高里ひろのレビュー一覧
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ネタバレあばずれの母を持つヒロイン。
その母親が大金を持って眠っていたところをそのお金が入ったバッグを盗み、妹を連れて逃げるようにシカゴへ。
ヒーローはその2人がシカゴで見つけたアパートの住人で警部補。
ヒロインとヒーローの最初の出会いは最悪なものだったけど2人はお互いに惹かれるものを感じて…。
最初から飛ばしてます(笑)
訳者あとがきでダーティートーカーの意味を知ってこのヒーローにピッタリの言葉だと思った。
俺様で強引なんだけどこのヒーローは嫌な気はしなかった。
ヒロインのことを想ってるのが伝わってきたからかな。
ヒロインが置かれた状況の解決があっさりしていてこれはロマサスではないんだ、と。
ヒ -
Posted by ブクログ
表紙は最高。考えないことをめちゃくちゃ馬鹿にしてる。
専門家の立場で書かれた本なのに、感情や推論で書かれていた大半にはなんとも。もともとブログだったものに加筆したらしく、勢いは伝わってきた。それだけ怒ってるってことみたい。
専門家の定義で強く賛同できたところとして、「自分の専門における最悪のミスとその避け方を知っている」「非常に狭い分野でありとあらゆるミスを経験した」人間。ものごとを多少知ってる人間を専門家と見なすことのおかしさは、考えるべき。
考えることをやめると、飛びつくのは陰謀論。物事のつながりが理解しやすいし、秘密を分かった気にもなれるし、何より面白い。けど大切なのは、社会ってそんな単 -
Posted by ブクログ
偉大な数学者アイザックが亡くなった。里子の孫であるヘイゼルのもとにアイザックからの手紙が届く。彼のパソコンに保存された彼の方程式を消去する事、誰にもそのことを話してはならない、という遺言であった。数学や物理学が専門の他の親族ではなく、なぜ数学が苦手なヘイゼルなのか。パソコンのパスワードは何なのか。
さまざまな数式や方程式が出てくるが、数学が苦手でもまったく問題ない。登場人物が多くて、名前と親戚関係を覚えるのにちょっと苦労する。ヘイゼル目線と、ヘイゼルの兄グレゴリーの章、アイザックの息子フィリップの章が交互に続くなど、慣れるのにこれもちょっと苦労する。でも後半は、どういうことになるのか、どんど -
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おれはジョン・ラーゴ。もちろん本名ではない。ヒューマン・リソース社のエース工作員だ。うちは表向き人材派遣の会社だが、裏では派遣インターンによる要人の暗殺を請け負っている。おれは子供のころから暗殺者として鍛えられ、ずっとここで働いてきた。だがもうすぐ25歳で引退だ。だからおれは新入り諸君のために、最後の任務を詳述して暗殺の心得を伝授したいと思う…。教則本の体裁で描かれる、血と硝煙と裏切りに彩られたキッチュでオフビートなアサシン・スリラー。鬼才衝撃のデビュー作!
「謀略空港」ほど、リアル寄りにしていない分(そうでないところもありましたが)、かえって楽しめた。でも、「このミス」で9位とはね。