感情タグBEST3
Posted by ブクログ
登場人物が多く一見複雑でしたが、全てがある方程式を探すことにつながっていて、面白かったです。
タイトルが似ていることから、『博士の愛した数式』(小川洋子)を思い出しながら読んでいると、キャラ設定や出てくる数学知識にちょっとした共通点があり、懐かしくもありました。
Posted by ブクログ
タイトルのつけ方がうまい。
数学が全く苦手な人でも問題なしだが、知識のある人ならさらに楽しめるんだろうなぁ。
暗号謎解きミステリというよりは、数学の天才一家に生まれることの苦悩などが読み応えがあり、家族小説として楽しめた。
Posted by ブクログ
偉大な数学者アイザックが亡くなった。里子の孫であるヘイゼルのもとにアイザックからの手紙が届く。彼のパソコンに保存された彼の方程式を消去する事、誰にもそのことを話してはならない、という遺言であった。数学や物理学が専門の他の親族ではなく、なぜ数学が苦手なヘイゼルなのか。パソコンのパスワードは何なのか。
さまざまな数式や方程式が出てくるが、数学が苦手でもまったく問題ない。登場人物が多くて、名前と親戚関係を覚えるのにちょっと苦労する。ヘイゼル目線と、ヘイゼルの兄グレゴリーの章、アイザックの息子フィリップの章が交互に続くなど、慣れるのにこれもちょっと苦労する。でも後半は、どういうことになるのか、どんどん読んでしまう。
こんな数学あるか!と思いつつも、面白いトリックだった。