高里ひろのレビュー一覧
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ネタバレドリームマンシリーズ1
夜中に訪ねてくる”ミステリーマン”と1年半も逢瀬を重ねるヒロイン。
そのミステリーマンこと”ホーク”は元軍人で特殊警備会社を経営している超アルファメールな男。
ヒロインにも何かと命令するし、留守番電話のメッセージが「話せ」(笑)
ヒロインにガッツリアプローチしたり、自分のものだと所有権を見せつけるかのように触れるヒーローにときめいた。
ヒロインの周りには他にもアルファメールな男がたくさん居て、その男たちにもときめいたりイチャついたりするものだから、ヒロインを監視しているヒーローの部下から付けられたあだ名は「お預け女王さま」(笑)
そんな生意気で素敵な脚とヒップを持つ -
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ネタバレ形だけの結婚をして以来、2年間会うことのなかった夫と再会するヒロイン。
ヒーローは伯爵の非嫡出子で今は実業家として活躍している。
ヒーローはロンドンには出てくるなとヒロインに言っていたので、最初はヒロインに対してキツいことばかり言うんだけどヒロインも負けていません。
2人のテンポの良い会話に楽しみつつも、ヒロインの笑みの下に隠れた傷付きやすい姿が気になってしまう。
ヒロインは家族を支えようとひたすらに頑張っているのに、母親は正気を失くしてしまい、妹たちからは嫌われている。
挙句の果てにこの夫ですよ。
ヒーローがヒロインに対してしてきた言動は決して許されるものではないけど、傷付いたヒロインを癒 -
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もちろん、専門知は必要だという立場の本である。
アメリカの本だが、日本もそう変わらない。最近、当該分野では自明とされていることや少し考えれば分かりそうなことを指摘すると、クライアントが感情的になって拒絶反応を起こすことがあった。それも一回や二回ではない。
インターネットの影響で色々な情報にアクセスできるからだと思っていたが、もっと根深い問題のようだ。
「確証バイアス」、自分にとって都合の良い情報を集め、意に沿わない情報を取り入れないという心的傾向があることは聞いたことがあった。この傾向をもとに、大学、インターネット、メディアがそれぞれ一般人の反知性主義、ナルシズム、冷笑主義を助長した。
政治 -
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アメリカにおける専門知の現状について。現代のアメリカ人の知的水準の低下の問題について考察する。
昔は、高度な知識を持ち訓練を受けた専門家が、知りたい人々の要請を受けてサポートしていた。そこには知識、経験の有無に明確な一線があって、専門家の役割が明確だった。しかし、様々な情報メディアの発達により、全くの素人でも専門的な知識が入手できるようになった。それは良いのだが、メディアから誤った知識を修得したり、自称専門家が増えて、本職の専門家の人達を攻撃するようになった。非常に質が悪い傾向になってきている。(日本も同じ傾向だが)専門家の役割が小さく,或いは軽視されるようになってきた。果たして専門家は不要な -
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なんといったって、60人ものアーティストが参加したというイラストがすばらしい。完全にリアリズムタッチの絵もあれば、デザイン的なものも、美しい色使いで描かれたエレガントなものも、動きを大胆に描いたものもある。すごくバラバラなのに、全体が「型にはまらないこと」というコンセプトで束ねられているから統一感がある。
人選はときおり微妙だったりもするけど、むかしから偉人伝に入ってきたような人もいれば、今現在を生きている市井の人や、ふつうの小学生(!)もいたりして、とてもユニーク。ページを繰るたびにつぎはどんな人が来るだろうという楽しみがある。
文章もよく練られていて読みやすい。大人から子どもまでオスス -
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インターンとして会社に潜り込み、ターゲットを殺害するという暗殺者集団がいる。
その組織に入ってくる新人に向けて、とある暗殺者が記したのがタイトルにもある「インターンズハンドブック」だ。
皮肉屋で頭の良い暗殺者のジョンが語るインターンとしての、暗殺者としての心得と彼のインターンとしての最後のケースは実に絶妙である。暗殺者として人をだますノウハウは皮肉の効いたユーモアがあり面白い。
そして、ラストであーってなる。ものすごい絶妙なバランスをとった小説である。主人公のあくどさや手口もこれ以上やれば陰惨で感情移入できないだろうし、これよりソフトであればリアリティがなくなる。
面白かった。続編 -
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ネタバレドリームマンシリーズ2作目
警察官ヒーロー×自己評価2.5のヒロイン。
前作未読ですが2作目のこちらから読んでも大丈夫でした。初めから終わりまで甘ーーーいお話で最後まで楽しく読めました。
一応サスペンスもほんの少しありましたがロマンスメインのお話です。甘々な話を読みたい方におすすめ。本の厚みを感じさせない面白さでした。
ミッチ…仕事してる?というツッコミをしたかったけどいい男だから我慢w
ヒロインが自身の出自のことでネガティブさ全開で高い壁を作っていましたがミッチは忍耐強く解きほぐしていきます。
多少の強引さはあるけど包容力抜群のミッチにたくさんの萌えをいただきました…ありがとうミッチ。
この -
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ネタバレ<ドリームマン>シリーズ第一弾。
グエンは一年半前に運命の人と出逢って以来、夜中に訪ねてくる彼の名前も知らないまま、身体だけの関係を続けてきた。
そのミステリーマンは、トラブルの巻き添えで命を狙われ始めたグエンを守るため、正体を告げる。
クリスティン・アシュリーを読むのは初めてで、これは「当たり」だった。
久々に、ユーモアがあってヒロインも可愛くて、ヒーローも素敵な良い作家に出逢った。
最初は、グエンがただヤルだけにやってくるミステリーマンに何も言えないでいるのを、心配していたのだけど、読み進めるほどにグエンが好きになった。
可愛いんだよね。
あと、いつもは他に良い男の登場人物がいて、そ -
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スーパー、ダブル、エクストラやば「面白」いぞ、クリティン・アシュリー!!
ヒロインの妹が警察、バイクヤクザ、その他闇社会勢力に追われるという洒落にならないトラブルに陥り、ヒロインにも危険が及ぶ。そこで謎のセフレ「ミステリーマン」が、リサマリてんてーのレンガ社長とマッケナてんてーの盗撮監視ヒーローを足して割った様なアルファメールぶりを突如発揮してヒロインを守ると宣言し、有無を言わさず保護下に置く。そこに、ヒロインに目をつけてるバイクヤクザ(というかモーターサイクルクラブつうバイクに乗った犯罪組織)のリーダー、同じくヒロインに惹かれているイケメン刑事も絡んできて、ヒロインの神聖モテモテ帝国祭り。