ジョン ル カレのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前半は単調でただただ辛かったけれど、後半に入ったら俄然おもしろくなってきた。先に映画を見てたせいで、ギラムの人物設定にちょっと違和感があったけど、なんかちょっとくたびれた感漂うギラムも悪くない(こっちが原作なのに)。あと、ジム・プリドーの最後の行動の理由がすっきりわかる。映画もよいけど、情報が詰まりに詰まって、人物の心中が(複雑ではあるけれど)文章でじっくり読み込めて、原作もいいなぁと思った。
ただ惜しむらくは翻訳のセンスのなさ。ペンのインクを消すために『消しゴム』を使ったり、『ベルがチリンと鳴る』なんて言ったり、あとは『ステートメントを数センテンス』なんて書いてみたり、英語の比喩表現をそのまんま直訳したり…。文章がいかにも翻訳調なのは仕方ないにしても、単語やフレーズの訳ぐらいはせめて、もうちょっとなんとかならなかったのか…。翻訳ものは翻訳も含めての作品だと思うので、ちょっとそこが残念でした。難しそうだからあえて原書は見てすらいなかったけど、続きは英語でがんばってみようかなぁ…