【感想・ネタバレ】インターンズ・ハンドブックのレビュー

あらすじ

必殺のインターン登場。傑作コミック・スリラー 最強のヒットマン、これが最後の仕事。有能な若きインターン、ジョン・ラーゴ…その正体は企業のトップを狩る凄腕の殺し屋! クールな筆致とダークなユーモア、溢れる映画愛に彩られた奇想天外な傑作クライムスリラー!暴走する才能に刮目せよ。

おれはジョン・ラーゴ。もちろん本名ではない。ヒューマン・リソース社のエース工作員だ。うちは表向き人材派遣の会社だが、裏では派遣インターンによる要人の暗殺を請け負っている。おれは子供のころから暗殺者として鍛えられ、ずっとここで働いてきた。だがもうすぐ25歳で引退だ。だからおれは新入り諸君のために、最後の任務を詳述して暗殺の心得を伝授したいと思う…。教則本の体裁で描かれる、血と硝煙と裏切りに彩られたキッチュでオフビートなアサシン・スリラー。鬼才衝撃のデビュー作!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

シェイン・クーン『インターンズ・ハンドブック』扶桑社ミステリー。

著者のデビュー作。かつての黄金期の扶桑社ミステリーを彷彿とさせるような奇抜な設定と先の読めないストーリーのクライム・サスペンス。

企業のトップを狩る最強の殺し屋、ジョン・ラーゴが執筆する新人ヒットマンの手引書『インターンズ・ハンドブック』……ダークでユーモラスなヒーローが硝煙と血煙にまみれた世界を疾走する。

今まで読んだことの無い作風は、さすが2018年のベストミステリーにランクインするだけの作品である。

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2018年12月11日

Posted by ブクログ

殺し屋さんが自分の半生を振り返りつつ、これから殺し屋デビューする新人に心得を語りかける……みたいな形式の話。ブラック&スプラッタが平気な人ならとても面白いと思います。半生……と言いつつもこの話の殺し屋さんは25歳定年なので若いし語り口も軽い。あと映画ネタが章のタイトルや会話にめっちゃ出ます。

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2018年08月23日

Posted by ブクログ

海外ドラマ人気シリーズ、生まれながらのシリアルキラー、デクスター。最愛の妻を亡くし幼な子と取り残された彼に真実の愛は芽生えたのか?
デクスターを彷彿とさせる孤児から殺し屋に育て上げられた本編の主人公ジョンは果たして愛を見出せたのか?

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2018年08月06日

Posted by ブクログ

殺し屋として育った主人公が後輩に残したハンドブックを読んでいる感じで物語が進む。
映画を観て社会を学んだ主人公が例えとして語る映画のシーンが多々登場する。私は楽しめたが、知らない映画が多いという人には、うざったくなるかもしれない。
映画のシーン探しを目的に再読してもいいかもね。

全体のプロットはニキータだね
冒頭にもその映画のワンシーンを紹介しているしね。

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2019年09月17日

Posted by ブクログ

 インターンとして会社に潜り込み、ターゲットを殺害するという暗殺者集団がいる。
 その組織に入ってくる新人に向けて、とある暗殺者が記したのがタイトルにもある「インターンズハンドブック」だ。
 皮肉屋で頭の良い暗殺者のジョンが語るインターンとしての、暗殺者としての心得と彼のインターンとしての最後のケースは実に絶妙である。暗殺者として人をだますノウハウは皮肉の効いたユーモアがあり面白い。

 そして、ラストであーってなる。ものすごい絶妙なバランスをとった小説である。主人公のあくどさや手口もこれ以上やれば陰惨で感情移入できないだろうし、これよりソフトであればリアリティがなくなる。
 面白かった。続編も読みたい。

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2018年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

企業に「インターン」と称して殺し屋を送り込む〈ヒューマン・リソース社〉に所属する一流の殺し屋であるジョン・ラーゴが、引退前に殺し屋の心得を後輩に向けて書き記した指南書…という体裁のサスペンス小説。
アメリカ映画でありがちなキザな言い回しが多すぎて、しかも本書が「ジョン・ラーゴが書き記した指南書」という体裁なため、セリフだけでなく地の文すら気取った表現のオンパレードなので、読んでいてゲップが出そうになる。
本書はジョン・ラーゴが引退前の最後の任務内容を語ったもので、ラストまで読んで「ボブが死んでジョン・ラーゴがHR社から引退(脱退)したのなら、この指南書を読む『後輩』という立場の人物は存在しないのではないか?」という疑問があるが…。
結局アリスはFBIの人間なのかボブの配下なのか? もしボブの配下なら、本書に所々挿入されているFBIの録音記録は何?
ストーリーとしてはなかなか面白いものの、あまりスッキリしない内容だった。

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2025年02月21日

Posted by ブクログ

おれはジョン・ラーゴ。もちろん本名ではない。ヒューマン・リソース社のエース工作員だ。うちは表向き人材派遣の会社だが、裏では派遣インターンによる要人の暗殺を請け負っている。おれは子供のころから暗殺者として鍛えられ、ずっとここで働いてきた。だがもうすぐ25歳で引退だ。だからおれは新入り諸君のために、最後の任務を詳述して暗殺の心得を伝授したいと思う…。教則本の体裁で描かれる、血と硝煙と裏切りに彩られたキッチュでオフビートなアサシン・スリラー。鬼才衝撃のデビュー作!

「謀略空港」ほど、リアル寄りにしていない分(そうでないところもありましたが)、かえって楽しめた。でも、「このミス」で9位とはね。

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2019年01月05日

Posted by ブクログ

標的企業に殺し屋をインターン生として潜入させ、要人を暗殺するHR社。そのエース工作員、ジョン・ラーゴが【25歳の定年】を迎えるにあたり書き記した後輩達へのhandbook(手引書)という体裁のアクションノベル。1にアクション、2にアクション、3,4がなくて5にアクションの徹底ぶりが潔い。有能ながら映画オタクの皮肉屋、妙に楽観的な妄信からポカミスも乱発するラーゴの【自分語り】が満載で、映画製作に携わる著者の紡ぐ物語は二転三転+どんでん返し+ラヴロマンスのB級ハリウッド映画そのもの。頭を使わず純粋に楽しめた。

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2018年06月20日

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