高里ひろのレビュー一覧

  • 専門知は、もういらないのか――無知礼賛と民主主義

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    専門知の軽視と陰謀論の跋扈は、特にコロナ禍を機に一気に広がった認識がなんとなくあった。それらに関する書籍もいくつか読んだが、2017年のコロナ禍前にしっかり書籍化され問題提起されていることに驚きつつ、問題の根は既にしっかりあったのだと思った。
    皮肉っぽい語り口調は読んでいて飽きない、面白い

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    2025年11月25日
  • 世界で一番美しい声

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    ネタバレ

    面白そうなロマンス小説を探していたときに、口コミなどで高評価だったので読んでみました。はぁー、ほんと、ハピエンでよかったです。

    途中、トラヴィスにムカついたり、あっさりトラヴィスとキス(ディープなやつ)したり、自分のせいでヒーローがトラヴィスに連れ出されて意に沿わないことをしたのに、傷ついたりするヒロインにイラッとしたりしましたが、やはりロマンス小説。最後はハピエンで幸せな気持ちにしてくれました。とはいえ、物語のあいだじゅう、ヒーローがずっとかわいそうでなりませんでしたが……

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    2025年05月06日
  • 世界で一番美しい声

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    ネタバレ

    声の出せないヒーローとPTSD持ちのヒロイン。
    どちらも辛い過去があって、二人で支え合うところと、ヒーローがヒロインに依存してしまうところが考えさせられてとても良かった

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    2023年08月05日
  • ジグソーマン

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    『右腕を200万ドルで売らないか』今まさに、自殺しようとしていた路上生活者のマイクに持ちかけられた提案。愛する娘のために承諾したものの、いざ手術の前日に脱出を試みるが…目覚める度にアレ?アレレ?あんなトコやこんなトコまで怒涛のジグソーは予想を遥かに超えるおぞましさ。B級テイストのホラーではあるが、マイクの不屈の精神、ラストにかけての心理描写がなかなか良く、妙に後味の良いホラーだった。ロマンス小説で素敵な作品をたくさん手掛けてる訳者さんの翻訳も良い。

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    2023年06月28日
  • ハッピークラシー――「幸せ」願望に支配される日常

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    幸せの唱道者たちが問題の解決策だと保証したものは「内に逃げろ」ということにすぎなかった
    『ハッピークラシー』P.73 より

    マインドフルネスに感じる薄っぺらさはこういうことだったのか?と幸せ信仰の虚像を明らかにしてくれる一冊

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    2023年05月18日
  • ハッピークラシー――「幸せ」願望に支配される日常

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    タイトルにググッと惹かれて購読。本書では、アメリカを発信地に「幸福」であることを最上の価値とし、それを実現するためには個人の意識改革が不可欠という流れを鋭く批判する。個人の努力こそが、仕事の成果や幸福に直結するという考え方が行き過ぎると、幸福ではない人は努力が足りないということになる。政治でも経営戦略でも家柄でもなく、個人の努力が全てというのは、権力者にとっては都合が良い。また、センサー付きデバイスや行動と感情を結びつけて記録することは、ある意味、個人の感情情報をタダで企業に提供し、対価を払って利用していることにもなる。個人情報の流出にはうるさい人も、幸せ(だけでなく睡眠や脳波など)の情報は喜

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    2023年04月29日
  • ハッピークラシー――「幸せ」願望に支配される日常

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    ウェルビーイングや幸福度といった指標が重視され、個々人が幸福に至る手法としてのコーチングやカウンセリング、マインドフルネス、そしてポジティブ心理学。それらの根拠が薄弱なこと、そして個々人の幸福に視点を移すことが実は新自由主義の自己責任論と共謀していることを喝破する。個人が幸福であることや幸福を目指すことを否定することはないと思う。ただ、それをすること言うことの背景や根拠は自分なりにしっかり持っておきたい。特にNPOのビジョンや成果としてのウェルビーイング的観点の意味合いやあり方については考えていきたい。

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    2023年04月17日
  • ハッピークラシー――「幸せ」願望に支配される日常

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    人生は手に負えないほど複雑で、世界はカオスであり日々混迷を増しているように感じる。
    思考停止してシンプルな解決策を求めたい気持ちもわからなくはない。
    でも、人生のすべての問題はネガティブであることが原因で、解決策はポジティブであることだなんて乱暴すぎる。

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    2023年03月13日
  • ハッピークラシー――「幸せ」願望に支配される日常

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    最近自分もSNSを全てやめました。
    理由は幸せやポジティブな気持ちを強要させられている気がしたからです。

    罵詈雑言はもちろんダメだが、真っ当な批判や批評も良しとしない空気が現実世界よりも強く漂っている印象がSNSにはあります。

    この本はすんなり読むのが難しい回りくどい表現が多かったけれど、とりわけ重要なのは192pにあるくだり。

    「たしかに、ネガティヴをポジティブにとらえ直すこと(中略)は好ましいことかもしれない。それは問題ではない。問題なのは、ポジティブであることが専制的になり、人々の不運の大部分と事実上の無力は自業自得だと言い放つ時だ。(中略)さらに問題なのは、こうした態度は経験的、

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    2023年02月11日
  • 完璧な恋に魂を捧げて

    匿名

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    ロマンス小説はハピエン保証付

    この海外ロマンス小説本当にすごい。純愛ラヴストーリー。貧困 ヤングケアラー 孤独 自己犠牲 と胸を押しつぶされるような描写もあるけど本当に読んでよかった。
    原題が「Kyland」というヒーローの名前なのも納得

    #感動する #ハッピー #切ない

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    2023年01月04日
  • 完璧な恋に魂を捧げて

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    最初の数十ページから最後の章くらいまで主人公たちの苦しみ、辛い状況が続いた。
    何が大切なのか大切にしなければならないこと、、、そういったことを教えてくれた本。

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    2022年09月25日
  • 世界を変えた100人の女の子の物語

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    ハンドレタリング風の表紙が目を引く絵本。
    実在する100人の勇敢な女性のストーリーを、ページごとに異なるクリエイターのイラストで紹介しています。子どもだけでなく、大人が読んでも勇気付けられる本です。

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    2022年08月15日
  • 専門知は、もういらないのか――無知礼賛と民主主義

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    私が子供の時にはすでに「大学のレジャーランド化」が言われていたが、アメリカもそれほど変わらないようだ。平成に入ってからの日本の停滞は、大学が人材育成機関として機能しなかったことの証左であると思われるが、アメリカもそうなるのだろうか。

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    2022年06月21日
  • 世界を変えた100人の女の子の物語

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    Persons who made an impression on me:
    -Artemisia Gentileschi
    -Catherine the Great
    -Ann Makosinski
    -王貞儀
    -Grace O’Malley
    -Nancy Wake
    -Nelly Bly
    -Maria Montessori
    -Maud Stevens Wagner

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    2022年05月07日
  • 愛の夜明けを二人で

    eri

    購入済み

    ミッチが良いわー!

    ヒーローのミッチがカッコ良すぎる!それに尽きるかなぁ(笑)ヒロインのマーラは中盤までは自信のなさからウダウダしすぎてて読んでて、かなりイラついたわ。過去の境遇とかを考えたら、良く頑張ったねって感じなんだけど、もっと早く振り切ってほしかったわ。終盤にホープやグエン等が出てきたのが嬉しいボーナスだった

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    2022年05月04日
  • 不埒な夫に焦がれて

    ネタバレ 購入済み

    4.5かな〜

    ストーリーのほとんどが、政略結婚で形だけの夫婦のヒロインとヒーローは、お互いにプライドや頑固さから、なかなか素直に愛を告白できないすれ違いで進みます。
    じれったい二人の関係も、嫌味なく、ウイットに富んだユーモアのある会話でとても面白く、一気に読めました。夫婦漫才のような。。。
    最後のヒロインの流産はハーレクインには珍しい終わり方だと思いました。個人的に欲を言えば、このロマンス喜劇は全ての脇役も大円団で華々しく終わって欲しかったです。エピローグで、3年後、5年後とかも読んでみたかったです。

    #ほのぼの #笑える

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    2022年01月24日
  • 銀盤より愛をこめて

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    才能はあるのに最高二位止まりのフィギュアスケーター・ジャスミン。ペアに転向したがパートナーに裏切られ、一年を棒に振っていた時に声をかけてきたアイヴァンは、優勝を総ナメにする大スターだが犬猿の仲。一年契約という不可解な条件をのみペアを組んだ。最初は好きになれなかったジャスミンだけど、読むごとにどんどん好きになっていった。病気、ストーカー、怪我など障害を根性で乗り越えるジャスミンとひたすら支えるアイヴァン。争いながらも力強く前進する2人を見ていくのは本当に楽しかった!ラストの大会本番では思わず目頭が熱くなった。
    いつも夕方6時に帰宅するアイヴァンの秘密がツボった。

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    2022年01月10日
  • 銀盤より愛をこめて

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    ネタバレ

    とても面白く、かつ読み応えのある作品だったと思います。
    かなりの長編ながら、少しも飽きさせることなく最後までグイグイと引っ張られるようにして読み終えました。

    フィギュアスケート、しかも別々のパートナーと組んでいた男女が元々は犬猿の仲でありながらも「必要性」に応じて一年期間限定でペアを組む。
    大変興味深い設定で話は進みます。

    最後になって、実は期間限定で組まないかと持ちかけた男性側の誘いには裏事情があったこと、彼はヒロインの才能を早くから見抜いていたこと、また彼女を女性として好きだったことなどが明らかになります。

    人気競技のフィギュアスケート界を舞台に、しかも顔を見ればののしり合う仲の二人

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    2021年12月31日
  • 完璧な恋に魂を捧げて

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    とても美しい物語だった。
    お話自体も文章も美しかった。
    魂が洗われた気がする。

    自己犠牲の精神がすごすぎて、きっと私にはそこまで出来ないと思った。

    大人たちは酷かったんだけど、2人の周りの人達はみんな良い人だったことにほっとした。
    テンリーのお姉ちゃんマーロとサムのお話も読んでみたいと思った。
    あと、ミア・シェリダンさんの「サインズ・オブ・ラヴ」シリーズ全部読んでみたい。

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    2021年11月04日
  • 世界を変えた100人の女の子の物語

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    昔からいたんだね。勇敢な女の子たち。ちいさなことから大きなことまで、自分で考えて自分で行動に移せる勇気が、みんなにありますように。

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    2021年06月14日