機本伸司のレビュー一覧

  • メシアの処方箋

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    ネタバレ

    生命倫理と救いがテーマの作品です。
    それなりにキャラクターは立っていると思います。

    2012.10.26追記
    読み直して思ったのは、語り役≠主人公であるということ。
    そうでないとあまりにも語り役が情けない。
    前作「神様のパズル」と同様、文章は読みやすい。

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    2012年10月27日
  • 神様のパズル

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    理系の知識はなくとも青春小説としてそれなりに楽しめると思いますが、どのキャラクターも魅力に欠けるところがあります。

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    2014年08月31日
  • メシアの処方箋

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    題名:メシアの処方箋
    作者:機本伸司
    出版社:角川書店(ハルキ文庫)

    ヒマラヤの氷河湖が解け始めた近未来。
    地球温暖化が進んだ結果だった。
    ヒマラヤの下流の村や町を氷河湖が決壊した土石流から守る為にダムが作られた。
    このダムの管理を勤めていた彼は、仕事をしてる時に氷河湖が決壊。
    土石流から逃げようとしたが捕まってしまった。
    その時丸い木のような物につかみ一命を取り留めたが、その丸い木のようなものは、舟の穂先だった。
    ノアの方舟なのか?
    考古学の調査隊が入り内部を調べると、発見されたのは大量の木簡。
    不思議な蓮華模様が刻まれた木簡は、当初文字なのか絵なのか判断が出来なかっ

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    2009年10月07日
  • 僕たちの終末

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    機本さんの3作目。
    自分が読んだのがという意味で。

    今回は宇宙船の話。
    あとやっぱり機本さんらしく、主役が人って何?自分って?とか言うことについて悩む話。

    でも個人的には機本さんのなかでは『神様のパズル』が一番かと。

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    2009年10月04日
  • メシアの処方箋

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    バイオ仕掛けのメシア譚。すかすかとエピソードが続き、本当にややこしい論争や問題をするすると場当たり的に解決する。ご都合主義や、葛藤の割愛はゲームかあらすじを読んでるようだ。もっともみっちり書き込んだら、この3倍くらいボリュームでたかも。あっさり読むために割愛や省略を繰り返した著者の演出は評価する。アイディアは壮大ながら猛烈な一本道で突き進み、なんだか矮小なエンディングへ落ち着いた感触は否めない。とはいえ、最後まで読ませた。全員が個人主義者で、強烈に突出した個性もあえて描かなかったため、感情移入はしづらい。作者も狙ってなさそうだ。とことんドライな人間が、救いを求めるのか。それがなんだか、不思議。

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    2009年10月04日