あらすじ
ようやく就職した綿貫基一の元に一通のメールが届いた。それは“ネオ・ピグマリオン”という怪しげな会社から接触を求めるものだった。渋々担当者と会った綿貫だったが、彼の依頼は、資産家息子の失踪事件の調査を、量子コンピュータを開発した転載美少女・森矢沙羅華にしてほしいというものだった。綿貫は、普通の女子高生に戻ろうとしている沙羅華を説得し、調査への協力を取り付けたのだが――。沙羅華と綿貫に、待ち受ける難事件とは!? 『神様のパズル』の待望の続編、ついに刊行! (解説 山岸真)
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Posted by ブクログ
まずは再び、この主人公ふたりに会えたことが嬉しかった。
主人公が、シャーロック・ホームズとワトソンから来てるとは気付かなかった。というか、気付けなかった。沙羅華瑞穂と綿さん。
「自分とはなにか」がテーマとなっていて、その一つの解を挙げる。
自殺志願者のサイトなども挙げられ、現代社会問題も取込まれていることがわかる。
自分を否定しながら生きるのと、自分を肯定しながら生きるの。どちらが苦しいのだろうか。
綿さんがもくもくと耕すシーンは好きだな。
耕しながら綿さんがいろいろと振り返り、整理するシーン。
綿さんを応援したくなるね。
続編があることを思わせる。伏線とも思わせる箇所がいくつかあった。
機本先生がまたこの物語(宇宙)を続けてくださることを期待して、またふたりに会えることを期待して。