでしょうか。 登場人物と一緒に、自分なりの解を考えるいい機会になりました。
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