ジョン ル カレのレビュー一覧
-
大傑作。
一年に一度は再読していますが、読むたびに新しい発見があります。
初読のときは「なんだかわからないけどすごいんじゃないか!?」という感覚を味わうのもいいのではと思います。Posted by ブクログ -
序文だけでもうすっかり心つかまれてしまった。
大人による、大人のための文章。
これよ、これ! こういうのが読みたかったのー! と、私の脳みそ含むからだ全部が喜んでいるのを感じた。
もともと、ミステリや探偵小説の類はあんまり好きじゃないから、ジョン・ル・カレの作品も「ナイロビの蜂」しか読んだことない...続きを読むPosted by ブクログ -
最後にびっくりですよ、えっこれで終わりなの⁈
まぁル・カレらしいと言えばらしいのですが…
でも最後は映像で来ますよ、皆さん
あの情景がリアルに浮かんできて、えーっ!となるので、色々長いですが頑張って読んでください
あと、次の「スマイリーと仲間たち」の中で、「ティンカー〜」から出ている(割と)...続きを読む -
金字塔ってこういうのを言うのだと思います
ル・カレの文章に嵌る人にはたまらない本です
本→映画→本→映画の無限ループになること間違いなしですよ -
【罠にかかると知りながら】『寒い国から帰ってきたスパイ』,『テンィカー,テイラー,ソルジャー,スパイ』等の至極の諜報小説で知られるジョン・ル・カレが著した回顧録。自身も従事したスパイとしての活動から父親への葛藤した思いまで,謎の多かった著者の半生が明らかになっています。訳者は,推理小説の翻訳でも知ら...続きを読むPosted by ブクログ
-
面白かったです。
スマイリーが褒めてある箇所にくるたびニヤニヤしてしまいました。
ギラム、今回は出ないのねと思っていたらいい所で出てきました。スマイリーにギラムが付いてないなんて有り得ないですもんね -
ル・カレ初のベストセラーで,古典的名作との触れ込みだが,その評判に違わないおもしろさで,むさぼるように読んでしまった.
派手さの全く無い地味な諜報戦をメインに据え,騙す,騙し返すの応酬で攻守は二転三転し,驚きの背景が明らかになったあとに,後味の悪い結末を迎える.
やはりスマイリー三部作も読まざるをえ...続きを読むPosted by ブクログ -
スパイ小説と言えばフレデリック・フォーサイスと、本書の著者である
ジョン・ル・カレなんだよね、私にとっては。しかもふたりとも実際に
スパイだった。あ、フォーサイスは協力者だっけ。
私の中の2大巨匠のひとりでるジョン・ル・カレも既に85歳だそうだ。その
人の回想録だもの。読むでしょ、やっぱり...続きを読むPosted by ブクログ -
有名すぎるほどに有名な古典的スパイ小説。どうして今まで読まなかったのだろうか、というくらい。
今になって読んでみて、すごい、面白い、につきますね。
最初の方は人の名前とか、よくわからなくて、文体も理解しにくくて、私も年をとったな、名前覚えらんないや、と思っていました。他の人のレビュー見て、あ、私だじ...続きを読むPosted by ブクログ -
スパイ小説。と言っても一般的なスパイ小説の定義はわからないんですけど、ミステリー小説でもあります。
ミステリーである以上、何か謎があり、それを解明しないといけないのですが、本作では主人公のスパイ、リーマスの立場に立って、「自分は本当に大丈夫なのか。」ということが謎になります。
著者のルカレは元々スパ...続きを読むPosted by ブクログ -
映画「裏切りのサーカス」を観てから読みました。
ストーリーの大まかな流れは同じだけど、原作のこちらの方がかなり濃密で複雑。
冷戦の知識がないので苦労しながら読み進めました。
面白い!
頭脳戦でスリリングで、緻密な描写は風景が見えるよう。
自分も一緒に相手の眉の動きや目線の行方を見てるような気持にな...続きを読むPosted by ブクログ -
登場人物が多くて頭使った。ラストの急展開はまさにスパイ小説の醍醐味。ハラハラドキドキワクワク。
ただ3回くらい読まないと肝心の謎解きがよく理解できなかった…はは…
人物の内面を描かなくても、「どうしてその行動に至ったか」が周りの人物の行動で理解、納得できるのがすごいPosted by ブクログ -
スマイリー三部作の二つ目。長いけれど、最後まで読みきって欲しい素晴らしい小説。
何だか心を鷲掴みにされた。
三部作の中で一番ドラマ性があるかも。最後の激流のようにうねりながら進むストーリーを、是非体験してほしい。快感以外の何物でもありません。Posted by ブクログ -
ティンカー、テイラー…がものすごく面白かったので、(スマイリー三部作の一つと勘違いして)読み始めました。
確かに色々古いんだけれど、そんなこと関係なく面白い!!素晴らしいストーリーテリングや描写力。特に人物描写がすごい。どんな登場人物にも存在感がある。
著者が訴えたかったことは、今も全く改善されてい...続きを読むPosted by ブクログ -
ものすごく良かった!!!!
世界観も、ストーリーも素晴らしかった!!
映画を観てから読んだのですが、映画でそこまで理解できていなかったかも?という部分があったので、映画も見直そうと思いました。
文章はひっかかるところもあり、旧訳を読まれた皆さんの評価が良いので旧訳も求めてみました。
楽しみ。Posted by ブクログ -
ジョージ・スマイリーは、元英国情報部の現地指揮官。冷戦時には有能なスパイとして情報部を指揮していたが、世界情勢は緊張緩和(デタント)へと舵を切り、顔ぶれを一新したホワイト・ホールは情報戦も英米協調をうたい、かつてのような英国独自のスパイ網の必要性を認めなくなった。自前で情報をさぐるよりアメリカのいと...続きを読むPosted by ブクログ
-
二度読んだ。結果から言えば、ここは、と思わせる部分がないこともないが、全体的にはさほど読みづらさは感じなかった。読みづらさを感じる原因は、フラッシュバックを駆使した回想視点の導入による時制の交錯や、複数の視点人物の瞬時の転換といった原作者の文章にあるのではないか。しかし、一度目は多少苦労しても再読時...続きを読むPosted by ブクログ