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Posted by ブクログ
才能はあるのに最高二位止まりのフィギュアスケーター・ジャスミン。ペアに転向したがパートナーに裏切られ、一年を棒に振っていた時に声をかけてきたアイヴァンは、優勝を総ナメにする大スターだが犬猿の仲。一年契約という不可解な条件をのみペアを組んだ。最初は好きになれなかったジャスミンだけど、読むごとにどんどん好きになっていった。病気、ストーカー、怪我など障害を根性で乗り越えるジャスミンとひたすら支えるアイヴァン。争いながらも力強く前進する2人を見ていくのは本当に楽しかった!ラストの大会本番では思わず目頭が熱くなった。
いつも夕方6時に帰宅するアイヴァンの秘密がツボった。
Posted by ブクログ
とても面白く、かつ読み応えのある作品だったと思います。
かなりの長編ながら、少しも飽きさせることなく最後までグイグイと引っ張られるようにして読み終えました。
フィギュアスケート、しかも別々のパートナーと組んでいた男女が元々は犬猿の仲でありながらも「必要性」に応じて一年期間限定でペアを組む。
大変興味深い設定で話は進みます。
最後になって、実は期間限定で組まないかと持ちかけた男性側の誘いには裏事情があったこと、彼はヒロインの才能を早くから見抜いていたこと、また彼女を女性として好きだったことなどが明らかになります。
人気競技のフィギュアスケート界を舞台に、しかも顔を見ればののしり合う仲の二人がペアを組んで優勝を目指すー、誰もが興味をそそられる題材ではないでしょうか。
二人が厳しい練習を通じて次第に接近してゆく様子がリアルに、丁寧に描かれ引き込まれます。
また、アスリート生活の部外者には想像を絶する過酷な練習など、迫真の描写には臨場感、説得力があります。
2021年の大晦日に素晴らしい作品を読み終えることができました。
Posted by ブクログ
展開はゆっくりだったけど、徐々に相手を信頼する過程が描写されていて読んでいて楽しかった。
でも少し恋人関係になるのが急でいきなりすぎたかな、という感じ。別に友達で終わってもよかったんじゃないかなーーと思ったり。(特にエピローグ)