高里ひろのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ形だけの結婚をして以来、2年間会うことのなかった夫と再会するヒロイン。
ヒーローは伯爵の非嫡出子で今は実業家として活躍している。
ヒーローはロンドンには出てくるなとヒロインに言っていたので、最初はヒロインに対してキツいことばかり言うんだけどヒロインも負けていません。
2人のテンポの良い会話に楽しみつつも、ヒロインの笑みの下に隠れた傷付きやすい姿が気になってしまう。
ヒロインは家族を支えようとひたすらに頑張っているのに、母親は正気を失くしてしまい、妹たちからは嫌われている。
挙句の果てにこの夫ですよ。
ヒーローがヒロインに対してしてきた言動は決して許されるものではないけど、傷付いたヒロインを癒せるのもその張本人であるヒーローだけ。
これからはヒロインのことを第一優先にして愛してやってほしい。
と、謎の親目線で読み終えました。笑
シリーズもの1作目らしいので、続編でヒロインの幸せな姿を少しでも見ることができたらなぁと期待せざるを得ません。 -
Posted by ブクログ
もちろん、専門知は必要だという立場の本である。
アメリカの本だが、日本もそう変わらない。最近、当該分野では自明とされていることや少し考えれば分かりそうなことを指摘すると、クライアントが感情的になって拒絶反応を起こすことがあった。それも一回や二回ではない。
インターネットの影響で色々な情報にアクセスできるからだと思っていたが、もっと根深い問題のようだ。
「確証バイアス」、自分にとって都合の良い情報を集め、意に沿わない情報を取り入れないという心的傾向があることは聞いたことがあった。この傾向をもとに、大学、インターネット、メディアがそれぞれ一般人の反知性主義、ナルシズム、冷笑主義を助長した。
政治的には一人一票で平等であっても、一般人の意見とその分野の専門家の意見が平等であるわけがない。
当たり前といえば当たり前の指摘だが、もはや「非民主的なエリート主義」の意見だとして、そう理解してもらえない現状がある。
専門家の軽視は結局は一般人にも不利益になる。
一読の価値はあると思う。読みやすいし。 -
Posted by ブクログ
アメリカにおける専門知の現状について。現代のアメリカ人の知的水準の低下の問題について考察する。
昔は、高度な知識を持ち訓練を受けた専門家が、知りたい人々の要請を受けてサポートしていた。そこには知識、経験の有無に明確な一線があって、専門家の役割が明確だった。しかし、様々な情報メディアの発達により、全くの素人でも専門的な知識が入手できるようになった。それは良いのだが、メディアから誤った知識を修得したり、自称専門家が増えて、本職の専門家の人達を攻撃するようになった。非常に質が悪い傾向になってきている。(日本も同じ傾向だが)専門家の役割が小さく,或いは軽視されるようになってきた。果たして専門家は不要なのか。
読んでみて、著者はこの傾向に問題提起しているが、でもおそらくこの流れは継続すると思う。学問の世界もビジネスライクな風潮が強くなっている。専門家を育成するというよりも、学費を払えば学位が撮れ専門家を名乗ることができる。自分の周りにも自称・専門家やプロという人達がいる。ネット上の論文を読んで結果を鵜吞みにし、根拠を問うと最新研究だからと知識の正当性を主張する。論文を読むことが専門家の証というが、系統立てた知識や実践経験が無いため、雑学的で信頼性が低い。プロ或いは専門家とそうでない人の差は、知識の有無だけではなく実践経験の有無だと思う。専門家を称するなら、然るべき経験が必要だろう。 -
Posted by ブクログ
なんといったって、60人ものアーティストが参加したというイラストがすばらしい。完全にリアリズムタッチの絵もあれば、デザイン的なものも、美しい色使いで描かれたエレガントなものも、動きを大胆に描いたものもある。すごくバラバラなのに、全体が「型にはまらないこと」というコンセプトで束ねられているから統一感がある。
人選はときおり微妙だったりもするけど、むかしから偉人伝に入ってきたような人もいれば、今現在を生きている市井の人や、ふつうの小学生(!)もいたりして、とてもユニーク。ページを繰るたびにつぎはどんな人が来るだろうという楽しみがある。
文章もよく練られていて読みやすい。大人から子どもまでオススメです。 -
Posted by ブクログ
インターンとして会社に潜り込み、ターゲットを殺害するという暗殺者集団がいる。
その組織に入ってくる新人に向けて、とある暗殺者が記したのがタイトルにもある「インターンズハンドブック」だ。
皮肉屋で頭の良い暗殺者のジョンが語るインターンとしての、暗殺者としての心得と彼のインターンとしての最後のケースは実に絶妙である。暗殺者として人をだますノウハウは皮肉の効いたユーモアがあり面白い。
そして、ラストであーってなる。ものすごい絶妙なバランスをとった小説である。主人公のあくどさや手口もこれ以上やれば陰惨で感情移入できないだろうし、これよりソフトであればリアリティがなくなる。
面白かった。続編も読みたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレドリームマンシリーズ2作目
警察官ヒーロー×自己評価2.5のヒロイン。
前作未読ですが2作目のこちらから読んでも大丈夫でした。初めから終わりまで甘ーーーいお話で最後まで楽しく読めました。
一応サスペンスもほんの少しありましたがロマンスメインのお話です。甘々な話を読みたい方におすすめ。本の厚みを感じさせない面白さでした。
ミッチ…仕事してる?というツッコミをしたかったけどいい男だから我慢w
ヒロインが自身の出自のことでネガティブさ全開で高い壁を作っていましたがミッチは忍耐強く解きほぐしていきます。
多少の強引さはあるけど包容力抜群のミッチにたくさんの萌えをいただきました…ありがとうミッチ。
この作家さんの次作も楽しみにしています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ<ドリームマン>シリーズ第一弾。
グエンは一年半前に運命の人と出逢って以来、夜中に訪ねてくる彼の名前も知らないまま、身体だけの関係を続けてきた。
そのミステリーマンは、トラブルの巻き添えで命を狙われ始めたグエンを守るため、正体を告げる。
クリスティン・アシュリーを読むのは初めてで、これは「当たり」だった。
久々に、ユーモアがあってヒロインも可愛くて、ヒーローも素敵な良い作家に出逢った。
最初は、グエンがただヤルだけにやってくるミステリーマンに何も言えないでいるのを、心配していたのだけど、読み進めるほどにグエンが好きになった。
可愛いんだよね。
あと、いつもは他に良い男の登場人物がいて、そっちに揺れてるの見ると、嫌な気持ちになったんだけど、グエンはそんな事思わなかったな。
寸止め女王だからかな(だっけ?(笑))
バイカーの彼も良かったけど、ミッチがいい感じだった…(うっとり)
ホークはぐいぐいくる感じで、良かったなぁ。
でも、グエンが彼にすべてを与える決意をさせて、心を開いた後で捨てるような真似をした後、夜中にまたヤリに戻ってきたあのやり方はなぁ、どうかと思うけど。
それで翌日に、自分の過去を話すけど、結果「だから?それで?」だと思うんだよね。
そういう過去があったから、自分はびびってあんな事を言ってしまったけど、本気じゃない。取り消したい。許して、もう一度俺にチャンスを欲しい。まで言うのが筋だと思うな~。
それで彼女がまだ傷ついたまま、それを消化しきれないでいると「最後通告だ」みたいな感じで去っていくなんて、ひどいじゃんよー。とおもた。
まぁ、すべてうまく行ったからいいんですけどねー。
いやしかし、良い作家さんだな。
できるだけ早く、次々に新しい本を出して欲しい。
☆4つ。 -
Posted by ブクログ
スーパー、ダブル、エクストラやば「面白」いぞ、クリティン・アシュリー!!
ヒロインの妹が警察、バイクヤクザ、その他闇社会勢力に追われるという洒落にならないトラブルに陥り、ヒロインにも危険が及ぶ。そこで謎のセフレ「ミステリーマン」が、リサマリてんてーのレンガ社長とマッケナてんてーの盗撮監視ヒーローを足して割った様なアルファメールぶりを突如発揮してヒロインを守ると宣言し、有無を言わさず保護下に置く。そこに、ヒロインに目をつけてるバイクヤクザ(というかモーターサイクルクラブつうバイクに乗った犯罪組織)のリーダー、同じくヒロインに惹かれているイケメン刑事も絡んできて、ヒロインの神聖モテモテ帝国祭り。
セフレって言っても、名前も知らず家の鍵も持ってないミステリーマン、ナチュラルに家宅侵入なのです!その上、部下にヒロインの行動逐一報告させてるストーカー気質…。
ヒロインは家に火を付けられたり、銃撃されたり、誘拐されたりと危険な目に遭いますが、これはエロティック・ロマンス。リサマリてんてーやマッケナてんてー好きな方は楽しめるかと思います。
真面目なガチロマサスがお好みの方は同日発売のシェリー・コレールをお買い求め下さい…。 -
Posted by ブクログ
こ、れ、は・・・
ホラー映画好きにはオススメの1冊!
・・・
事故で妻と息子を亡くし、娘に愛想をつかされ・・・
堕ちるところまで堕ち・・
人生に絶望し、もういいやと死のうとした男、マイケル・フォックス・・・
列車に轢かれて、と思って線路に立っていると・・・
高級そうなスーツを着たマッチョ野郎が近づいてきた・・・
そのマッチョ野郎が申し出る・・・
右腕を200万ドル(1ドル110円として2億2000万円)で売ってくれないか?
桁違いの大富豪で世界的に高名な名医が、神経損傷の再生の研究のため、右腕を求めている、という・・・
実に・・・
実に怪しい・・・
とは思いつつも・・・
その話を受け入れる・・・
どうせ死のうと思っていたんだし、と・・・
後日、待ち合わせ場所にやって来たライトバンに乗ってみると・・・
自分と同じように集められた男が3人乗っていた・・・
マイケルが3人に話しかける・・・
『みんな腕を売るのかい?』
え?
『何言ってるんだ?わたしは左脚を売りにきたんだ・・・』
ええ?!
『おれは右脚だ・・・』
えええっ?!
『おれは左腕だ・・・』
ええええっ?!
・・・
小説って、基本的には主人公(や登場人物)に感情移入しながら読むじゃないですか?
この本は・・・
それはオススメできません・・・
いろんな意味で切り刻まれ過ぎちゃってとても耐えられない・・・
息が詰まっちゃう・・・
そんなことが許されるの?ということがずーっと続く・・・
猟奇的で嫌悪感満載・・・
胸クソ悪いわー、と思いつつページを捲る手は止まらない・・・
え、次どうなるの?え、え?これ、どこにどうやって着地するの?
と、先読みできない読ませる展開です・・・
ちなみにそんなことが可能なの?と思ってはいけません・・・
それは野暮です・・・
・・・
The Jigsaw Man・・・
その意味するところたるや・・・
おぞましいわー・・・
オススメできないけど、オススメ! -
Posted by ブクログ
シリーズ1 今年のヒストリカルでは一番の作品かも(でも5★にはあと一歩)注目の新人として二作目にも期待したい。
結婚願望のない科学者志望のリリアナ・クレアモントと、ストラストフォード伯爵ジェフリー・ウェントワースのロマンス。
父親の死の謎を解明しようと伯爵の花嫁探しのパーティーに乗り込み、互いに結婚に興味が無い筈なのに惹かれあう二人。
伯爵への脅迫も含めての謎解きや、サスペンスにロマンスと最後まで一気に読める楽しさでした。
特にヒロインが自立してて真っ直ぐな性格なため、素直に共感できる。二作目は更に楽しい一冊とあるので、期待して待ってます。